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Eriko

ハワイから日本への渡航体験記 【2022年12月、ホノルル→羽田→福岡】

投稿者: Eriko 更新日:2023年01月21日

Travel Report from Hawaii to Japan【2022.December Honolulu via. Haneda to Fukuoka】

ALOHA! えりこです。2022年12月クリスマス前にハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)から羽田経由で福岡まで渡航しました。この記事では、編集部員のハワイから日本(福岡)までの渡航体験記をお届けします。日本とハワイ間を旅行する人も増えてきた今、この記事が旅行者の方々の参考になれば幸いです。

※以下の記事は2023年1月に、最新情報をもとに更新しています。

 

【目次】
1.事前準備:Visit Japan Web、ワクチン接種証明、ファストトラックの事前申請など
2.出発日:ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)にて
3.機内サービス
4.羽田空港に到着: 入国
5.羽田→福岡まで&ハワイから日本へ渡航した感想

 

 

1. 事前準備:Visit Japan Web、ワクチン接種証明、ファストトラックの事前申請など

2022年10月22日以降、日本政府がそれまで入国者や帰国者に義務付けていた新型コロナ検査や待機期間を撤廃し、3回接種済みの証明書、または出発72時間以内に取得した陰性証明書の提示にて入国が可能となりました(現在も一定の国を除いては検査や待機期間はありません)。

これによりハワイから日本への渡航のハードルがぐっと下がり、旅行者も増えてきました。

さらに以前推奨されていたファストトラックのアプリがさらに簡素化され、現在は渡航前にVisit Japan Web ビジット・ジャパン・ウェブ(https://www.digital.go.jp/policies/visit_japan_web/)にアクセスして、入国審査や税関申告、ファストトラックなどの手続きのすべてを出国前にオンラインで完了できるようになりました。

ワクチン接種を済ませる

2023年1月現在、日本へ入国する際の必須事項は、新型コロナウィルスのワクチン接種を3回受けたという証明、もしくはハワイを出発する72時間以内に受けた陰性証明書を提出することです。

私の場合はワクチン接種を2回しか受けていなかったので、やはり確実に入国できる方法として日本渡航前に3回目の接種を受けることにしました。

ハワイでは、在住者ならワクチン接種を薬局などでも無料で受けられます。私も近所のロングスドラッグスで予約をして、その日に3回目を接種してきました。

この後、日本入国のための申請を行いました。

Visit Japan Webサービスにアクセス

翌日には、Visit Japan Webにアクセスしました。 2022年11月1日からは、入国審査や税関申告に加えて、検疫(ファストトラック)の機能も加わり、同サイトから登録ができるようになったようです。

筆者の場合は入力に約1時間、ワクチン接種証明書の審査に2時間ほど要しましたが、それ以外はすぐに承認されました。2022年前半に同僚が日本へ渡航した際にはMySOSアプリを使用して承認まで5時間ほどかかったそうですが、私は思いのほか早く済んでよかったです。

日本到着の際の手間が省けるので、可能であればVisit Japan Webから申請されることをおすすめします。海外から日本へ旅行する人、またハワイ旅行から帰国する人も使用可能です。

1.検疫、2. 入国審査、3.税関申告の手続きをそれぞれ行います。入国審査と税関申告ではQRコードを取得できますので、入国の際にこれを提出します。

すべてが承認されたら、日本国籍保持者の場合はQRコードが赤→青に変わり、登録が終了となります。 利用可能な空港は、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港です。

Visit Japan Webの手順

公式ウェブサイトには、申請の方法から入国の手順まで詳細がわかりやすく記載されているので安心です。

操作設定篇という動画は、https://www.vjw.digital.go.jp/manual/main/visitjapanweb_manual_ja.pdfにとてもわかりやすく説明してありますので、利用してみてくださいね。

