第5回 ビショップ博物館
今回行ってきたのは、ハワイの歴史や文化を伝えるビショップ博物館。はからずも偶然レイ・メイキングの体験をする機会に恵まれました。博物館へは、いつも行こう行こうと思いながらタイミングを逃していた(2年間も)のですが、レイの歴史の本を読んでいて「ハワイを知るためにはやっぱり一度は行かなくちゃねえ」と痛感し、重いおしりをあげたわけです。
ビショップ博物館では毎週土曜日にお花のレイ・メイキング教室を行っています。(ちなみに木曜日は羽飾りのレイのクラスがあります。)最初はそれに参加しようと電話で聞いてみたところ、最近、先生の体調がすぐれず、不定期になっているとのこと。その週もお休みだったため、計画を変更して「ホ・イケ・イケ・ツアー」という、日本人のガイドさんがついて館内の説明と、ハワイ文化に触れることができるツアーに参加しました。当日プログラムを見て大喜び。「レイ・メイキング」のレッスンが入っていたのです!。
館内ツアー、フラ・ショー、ランチの後、いよいよレイ・メイキングの時間。今回は「ティー・リーフ」という葉っぱを使ったレイです。ティーの木(写真右)は、ハワイでは昔から魔よけの効果があり幸運を呼ぶといわれており、レイにもよく使われる材料です。渡されたティーの葉っぱは長さ30〜40・くらいで、芯をとってタテ半分に切ってありました。
生のままでは固くて加工しにくいため、なんと「電子レンジ」でチンしてやわらかくしてあるとのこと!この他にもアイロンをかけたり、熱湯に入れたりして葉をやわらかくするそうです。
まずは2枚の葉を、ツヤのある面を外側に重ねて上の方でかた結びします。その結び目を、木の柱にフックがついている専用の道具(写真左)に引っかけて作業開始。最初に左右それぞれの葉っぱを左から右方向にねじり、そのねじった葉っぱをそれぞれ今度は反対に右から左へねじって(ツイストさせて)いきます。最初の2枚が残り5〜6センチになったら、新しい葉っぱをそれぞれに覆うように重ね、一緒にねじこんでいきます。つなぎめに葉っぱの端が出てしまうのはそれはそれでまた良いようです。ツイスト状に巻かれたティーが首にかけられる位の長さになったら、出発点の結び目の下のすき間に、終わりの端を通し、固結びをしてぬけないようにします。
これだけでも、素敵なレイになりますが、今回はこれにプルメリアとランをツイストのすき間に差しこみました。たくさん花が用意されていたので、ここぞとばかり思いっきりぎっしり花を差しこんでいたら、スタッフの方が近づいてきて、「日本の人はぎっしり花を入れちゃうけど、本当はティーの葉が見えるところがキレイなのよ」と言われ大ショック。そうか、多けりゃいいってわけじゃないのか・・・。う〜ん、まだまだレイの基本がわかってないらしい。レイ・メイカーへの道は遠い。(Akiko)
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翌日、反省して花を少なくした完成品 |
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