第13回 謎のボゾバナのレイ
この花は、ハワイ名を「レフア・ペパ」とか「レイーフア・マウ・ロア」と呼ばれている花です。「ペパ゚」はペイパー、花の部分が紙でできているように、パサパサした状態なのでこう呼ばれているようです。し・か・し!花屋さんとか、園芸店など見かけるこの花は、たいてい「BOZO BANA」、カタカナにすると、「ボゾバナ」とかかれているのです。ローカルの子に聞いても「これはボゾバナだ」と言う・・・。なんか変な名前。
話はとびますが、ハワイには日系人が多いため、日本語がローカルの人たち(日系人だけじゃなくて)の生活に入り込んでいたりします。食べ物の名前はとても多く「ムスビ(おむすび)」、「タコ」、「ツケモノ」、「マンジュウ」・・・などなどたくさんの日本語が使われています。植物でも、「チソ」とか「ミツバ」とかそのままの名前で売られています。
そこで私は思うのです。この変な「ボゾバナ」と言う名前、「バナ」はきっと日本語の「花」だろうと。すると「ボゾ」は何か?このまん丸い花の形。何かに見えてきませんか?見れば見るほど・・・・ボウズ頭にみえてきませんか?苦しいかな?「BOZOはBOZU(ボウズ)のことでしょう!」と、興奮してローカルのみなさんに聞いてみると、「そうかもね」と冷たいお返事・・・。どなたか私の考えが正しいことをご存じの方がいたら教えてください。
というわけで話が逸れましたが、この花はボウズ頭のように丸く、細い花びらは紙のような手触りです。色は、紫、ピンク、白などがあり、それぞれの花に小さな包葉がついています。これを取ってしまってもいいのですが、今回はレイにグリーンを添えるために敢えて残しておきます。
今回はこの花を全部で70個くらい。濃い紫とピンクがかった紫をまぜて用意しました。1メートルほどのしっかりした綿糸(もしくはデンタルフロス2本取り)を、12インチのレイ・ニードルにかけ、糸の端を固結びでとめます。レイ・ニードルを花の根もとから刺して真ん中を通し、5〜7個の花を針にさしたら、糸の端までゆっくりと運びます。後はこれの繰り返しです。2色の花をバランス良く並べましょう。
ちまたでは、この花のトリプル・レイがポピュラーで、花を3方向に横向きに刺していく手法があります。でもこれだと花がいくついるのかわからなないので私はパス!。
このレイの保管は、ペーパータオルなどにつつんで乾いた状態で保管。もともとパサパサした感触の花なのでドライ・フラワーにするなら冷蔵庫に入れずに、そして少しでもみずみずしさを長持ちさせたい時は冷蔵庫に入れて保管します。(Akiko)
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