以下は手続きの手順です。

1. アカウントを作成する 
2. 情報を登録する、同伴者(家族)がいる場合は一緒に登録(※乳幼児など一人で手続きができない家族は同伴家族として登録が可能)
3. スケジュールを登録(入国・帰国)
4. 必要な手続きの登録をする
a. 検疫(ファストトラック)→審査が完了したらスクリーンが青に変更
b. 入国審査(外国人入国記録)※日本人と再入国する外国人の場合はいりません
c. 税関申告(ハワイから日本へ持ち込むもの、購入したものを申告する)→青いスクリーンでQRコード取得

これらの手続きに必要なもの:

●インターネットにアクセスできるスマートフォンやコンピュータなど
●ワクチン接種証明書(日本政府に承認されているもの)、または陰性証明書(出発前72時間以内に取得したもの)
●パスポート番号、旅行の日程なども必要なので準備しておくとよい(パスポートをアップロードする必要はありません)

 

2. ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)にて

チェックインは長蛇の列

さて、いよいよ出発となりました。旅の準備も空港へ来るのも久しぶりで、ワクワク感が半端ない編集部員! 国際線の場合は3時間前までには到着した方が良いとのことで、3時間半前くらいに空港に到着。

がしかし…、

今回利用のハワイアン航空のチェックインの前には長蛇の列!? チェックインにこんな行列は初めて!

並んでいる人たちを見ると地元の人が多いようでした。ハワイでは学生の冬休み始まりの週だったからか、ローカルの日本人気が再燃しているからなのかわかりませんが、一時間たっても進まない列に「私たち乗れるよね?」と不安がる人も出てくるほど。

そのうちセルフチェックインが開きました。しかしセルフチェックインは出来ない場合もあるとのことでどうしようか迷っていると、後ろにいた親切なローカルの家族が「荷物を見ていてあげるからいってきなさい」と言ってくれました(感謝!)。

ハワイアン航空の係員のヘルプで無事にセルフチェックインを終わらせ、受託手荷物を預けて、セキュリティチェックポイントで出国手続きを終了。セキュリティチェックポイントにもけっこう長い列ができていました。

ちなみに、出国の際にVisit Japan Webで発行されたQRコードの提示を要求されることはありませんでした。

今回の経験から、空港へは早めに行っておいた方が良いということを学びました。みなさまもお気をつけください。

空港のショップ

セキュリティを通過して搭乗口のあるエリアへ。新型コロナの影響を受け、お店の多くが閉店していた一昨年や昨年に比べると、現在は免税店をはじめとする多くのブランドショップやお土産品店が営業を再開しており、閉まっているお店は全体の約20%ほどでした。

フードコートも普通に営業しており、人々がテーブルに座って食事をしている様子が見られました。空港でマスクを着用している人もあまりみかけませんでした。ショッピングをする暇もなく、搭乗口のあるエリアまで急ぎ足で。

以下に、活気が出てきたハワイの空港の様子をご紹介します。

ブランドショップはほぼ全部営業を再開

どのフードコートも開いていました。スタバの前には相変わらず行列が!

営業を再開していないお店は2割くらい。

ハプニング勃発!

今回筆者は、ハワイアン航空の羽田経由、福岡国際空港到着を利用しました。

正午過ぎの出発便でしたが、時間通りに搭乗。

機内は満席。乗客は日本からの旅行者より、ハワイから日本へ旅行する人の方が多いという印象。隣の席に座っていた女性はクリスマスを利用して日本で働いているいとこに会いにいくのだと話していました。

そして、ハプニングが…。

時間通りに搭乗はできたものの、この日は米本土からの乗り継ぎ便が遅れているとのことで、乗り継ぎ客が全員搭乗して飛行機が離陸したのは私たちが搭乗した約2時間後。動いていない機内でじっと待つのって疲れるし、お腹も空きました(涙)。

羽田で乗り換えが必要な筆者は乗継便が心配になり客室乗務員に尋ねたところ、「羽田に到着してから係員に確認してください」との答え。心配しても仕方がないので、流れに任せることにしました。

 

