ありとあらゆる星条旗柄グッズが溢れます |
●恒例の花火大会 アメリカの夏で最大のイベントが、7月4日の「独立記念日」です。ホノルルでも、アラモアナ・ビーチで行われる花火大会は毎年大勢の人出で賑わいます。自由と平等という人類の宿願を建国の精神とするアメリカ。そして、それを誇りとするアメリカ人の愛国心を強く感じさせられるのが、この日です。それでは、実際に何をどう祝うのか? というと、これがまたとってもアメリカン! そう、「ホームパーティー」なんです。ここハワイでは、それが「ビーチパーティー」に変化したりもします。
人気スポットでは場所取りも大変です |
ビーチパーティーのメッカ、アラモアナ・ビーチパークでは、年中バースデーパーティーなどが行われています。規模の大きいパーティーになると、テント、ジャンパーなどを設営するし、ごく小人数の集まりならビーチチェアとヒバチ(携帯用小型BBQグリル)持参で準備完了。楽しいオシャベリがメインで、あとはビーチで遊んだりして、のんびり過ごすのがロコスタイルなのです。普段でも週末はパーティーの場所取りと駐車スペースの確保が難しいくらいの人気スポット、アラモアナ・ビーチパークなのですが、7月4日の独立記念日は特にすごい! 午後からのんびり… なんてまず不可能。日本の花見の陣取りに似たノリで、朝早くからベストスポットを確保しようとするロコ達が繰り出します。それもそのはず、この日は夜の花火までそこで過ごす訳で、花火が見え、かつ昼間は涼しい木陰のスポット… というと、確かに広大なパーク内でも限られてきますよね〜(笑)。
我が家はここ数年、乳幼児を抱えていたため、1日中出っぱなしで夜の花火までという日程には無理があり、アラモアナ進出はギブアップしています。というのも、実は数年前、アラモアナより混雑しないカイルアビーチの花火なら大丈夫かも… と思い、子連れで出かけたことがあります。午後のまだ明るいうちに場所取りをし(それでもパーク内の駐車場には車を止められず、住宅地の奥のほうに駐車)、張り切って花火を待ったものの、夜8時の花火が上がる寸前に子供は疲れて討ち死に… 結局、見せてやりたいと思って連れて行った花火なのに、子供は見ずじまいで帰って来てしまいました(泣)。やっぱり、場所取り部隊の人員を確保し(ロコファミリーなら、アンティーやアンクルがこの役目)挑むのが、独立記念日の正しい過ごし方かも…! あと奥の手は、花火が部屋から見れるホノルル市内の高層コンドミニアム在住の友人・知人宅でのホームパーティーにまぎれ込む! う〜ん、こっちが実はもっと本流かもしれない…(笑)。
各地でパレードも催されます |
その花火の規模はというと、アラモアナ・ビーチ沖から打ち上げられる花火は盛大で、ワイキキビーチの東端のヒルトン・ハワイアン・ビレッジあたりからも十分眺められる程。約30分ほどですが、まさに夏の夜空に広がるスペクタクルショーと言えるでしょう。でも、声を小さくして言わせてもらえば「日本のメジャーな花火大会のほうが、花火の巧妙さや数ではスゴイかも…」。けれども、やっぱり独立記念日の花火は何かが違う! それは花火を見物する人々の胸中に等しく存在する愛国心、それをシェアすることで生まれる連帯感と言っても大げさではないかもしれませんね。
楽しいカイルアで行われる独立記念日のパレード |
●ホームパーティーが主流 さて、この日のホームパーティーで目を引くのが、パーティーグッズの数々。テーマに沿ったデコレーションは、ホームパーティー好きなアメリカ人の得意とするところですが、もちろんこの日のテーマはスターズ&ストライプス! 赤・青・白または星条旗柄の紙コップやプレート、テーブルクロス、小物など、ありとあらゆる独立記念日テーマのグッズが店頭に出回ります。オールドネイビーなどの衣料品ストアでも、星条旗モチーフのTシャツやタンクトップ、タオルなんかも安く手に入ります。これをパーティーやビーチに着て行けば、雰囲気も盛り上がるというもの。国際結婚家庭で日米半々の我が家でさえ、捜せば結構ありました、星条旗グッズ! スカーフから写真立て、紙コップ、タッパー、果ては額縁(?)にいたるまで…! 思わず「星条旗よ、永遠たれ〜」という名セリフが脳裏を横切っちゃいました(アレッ失礼、ちょっと違いますかね…)。
投げられるキャンディーが待ち遠しい子供達 |
花火はノックアウトだった我が家の娘が、逆にとってもエンジョイしているのが前出のカイルアで行われる独立記念日のパレード。6月のカメハメハ・パレードの規模と比べたら、本当に小さなパレードですが、その気安さが逆に子連れにはとても心地よいのです。カイルアビーチから1ブロック下がりビーチと並行して走るカイナル・ドライブを直進して終わり… という短いパレードは、山車やオープンカーなども地元の商工会議所関連の会社や団体からの協賛、マーチングバンドも学区内の学校のバンドが中心というローカル色の強いイベントですが、ホノルル市長もオープンカーで例年参加しています。短距離パレードのオマケとして、参加団体の多くが観客である沿道の子供たちにキャンディーやクーポン券を投げてくれるので、それがまた子供たちには大ウケ。場所取りもさして大変ではないので、個人的にはお薦めのパレードです。カイルア近辺の住人は、パレード観覧後ホームパーティーへとなだれ込むのが定番らしく、パレード終了とともにあちこちからBBQの炭の香りが匂ってきます。やっぱりこれがなくっちゃ7月4日は締まらない! 独立記念日のキーワードはどうやら「パレード・花火・BBQ」と言えそうです。
●愛国心への願い
本来の愛国心とは… |
アメリカでは、キンダーガーテン(幼稚園年長)に入学すると同時に、「星条旗への忠誠」のフレーズを毎朝、学校で復唱するようになります。学年が上がると、歴代大統領の功績やアメリカ合衆国の歴史や地理なども学ぶようになり、その比重は全カリキュラムの中でも高いように思います。戦後の日本人にとって、「愛国心」という言葉にはちょっと距離感がありますが、こうした教育を受けて育つアメリカの子供たちの心に愛国心が芽生えるのは当然といえるのでしょうね。現在、イラク戦争が継続中でもあり、こうした愛国心がどうか「自由と平等」という本来の精神を称えるものであり続けてほしいと心から願い続けています。
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