ハワイ州過去最大のデモに、人種差別反対運動「Black Lives Matter」

Hawaii’s Weekend Black Lives Matter Protests Drew Thousands Statewide, The Biggest Demonstration

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2020年5月25日にアメリカ・ミネアポリス近郊で、黒人男性ジョージ・フロイド氏が、警察官に膝で首を押さえつけられて死亡した事件を受けて、全米を中心に世界中で広がっている「Black Lives Matter」人種差別の抗議デモが、ハワイ各地でも行われました。

先週末6月6日（土）は、アラモアナビーチパークからハワイ州庁舎にかけてデモ行進が行われ、最終的には1万人以上の参加者となり、ハワイ州で過去最大のデモとなりました。

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6月7日（日）の夕方には、何千人ものサーファーがアラモアナビーチパーク沖に出て、ジョージ・フロイド氏の死を悼み、同氏が警察官に首を押さえつけられて死亡するまでの時間9分間の黙祷と共に献花を捧げました。

ハワイ州における抗議活動はオアフ島だけでなく、ハワイ島やカウアイ島などネイバーアイランドでも行われました。ソーシャルメディア上では、アメリカ本土で一部発生しているような暴力的なデモの可能性を示唆するような噂も出回っていましたが、暴動化することなく一貫して平和的な抗議活動となりました。

6月8日（月）のハワイ州イゲ知事は、ハワイの人々が平和的に抗議活動を行ったことに対し感銘を受けながらも、新型コロナ感染拡大への懸念から、デモ参加者は数日間自己隔離をするようにと呼びかけています。

またイゲ知事は観光業再開の時期についても触れ、カリフォルニア州や、ユタ州、アリゾナ州、ネバダ州などアメリカ本土でまだ多くの新規感染者が発生している現状を例に挙げ、ハワイ州が6月中にアメリカ国内向けに観光業を再開することはないと述べました。

今週中に改めて、イゲ知事は観光業再開に向けた計画を発表することになっています。

（ハワイ・ニュース・ナウ、およびスターアドバタイザーを参照）

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