Aunty Ayaの恋するハワイのおしゃれ術 第5回 海の男のおしゃれ術♪ (前編)
■絵になる「老人(?!)と海」♪
「海の男」って簡単に使ってはいけない名称だと思うのです。生涯、海で遊んだからこそ貰える称号。84才のダンは本物の「海の男」。ハワイでも由緒あるヨットクラブの1つ、ワイキキ・ヨット・クラブ(WYC)の会長を1979年に務めました。それ以降も役員として名を連ねる彼はクラブの生き字引と言われています。建築士だったダンは手先も器用。そんな彼の初めてのヨットは手作りの「Da Professor(教授)という1人乗りの木造の船でした。ヨットの技術が誰よりも巧みだった彼にふさわしい名前ですね。 その反面、「女性のいるところにダンあり」と言われています。女性を見ると顔いっぱいに笑顔を作り、両手を大きく広げてハグを催促。そして自分の頬を指でたたいてキスをせがみます。趣味は水彩画、特に女性の絵を描くのが大好きな、にくめないおじいちゃんなのです。そういえば船も英語では女性形であらわすんですよね〜。奥様とは14年間、その後のGFとは27年間、お2人とも亡くなるまで闘病生活を支えた献身的で優しいな紳士なのです。 船は手入れに大変な労力と時間をかけないといけません。彼は自分の年齢を考え、現在は自分の船は持たず、アロハ・フライデーに友人の船でヨットレースを観戦しながらのサンセット・クルーズを楽しんでいます。 トランスパシフィック・レース(トランスパック)という2年毎にWYCなどが開催するヨットレースがあります。これは1886年にカラカウア王がサンフランシスコのパシフィック・ヨット・クラブをホノルルまでのレースに招待したのがきっかけになったもの。叶わなかったカラカウア王の夢を実現するため、1906年に始まったレースです。現在はロスアンジェルス、サン・ペドロ沖からダイアモンド・ヘッド灯台までのコースを使っています。ロイ・E・ディズニーも参加するこのレースの支援メンバーとしてダンは、毎回大活躍! でも、ダンは自分の技術を最大限に生かすことができるディンギー(エンジンなしの小さな船)の方が好きだと言います。若かりし頃、トランスパックに対抗して1人乗りのディンギーでワイキキ沖からヒッカム空港までのレース「プアマンズ・トランスパック(貧乏人のトランスパック)」を主催していたエピソードは彼らしいですね。 ここで船に関する、英語のワンポイント・レッスン♪ ヨットは英語では豪華な船を意味します。日本でいうヨット、帆船はこちらでは「セーリング・ボート」といいます。モーターつきの船は日本ではクルーザーといいますが、英語では「パワー・ボート」。クルーザーはこちらでは大きな客船を意味します。そしてヨットマンの事はセーラーと呼びます。ハワイでヨットやクルーザーを持っていると言ってびっくりされる事のないように〜。本当ならもちろん、堂々とおっしゃってくださいね〜! (2009年10月更新) |
ハワイ在住Aunty AYA(アンティ・アヤ)のプロフィール | |
兵庫県宝塚市出身。�潟潤[ルドで9年間、服飾デザイナーとして活躍したあと、プレゼン/テクニカル・デザイナーとして伊藤忠商事�鰍フ東京と大阪、ニューヨークに勤務して、ファッション業界の第一線でバリバリと働く。色んなデザイナーと仕事をした事が人生の財産だそうです。現在はハワイにてライター業とノアノアの広報兼ユニフォーム・オーダーを担当中。ハワイの美しい海と自然の中で釣りバカ(?)な御主人とスローライフを楽しんでいます。
ブログはこちらhttp://auntyaya.hapagirlpikake.com/(9月にURLが変更予定) アンティ・アヤへのファンレターはこちらへどうぞ。editor@hawaii-arukikata.com |
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