Hawaii's Smoking Law that Smokers Need to Know
ALOHA! 常夏のパラダイス、ハワイへの旅行を夢見る人は多いはず。しかし、喫煙法が全米で最も厳しいといわれるハワイで、うっかりして違法な場所にてタバコを吸ってしまい罰金刑に処されたら、せっかくの思い出が台無しに…。そこでMyハワイでは、愛煙家の日本人旅行者が知っておくべきハワイの喫煙に関する法律をリサーチしました。ハワイ滞在中に「しまった…!」なんてことにならないよう参考にしてくださいね!
(「法律により禁煙」の標識)
<目次>
1.タバコの購入と喫煙年齢について
2.空港、公共交通機関
3.ホテル、コンドミニアム
4.公園、ビーチ、ゴルフ場
5.ショッピングモール、小売店などのショップ
6.飲食・レクリエーション施設
7.職場、教育施設、医療施設
8.乗用車、レンタカー
9.ハワイ旅行に便利な基本情報
タバコの購入と喫煙年齢について
ハワイ州は2006年に喫煙場所に関する厳格な法律を施行しました。その後、2016年には電子タバコも同様に含む法改正を行っています。下記に挙げた場所のほか、建物の出入り口や開閉可能な窓から20フィート(約6m)以内の場合は禁煙です。
ハワイ州法によりタバコ(電子タバコ含む)の購入年齢は21歳以上と定められており、それ以下の未成年にタバコを販売するのは法律違反です。21歳以下の場合、タバコ所持・喫煙も禁じられています。
タバコの購入年齢が21歳以上というのは、全米でもハワイを含む6州のみです。以前ハワイ州議会で、タバコ購入年齢を2024年まで段階的に引き上げて最終的に「100歳」とする法案も出ていたほどです。100才はどうかとしても、近い将来購入年齢の引き上げが実施される可能性もあります。
またタバコの自動販売機等は一切なく、タバコを購入する際は対面販売に限られています。また、購入の際にはハワイ州運転免許証など生年月日が分かる身分証明証(ID)が必要となります。
州発行のIDがない場合はパスポートでも大丈夫です。
空港、公共交通機関
空港・飛行機
機内は言うまでもなく全面的に禁煙。また、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)を含む、ハワイ州内の空港内はすべて禁煙です。空港敷地内でも、駐車場など屋外であれば、一部で喫煙可能な場所もあるようです。詳しくは公式ウェブサイトでご確認ください。
ザ・バス、ツアーバス、トロリー
また、ホノルル市が運営する「ザ・バス(TheBus)」はバス停とバス内の両方で禁煙です。
観光のツアーバスやシャトル、トロリー等も一切禁煙です。個人の乗用車以外の乗り物では一切喫煙できない、と覚えておきましょう。
ホテル、コンドミニアム
ホテル
ハワイのホテルではロビーやミーティングルーム、バンケット施設、会議室、廊下、エレベーター、プールなど、屋内または屋外の公共スペースはすべて禁煙です。
客室はホテルにより全室禁煙の場合と一部喫煙可の場合があります。その場合は、客室内のみで喫煙が可能な場合が多く、ラナイでの喫煙は禁じられていることがありますので、喫煙ルームを予約した場合でも念のため、宿泊する各ホテルでチェックイン時などに確認してください。
ホテルによっては、客室内が禁煙でも屋外に指定の喫煙エリアが設けてある場合もあります。ホテル滞在中に喫煙したい場合は、喫煙可能な客室あるいはエリアが設けてあるホテルをあらかじめ調べて予約しましょう。
ワイキキでは昨年お部屋の改装を終えたばかりのイリマホテルには喫煙室がありますので、愛煙家の方は宿泊を検討してみてくださいね。
コンドミニアムなど集合住宅
ハワイでコンドミニアム(以下コンド)を購入したり、ワイキキやアラモアナでバケーションレンタルとしてコンドに宿泊したりする場合もあるでしょう。
私有のコンドに関しては、各コンドで室内の喫煙に関するルールが違う場合があるものの、最近では禁煙のところが多いようです。コンドによっては個人所有のユニット内での喫煙を許可する場合もありますが、建物と敷地全体が禁煙の場合もあるのでご注意を。
タバコを吸う場合、購入・宿泊前に各コンドの喫煙ルールをしっかりと確認しておきましょう。室内で喫煙が可能な場合でも、州法によりロビーや廊下、エレベーター、階段、BBQエリア、ランドリールーム、プールなどの公共スペースは中でも外でもすべて禁煙です。
