第3回 ハク・レイに挑戦
今回もまたロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターで行われている、無料レイ・レッスンへ行ってきました。でも、前回の糸を通すだけの「プルメリア」のレイより少し難しい、水曜日の「ハク」というレイのレッスンです。
レイの中で良く知られているのはランやプルメリアを糸で通したタイプで、これは「クイ」と呼ばれます。けれども本当はレイには様々な手法・種類があり、使われる素材も花だけでなく、葉っぱ、木の実、鳥の羽、海草などバラエティ豊かなのです。この辺のことはまた勉強しなくてはいけないのですが、今日は「ハク」という、数種類のお花や葉っぱを編み込むタイプのレイに挑戦です。よくフラ・ダンサーが頭に飾っていたり、または帽子のリボン代わりに飾ったりします。もちろんこのレッスンはワイキキの超初心者クラスなので作品も略式の超シンプルなものです。
会場に行くと、今回は地べたに座るのではなく、ちゃんと机とイスが置かれていました。例によって「ハワイアン・タイム」で30分遅れで現れた先生は、山ほどのブーゲンビレアと彩りのための葉っぱを、どさっと机に置きました。その後、「ハク」についての説明があり、今日は花を糸に通すのではなく、「ラフィア」という木の皮からつくられたヒモのようなもので、花を束ねていきますという説明がありました。「ラフィア」はハワイではレイ作りやクラフトに欠かせない材料。クラフト・ショップなどで手に入りますが(今度買いに行くのでお店を紹介します)、無い場合はデンタル・フロスや、プラスティックのヒモ(名前がわかりませんが、ボンボンとか作る時に使うヒモ)でも代用できるそうです。作り方を簡単に説明すると・・・
材料:
● ブーゲンビレアの花(茎がツルのようになっていてしなる種類のもの)
● 葉っぱ(今回Arbor-Vitaeというひのき系の葉を使用。色がキレイで、つまんだときに折れないものならなんでもOK)
● ラフィア(この日は1mくらい。足りなくなっても継ぎ足せます)
作り方: 1. ラフィアを縦に半分に裂き、片方を3分の1の長さに束ねる。
2. 束ねたラフィアを、端から人差し指くらいのところで1重に結び、そのすぐ下にもう片方のラフィアを結びつける。
3. 3重の方のラフィアを土台にし、その上にまず葉っぱを3枚重ねる。そして根本を、もう片方のラフィアで3回巻き付ける。
4. 葉っぱの上に少しずらして、ブーゲンビレア(なるべく3つ花がついたもの)を置き、花の根本をきゅっと締めて、長い方のラフィアで3回巻く。 5. 3、4を繰り返す。今回の「ハク」はカマボコ型に仕上げるので、お花を重ねるのが上、下には何も入らないように、巻き付けたラフィアだけが見えるのが正解です。
6. 好きな長さまで作ったら終わりをほどけないように、何度か巻き付けたあと片結びにして、もう片方の端(人差し指分のこっているはず)とむすんで輪にしてできあがりです。 ※キー・ナンバーは「3」。お花も葉っぱも、巻く回数も全部「3」なんだそうです。 こう書くと、なんだか簡単そうですが、いや、本当は簡単なはずなんですが、私は大苦戦。花と葉を同じ方向に重ねることができずに、「巻いてははずす」を繰り返したのでした。そのうちに他の人はサクサク進み、小さい子供までが出来あがって頭に飾っているではありませんか!!!ショック!!私はその間まだ10cmしか進んでいなかった〜。1時間ちょっとのクラスは、すでに終わりつつあり、いつまでもやっていた私は先生から「はい、これはリスト・バンドね」といって結ばれてしまった・・・。まあ、大半の人はリスト・バンドでしたが、子供に負けたのがくやしい。「ま、いいや、子供は頭が小さいから」と意味不明の言い訳で納得し、今日は終了です。ブーゲンビレアにちょっと葉っぱのアクセントが入っただけの「簡単ハク・レイ」ですが、よく見ると結構キレイ。「これをどう使うのか?」というと、「???」ではありますが、その辺で咲いているお花を使って、楽しめるというのはナイスです。 この「リスト・バンド」はその後、オフィスの「ドア・ノブ」バンドとなり、ドライフラワーとなったのでした。(Akiko)
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