第6回 ハワイ大学
さて、ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンター、ビショップ博物館と、ガイドブックに出ているレイ・メイキングレッスンの王道を制覇した私は、次はもう少しディープなところに潜りこみたいともくろんでおりました。そこにロコの物知りお姉さまからハワイ大学にレイ・メイキング・クラスがあるとの情報が・・・。早速調べてみると、それはハワイ大学が一般の人たちにも公開している「アウトリーチ・カレッジ」の中のクラスでした。アウトリーチ・カレッジには「ノン・クレジット」、つまり単位と関係ない単発のクラスがあり、アートクラスにはレイ作りをはじめ、ギター、ピアノレッスンや歌のクラス、他にコンピュータのクラスや、ビンテージ・ワイン・テイスティングのクラスまであるのです。
1日だけのクラスなのはちょっと残念でしたが、さっそく申込むことに。クラス名は「ハク・レイ・メイド・イージー」。便利なことに、クレジットカードがあればオンラインで申込めます。授業料は3時間クラスで30ドル。クラスの2日前に電話があり、「はさみと、霧吹きと、自分の好きな花と葉っぱを持ってくるように」とのこと。 「え〜、30ドルもとっといて材料費込みじゃないの??」とブツブツ言いながら、当日はうちのダンナ様が大切に育てているシダの葉を数枚こっそり拝借。しかし花に関してはどんな花を用意すればいいのかわからないので、授業前に花屋へ。「あの〜、ハク・レイを作る花をください。」と聞くと、案の定「どの花ですか?」という答え。「どの花かわかりません」という意味不明な会話の末、お店の人が白いランとシダの葉の花束を選んでくれました。結構大きな花束が、たったの4ドル。ハワイはランが安い!(もしくはこの花屋が安い?)。
ハワイ大学のキャンパスに到着し、アート関連学部のビルディングを発見。なんだか学生に戻った気分でウキウキ。しかしその後不覚にも迷路のようなビルの中で迷子になってしまい・・・5分くらいうろうろしているうちに、アシスタントの人に救出されました。先が思いやられるスタート・・・。
さて、教室に入ると、すでに準備が始まっており、生徒の数は20人ちょっと。地元の人たち&ハワイ大学の学生らしき人々です。先生はシャーリーン・テシマさんという日系人でした(決して日本語を話せるわけではないけれど、名字が日本語だと妙にほっとする)。まわりを見回すと、みんな自分の家からとってきたと思われる、色とりどりの花を持ってきています。決して豪華な花ではないけれども、ハワイらしいカラフルな花たちです。どうやらわざわざ買ってきたのは私だけらしい・・・しかも、白いランだけ・・・。どうしよう・・・とドキドキしているうちに材料がどんどん配られていきました。以下、当日配られた材料です。
日本でもおなじみマリーゴールド(左)とハワイのシダ・パラパライ |
【材料】ラウハラ(木の皮でつくったヒモ)、フラワーアレンジメント用の針金(9cmくらい)、フラワーテープ(緑色)
【植物】ティの葉、花(マリーゴールド、ブルーリリー、ブーゲンビレア、白のラン!)、パラパライと呼ばれるレイに最適なハワイのシダの葉、その他のシダ、アスパラガスの一種、赤や黄のカラフルな葉(名称不明)etc.
そう、なんのことはない材料はすべて用意されていたのです!しかもランもあった・・・。花を持ってくるように、というのは自分のお庭の花も使いたかったら持って来てね、ということだったらしい。とほほ。前置きが長くなってしまいましたが、色とりどりの材料を前にワクワクしながら、いよいよレイ・クラスの開始です。(次回へつづく)。(Akiko)
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