各ユニットのラナイも、タバコを吸うと煙が流れて受動喫煙の恐れがあるため、禁煙の場合があります。
公園、ビーチ、ゴルフ場
州立公園
ハワイといえば美しい海や山で有名。でも、そんな大自然の中でスパスパ一服…は厳禁! ハワイの州立公園内での喫煙は一切禁止されています。
オアフ島内には多くの州立公園がありますが、その中でも日本人観光客が良く訪れるのは、もちろんあのダイヤモンドヘッド・トレイルがある「ダイヤモンドヘッド州立公園(Diamond Head State Monument)」。
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パリ・ハイウェイにある「ヌウアヌ・パリ州立公園(Nu`uanu Pali State Wayside)」と、マカプウ・ライトハウス・トレイルがある「カイヴィ州立公園(Kaiwi State Scenic Shoreline)」なども人気の州立公園です。
州立公園内にあるビーチや、ホノルル市郡政府管轄(オアフ島全域)のビーチパーク内における喫煙も禁止されていますので注意しましょう。
ビーチ
ハワイでは砂浜で青い海を見ながら一服…は法律違反。ホノルル郡(オアフ島全域)、マウイ郡(マウイ島、ラナイ島、モロカイ島)、ハワイ郡(ハワイ島全域)政府が管轄するビーチ(およびビーチパーク)では、ホノルル郡では1回目の違反は100ドル、2回目(一年以内)以降は200ドルの罰金、ハワイ郡は100ドル、マウイ郡では回数に拘わらず500ドル以下の罰金を科せられます。
カウアイ島は現在のところ、州が運営するビーチパーク以外では、同郡政府管轄のリドゲート・パークが禁煙となっています。
市営公園
アラモアナ・ビーチパークやワイキキのクイーン・カピオラニ・パークに代表される、ホノルル市郡政府が運営する公園はすべて禁煙です。
マウイ島とハワイ島の市営公園もすべて禁煙ですが、カウアイ島は前述したリドゲート・パークのみとなっています。
ゴルフ場
私営のゴルフ場では州および市郡政府の喫煙法が適用されません。各ゴルフ場の喫煙ポリシーに従い、喫煙が可能な場合は必ず指定された場所で行ってください。ただし、私営ゴルフ場でもレストランやギフトショップ等を含む公共の場所は州法の範囲内に含まれるため喫煙できません。
ホノルルの市営ゴルフ場は禁煙法の範囲内に含まれていませんが、ネイバーアイランドの市営ゴルフ場は含まれていますのでご注意ください。
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スタジアム、スポーツ施設
ホノルル市営のワイキキ・シェルやハワイ州営のアロハスタジアムのほかにも、テニスコート、野球場など、屋外のスタジアムやスポーツ施設でも喫煙が禁じられています。
屋外といえど厳禁なので、スポーツ観戦やコンサート観賞の際などには注意してくださいね! 喫煙する場所も気を付けてください。
ショッピングモール、小売店などのショップ
ショッピングモール
アラモアナセンターなど、ハワイ州内のショッピングモールはすべて禁煙です。これは屋根や壁の有無にかかわらず同じですので、気を付けてくださいね。(通路や駐車場も含む)。
アラモアナセンターの場合、日本の観光ウェブサイトでは喫煙できる場所などを記載されている場合もありますが、現在は駐車場を含む同センター敷地内すべてが禁煙となっています。
ショッピングセンター内に休憩できる場所があっても、タバコは吸えませんのでご注意くださいね。
小売店などのショップ
州法によりタバコ店を除くすべてのショップ(食品、雑貨、洋服などすべてを含む)においての喫煙が禁じられています。
しかしながらホノルル市郡政府の法律ではタバコ店でも喫煙が禁じられていますので、少なくともオアフ島ではどんな種類のお店でも喫煙は違法であると覚えておいてくださいね。
飲食・レクリエーション施設
レストラン、バー、ナイトクラブ
ハワイ州内のレストランは屋内、屋外のラナイ席ともに全席禁煙です。
レストランだけでなく、コーヒーショップや学校などのカフェテリア、サンドイッチ・スタンド、アイスクリームなどのデザート店、ケータリング施設、プレートランチ店を含め、食品を取り扱っている場所はすべて禁煙です。また、バーやナイトクラブでの喫煙も禁止されています。
レストランやバーで美味しいお酒を飲みながら一服…はハワイでは違法ですので、ご注意くださいね!
