• ハワイの歴史、気候、地理などを扱った「知識編」と、旅行者にとっての必須トピックを扱った「実践編」にわけてお届けする「ハワイの基礎知識」。取り上げて欲しい内容がありましたら、編集部宛にお知らせください。

    ザ・バスを乗りこなす

    今回の「ハワイ基礎知識」のテーマは「ザ・バス」。これを乗りこなしたらオアフ島での行動範囲がグ〜ンと広がること間違いなしの便利な公共交通機関です。ここではザ・バスの利用方法や人気ルートを基礎編、活用編の2部構成で徹底解剖します!

    ハワイの「ザ・バス」は全米公共交通機関協会(American Public Transportation Association )から、アメリカで最も質の高い公共交通機関に贈られる賞、「ベスト・トランジット・システム 2000-2001」を与えられたほど、優れたシステムとサービスを誇るオアフ島の公共交通サービス。細かく路線化されたルートはオアフ島全体を網羅しており生活に欠かせない庶民の足として多くの人々が日常的に利用しています。

    その気になればたった$2でオアフ島1周の小旅行を楽しむことすら可能なザ・バス。なんといってもその魅力は1回の乗車につき$2均一という料金の安さと充実した路線網にあります。ノースショア方面までカバーする島1周のサークル・アイランドのほかにも、カイルア・ビーチワイケレのアウトレット、アロハ・スタジアムやパールハーバー、パールリッジ・センター...など、 旅行者にとって一度は行ってみたい場所を隈無く網羅。

    ホノルルからちょっと離れた人気のスポットへレンタカー無しでも足を延ばせるザ・バスは、生活の足として利用するハワイ在住者のみならず旅行者にとっても強〜い味方なのです。海外での不馴れな交通機関の利用はとかく不安なものですが、とりあえずワイキキからアラモアナあたりまでの短い路線からトライしてみませんか。

    <ザ・バスに関する基礎編>

    バスの車両とルート表示
    白地のボディにイエローとオレンジのラインが入り黒い窓枠の大型バスが「ザ・バス」の車両です。車両が2台連結されたタイプもあります。バスのルート番号と行き先はバスの正面上部と前方ドア左横の2カ所に表示されたルート表示板で確認。ただし同じ番号でも通過ルートや行き先が異なる場合があるのでしっかり確認してから乗車を。

    停留所
    ワイキキでは両面通行できるクヒオ通りがバスルートになっており、ほぼ1〜2ブロックごとに「The Bus」と書かれたサインのあるバス停が設置されています。バス停のサインには「〜ホテル前」といったような停留所名の表示は一切無いので宿泊ホテルから一番近いバス停を事前にチェックしておくことをお勧めします。

    乗り方と運賃
    乗る時は車両前方のドアから乗車します。このドアから降車する人もいるので全員降りたことを確認してから乗車しましょう。運賃は1回の乗車につき2ドル。子供は6〜18才が1ドル、6才未満の幼児は大人同伴なら無料(ただし幼児が2人の場合は子供1人分の料金になります)。支払いは1ドル紙幣でもコインでもOKですがお釣は貰えません。乗車時に運転席のすぐ横にあるボックスに投入する先払い制になっています。

    降り方
    車内アナウンスはないので降りるタイミングは自分で判断しなければなりません。

    降りたいバス停が近付いたら窓のところにあるヒモ(写真左上)を引いてドライバーに合図します。車両によっては窓枠にある黄色いテープを押して知らせるタイプもあります。どうしても不安な場合は乗車時にドライバーにあらかじめ降りたい場所を伝え最寄りのバス停に着いたら知らせてくれるよう頼んでおきましょう。親切に知らせてくれるはずです。

    降車は前方、中央どちらのドアからもできます。中央のドアを利用する場合にはドアの上方にあるグリーンのランプが点灯するのをまず確認。それからステップを降りドアのバーに軽く触れると開く仕組みです(写真左下)。待っていても自動的には開かないのでご注意を。また続いて降りる人のために降りた後ドアを押さえる心配りもお忘れなく。

    乗り換え(トランスファー)
    覚えておくと便利なのがトランスファー・チケット(乗り換え券)。このチケットを利用すれば2時間以内に一度限り乗り換えが無料でできます。チケットの切れ目にある時間(約2時間)を確認して有効に利用しましょう。

    最初に乗るバスで運賃を払った時に、ドライバーに「トランスファー・プリーズ」と言ってトランスファー・チケットを忘れずに貰っておきましょう。次のバスに乗車の際、このチケットをドライバーに渡してくださいね。

    バス内での注意事項
    バスのなかでは決められたルールを守り良識ある行動を心掛けたいものです。次のような禁止事項が定められていますからくれぐれも気をつけてくださいね。

    ・車内での飲食は禁止。もちろん禁酒、禁煙です。
    ・大きな荷物は持ち込めません。膝の上に乗る大きさが限度。サーフボードやゴルフセットは不可。ベビーカーは折り畳めるタイプなら大丈夫です。
    ・ラジカセは禁止ですが、ヘッドホンステレオはOK。ただし、イヤホンから音が漏れていない場合のみOKです。
    ・運転中はドライバーに話し掛けてはいけません。
    ・「COURTESY SEATING」と書かれたシートはお年寄りや身体障害者のための優先席です。
    ・濡れた衣服や水着での乗車はエチケット違反です。

    その他のインフォメーション
    ザ・バスのルートや運行時間などを詳しく知りたい場合はアラモアナ・センター1階山側にあるホノルル・サテライト・シティ・ホール(月〜金:9時〜17時45分、土:8時〜16時45分、日曜、祝日は休み)へ。詳細を記した無料の時刻表やルートマップが用意してあります。また24時間OKのテレフォンサービスでテープによるルート案内などを聞くことができます。電話 296-1818 にかけて繋がったら8287をプッシュ。続けて英語案内は1、日本語は2を押すとスタート。後はテープの指示通りに番号を押し、必要な情報をゲットします。

    長期滞在する場合や頻繁に利用する人には全ルート1カ月乗り放題の便利でお得なバス・パスがおすすめ。料金は大人$40、6〜18才$20でフードランド、スターマーケット、セブンイレブンの各店鋪や前述のホノルル・サテライト・シティ・ホールなどで販売しています。有効期間は買った日から1カ月ではなく各月の1日から月末までと決まっているのでスケジュールに合わせて有効利用を。

    また、旅行者向けには4日間全ルート乗り放題で$20というビジターパスもありこちらはABCストア全店で取り扱っています。

    お役立ち情報あれこれ
    ・時刻表は一応ありますが運行間隔はあまりアテにならないと思ってください。始発の場合はそれほどいい加減ではありませんが、サークルアイランドの場合、途中下車して次のバスまで延々と待つ可能性も非常に高いということをお忘れなく。常に余裕を持って行動し、ホノルルから郊外へ出かける場合は「暗くなる前に戻る」ということが鉄則。
    ・バスの中は冷房ガンガンでとても冷えています。長時間乗る場合にはバスタオルや上着などを忘れずに持ってゆきましょう。


    (2004年5月更新、2008年5月データ更新)

    お役立ち情報
    もっと詳しいザ・バス情報を求める方にはこちらを推薦。

    ザ・バスの公式サイト
    英語サイトですが、よく見てみると役に立つ情報がいっぱい。特に「routes & Schedule」のページでは、各路線ごとの地図と運行予定表をPDFファイルでダウンロードすることができます。運行表に記された時間はあまり当てにならないのであくまでも参考までに。その他に料金や記事で紹介した以外の人気ルートなども紹介されています。

    ザ・バスのホームページ thebus.org/