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第11回 HEE(ヘエ)のレイ

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2005年03月21日

第11回 HEE(ヘエ)のレイ

今週は、ホノルルの街のいたるところで見かける植物を使いたいと思います。この木はハワイ名HE’E(ヘエ)という名前で、「タコ」という意味です。そう、この木は通称「オクトパス・ツリー(つまりタコの木)」または、「アンブレラ・ツリー(傘の木)」と呼ばれているのです。熱帯植物の一種のようですが、ハワイでは公園や人家の庭先によく植えられており、枝を放射状に広げるその形はまさしく、足を広げたタコ(しかも吸盤付)、もしくは、ぱっと開いた傘のホネのように見えます。その枝にびっしりついた実は、ぼこぼことしたユニークな形(金平糖に似てるかな?)をしており、最初ピンク色に染まり、そのうち赤色に色づき、茶色になってしまいます。レイにはピンクか赤のものを使います。

この木、どこにでもあるんですが・・・それでいつか使おうと思っていたんですが・・・コンドミニアムの住人としては自分の庭がないので、人の庭か公共の場にある木を使わなくてはいけません・・・。いつもは某大学へ取りに行ったりするのですが、なんと木が高すぎて届かなかった・・・。そこで、自分の住むコンドの玄関に植えてある木に目をつけたのでありました。これなら手が届く。そして、暗くなってからこっそり・・・いただきました。枝を折るわけにはいかないため、はさみとビニール袋をもって闇夜にチョキン、チョキン(かなり怪しい)と実を根本の部分から切り取ります。70個くらい取ったでしょうか。でも実はたくさんあるから大丈夫です(と勝手に決める)。

あとは、いつもの通り1mくらいのたこ糸(しっかりした綿糸)か、2本取りのデンタルフロスを使い、12インチ(約30・)のレイニードルにかけます。もう片方の糸端は固結びします。そして実の根本(茎が付いていた部分)の固いところにレイニードルを入れ、糸を通します。ちょっと固いので実を左手で押さえて右手でエイっとさしていきます。7個針にさしたら、ゆっくりと糸端までひっぱります。あとはこの繰り返し。ころころしていてビーズ遊びの感覚です。

これだけでも結構かわいいのですが、花屋さんではよく、以前ご紹介したティーのレイや、白い小さな花のピカケとからませたりします。グリーン系と合わせれば男性向けのレイ、お花と合わせれば女性向きのレイに早変わりする臨機応変な実です。特にグリーンとの組み合わせはきれい。お花屋さんで見たのは、小さい葉っぱを3枚重ねて半分に折り、中央に糸を通していく方法(写真参)。実2〜3個おきに葉を入れるとバランスがいいようです。男性のお客様がハワイに来たら、試してみようかな・・・。

それにしても、うちのコンドの庭がこんなに使えるとは思ってもみませんでした。ティーリーフもプルメリアもあるし。管理人さん、ありがとう!大切に使うから許してね。(Akiko)

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