映画館、ゲームセンター、コンサート施設
映画館やゲームセンター、コンサート施設を始めとする屋内レクリエーション施設もレストランと同様禁煙です。
また、フィットネスセンターやジムなど、エクササイズをする場所も禁煙です。
職場、教育施設、医療施設
職場
ハワイ州内では公営・私営に関わらず、全ての職場で喫煙が禁止されています。オフィスなど建物内、または職場が屋外の場合でも当てはまりますので、ご注意ください。
ただし自宅を職場としていて、ほかに従業員がいない場合はこの限りではありません。
学校・教育施設
ハワイ州内では公立・私立にかかわらず、全ての教育機関では喫煙が禁止されています。ハワイ大学では建物内だけではなくキャンパス全体、また駐車場内でも喫煙はできません。
ほかにも、ホノルル動物園やワイキキ水族館、ホノルル美術館、図書館などの教育的施設や機関でも喫煙は禁止されています。これらの施設では中・外に関わらずタバコを吸わないよう注意してください。
ホノルル動物園(上)、ワイキキ水族館(下)
医療施設
病院など、ヘルスケア(医療)関連の施設でも喫煙は不可となっています。ただし、私営の老人ホームや長期滞在治療施設等ではこの限りではなく、喫煙室に入居している場合は喫煙が可能となります。
乗用車、レンタカー
個人所有の乗用車
個人所有の乗用車内の場合は喫煙可能ですが、オアフ島、マウイ島、ハワイ島では18歳以下の子どもが同乗している場合、喫煙が法で禁止されています。カウアイ島では、13歳以下の子どもが乗る乗用車内での喫煙が禁止です。
原則として、車内に子どもが乗っている際は喫煙できないことを覚えておいてくださいね!
レンタカー
アラモレンタカーを始めとする大手レンタカー会社の場合、車内は一切禁煙です。車内でタバコを吸うと返却時に追加の清掃料金等を科される場合があります。
レンタカーを借りる際、タバコを吸いたい場合は合法的な場所で車から出て吸ってくださいね。
以上、ハワイの禁煙法について説明しましたが、いかがですか?
「えっ、こんなに厳しいの!?」と驚かれた方も多いと思いますが、ハワイ州はとにかくタバコ規制が厳格な州。違法な場所でタバコを吸っていたら罰金刑に処された…ということにならないよう気をつけましょう!
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元気に遊ぼうさん said on 2019年10月13日
この厳しいタバコ規制はよくわかりました。しかしこの規制の取り締まりを誰が実施しているのかとても気になります。警官だけが行う仕事ではないので誰かが取り締るのだと思います。路上で喫煙中に怖そうなお兄さんに違反だから罰金を払えと言われたときにどうやれば権限を持ったパトロールなのか、ただのぼったくりなのか区別できるのか?、またどのように対応したらよいのか追加で情報お願いします。
匿名 said on 2019年02月22日
喫煙可能な場所も紹介してもらえると有難いですね〜。