![](/img/diary/2004/aloha_saijiki/5/schoolitems.jpg) 新学期に備えて文具を新調するのは日本と同じなんだけど… |
●バック・トゥ・スクール・セール 貿易風が心地よく吹き寄せるはず… のハワイ。でも、8月はさすがに暑い! 日本のような湿度ではないし、贅沢は言えないけれど、なんだか年々夏は暑く、冬は寒くなっていっているようで、「今日も暑いね〜」が挨拶がわりのこの頃です。サマーバケーションのシーズンでもあり、アメリカ本土から、また日本からと、次々に懐かしい友がやって来る季節でもあります。そんな夏真っ盛りのこの時期に、なぜか新学期(それも新学年)がスタートしてしまうのだから、なんだか調子が狂っちゃいますよね。
アメリカの新学年は、伝統的には8月第4週あたりからスタートします。ハワイ大学も今年は8月23日から始まります。でも、ハワイの公立校の半数以上が調整スケジュールになった昨今は、8月初旬から新学期を迎えることも珍しくなく、ちなみに我が家の長女は7月29日から2年生、次女も8月中旬からプリスクールに入園となりました。
![](/img/diary/2004/aloha_saijiki/5/daiei.gif) 新聞には「バック・トゥ・スクール」の折り込み広告が |
新学期(新入学)の準備で思い出すのは、学校指定のお道具や体操服に母に名前を書いてもらったこと。新しい筆箱や鉛筆を選ぶのも、子供心にワクワクしたものでした。で、「母となったからには、我が子にも同じことをしてやろう!」と腕まくりをしてみたものの…、「アレッ、何だか様子が違う…」。学校からはSupply List(必要品リスト)なるものが配られ、全部に名前を書き込むことと言われはしたものの、どうやら勝手に買い揃えるらしいのです。リストを見ても「コンポジション・ブックって? No.2の鉛筆?」と、チンプンカンプン。ここは先輩ママにご指南を… と、PTA会長も経験済みという大御所ロコママに聞いてみたところ、あっさり、「ロングスのバック・トゥ・スクール・セールで全部揃うから」と一言。早速、新聞広告が入ると、飛んで行ってみました。
![](/img/diary/2004/aloha_saijiki/5/event.jpg) ブロックパーティーでご近所さんと親交を深める週末 |
●なんか独占禁止法違反!? 本当にアドバイス通り。別にロングスでなくとも、ダイエー、オフィス・ディポ、フィッシャーといった文房具を扱う店なら、必ず新学期用にセールをしているので、サプライリストの全品が、そこに行けばちゃんと揃うんです。それも、例えば、コンポジション・ブック(何てことはない、ただのノート)なら、それが1種類だけ置いてあるわけ。日本なら絶対キャラクターが表紙に印刷されたりして、デザインの違う数社のノートが氾濫しそうなものなのに、そんなモノは一切見当たりません。鉛筆にしても、日本の事務用鉛筆(黄色い六角形で先っぽに消しゴムがついてるヤツ)のNo.2(これはHBのことでした)が1種類。これなら誰だって迷うことなくリストを消化できるハズですよね〜。なんか独占禁止法違反じゃないのかと思う程、あっさりしたものでした。筆箱だって、スクールボックスと呼ばれるプラスチックのお道具箱がそれに相当するのですが、鉛筆を消しゴムや糊(のり)と一緒くたに放りこむだけなんです。「キティちゃんで、筆箱と鉛筆はおそろいにしよう…」とかいう世界はぜ〜んぜん展開しない! 名前だって、日本ではかわいいキャラの名前シールとかを貼ってきれいにつけるのでしょうが、マジックでトムとかキャシーとか、ファーストネームを書きこんで終わりです。実に、あっさり… 日本人的手先の器用さを発揮するチャンスもないまま、準備は終了しまいました。でも、やっぱり、ちょっとはきれいにしようと思い、娘と2人、P-TOUCHの流れ作業で大物にはシールをはっちゃっいましたけどね(笑)…
![](/img/diary/2004/aloha_saijiki/5/kids.jpg) 幹事である親の苦労とは裏腹に大はしゃぎの子どもたち |
準備があっさりは、何も小学校に限ったことではありません。次女のプリスクールなんて、日本の幼稚園と比べれば、雲泥の差。初日に持って行ったのは、お昼寝用のマット、お絵描き用エプロン、おもらし対策の着替えのみ。「やれ通園バッグは手作りで、お弁当には布ナプキンを持たせて…」とかいう、日本の幼稚園の準備品と比較することすらできません。
余談になりますが、お弁当についてもしかり。小学校1年生の遠足の付き添いをした時に観察したところ、「まず、お弁当箱が存在しな〜い!」。それもそのはず、使い捨ての袋に入れてきたものを、先生が一括して持ち運びするのです。ランチャブルというクラッカー・チーズ・ハムがパッケージ化されたもの、スパムむすび(それもコンビニの)、寿司詰め合わせ、ピーナッツバター&ジャムのサンドイッチ、チップス、くだもの、ジュースか水がポピュラーなアイテムでした。ちなみに、私の友人ママは卵サンドを持たせたら、「暑くて腐るかもしれないから、今度から別のものにして…」と先生に言われたそうな… 「所変われば…」とは、まさにこのことですよね。「アメリカのママに日本の幼稚園を体験させたら、きっと卒倒するだろうな〜」と、ちょっとほくそ笑んでしまう私です…
![](/img/diary/2004/aloha_saijiki/5/chris.jpg) 近所のチビッコたちと仲良くなれたかな? |
こうして子供たちは学校生活をスタートさせた訳ですが、親はまだまだ夏モード。このところずっ〜と来客が続いていてバテ気味だったのですが、先週末にはトドメのブロック・パーティーが我が家の前で(家の中でなくて良かった〜)開かれました。約60軒で構成されている新興住宅地に住んでいるのですが、ご近所の親睦を兼ねて季節ごとに、こうしたパーティーを開いています。前回の幹事が「今度はおたくの家の前にテントを張ってもいいかしら?」と聞いてきたので快くOKしたところ、「招待状には、しっかり我々が幹事と印刷されているではないか〜!!」。「んっ、ハメられた…?」。主人とニガ笑いしながら、ポットラック(持ち寄り)のメニューの調整などをし、ガレージを大掃除し… と大奮闘して当日を迎えました。招いて招かれてのホームパーティーが社交の基本のアメリカ人らしく、こうして新しい住人とも上手く付き合いをスタートしていくようです。 |
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