機内サービス

ハワイアン航空の機内

 

機内サービスや設備もコロナ前と変わらない様子。客室乗務員はマスクと手袋は着用していました。座席前のシートポケットには、緊急時の安全のしおりとエチケット袋、座席にはビニール袋に入ったひざかけが置いてありました。機内誌は英語版のみで日本語版はなし。免税品販売も行われませんでした。離陸前には機内安全ビデオが上映されました。

ハワイアン航空の機内では、乗客のマスク着用は義務化されていませんでしたが推奨されているようです。

機内食は、離陸一時間後と到着前との2回出ました。最初の食事はチキンかポークのチョイスがありました。

ドリンクサービスも数回あり、アルコールも提供されていました。ハワイアン航空ならではのハワイ産ビールも提供されています。で、筆者もハワイのビールをチョイス! 

着陸数時間前にはサンドイッチと飲み物、マカデミアナッツチョコレートなど、軽食のサービスがありました。

飛行中に、日本入国の際に必要な書類が配布されましたが、この用紙は「『Visit Japan Web』ですでに入国手続きを終えている人は必要ありません」というアナウンスがありました。

税関申告書の書類で「税関の携帯品・別送品申告書」を含む内容を記入するのですが、筆者は事前に申請を済ませていたので何もしなくてよかったです。周りで用紙に記入している人は見かけませんでしたので、事前に申請を済ませていた方が多かったとみられます。

ハワイアン航空を利用したのは約3年ぶりでしたが、映画を3本観て過ごし、快適なフライトでした。約9時間で日本(羽田空港)へ到着。

 

4. 羽田空港に到着: 入国手続き

さて羽田空港に降り立ちました。17時過ぎだった到着予定時間は、出発が遅れたため到着は19時過ぎとなってしまいました。

ボーディングブリッジを出た空港の入口のところにハワイアン航空の係員が待機しており、飛行機の出発が遅れたため乗継の便に乗れない方が数名いることと、「壁に貼られた紙に名前がある人は係員に申し出てください」と言われました。

福岡行きの出発は19時でしたので時間は過ぎており、壁のリストには私の名前もありました。係員のところに行くと、今夜は乗り継ぎ便に乗れないため空港周辺のホテルに滞在になること、ホテルまでタクシーで行くこと、翌日早朝の福岡便(JAL)にて最終目的地まで行くことなどの説明を受けました。ホテル行きのタクシー代金と宿泊料金は航空会社持ち。

 

羽田空港へ到着後、空港出口までは以下のような流れです

Visit Japan Webから表示するQRコードを3カ所で確認します。

係員にVisit Japan Webの青色の画面のQRコード(ワクチン接種の証明書、もしくは出国前72時間以内に取得した陰性証明書)を見せます。編集部員は画面がすぐ出ずに少し慌ててしまいましたが、係員が助けてくれるので大丈夫です。

入国審査では、訪問の外国人はQRコード(黄色のスクリーン)を見せますが、日本人と再入国する外国人は自動化ゲートから入国。私は海外在住なので、念のためパスポートスタンプを押してもらって入国。

荷物を取ってから、税関に行きます。

水色のスクリーンを電子申告端末機でスキャンしてから、電子申告ゲートを通過して終了。筆者は端末機でスキャンしないで税関へ行ったところ、係員の人から端末機に戻るよう指示されました。端末機は税関の少し手前に設置されています。

羽田空港に到着してから空港を出るまでの所要時間は約40分でした。

 

5. 羽田→福岡まで&ハワイから日本へ渡航した感想

入国審査をすべて終えて到着出口を出たら、宅急便でスーツケースを実家に送りにいきました。今回は2個のスーツケースを持って帰省しましたが、その荷物でホテルと空港間の移動は大変だと思ったので。しかしここでも並ぶこと約20分…。

その後はタクシーを拾い航空会社指定のホテルまで。ホテルの部屋にたどり着いたのは21時近くでした。やれやれ…。

お腹が空いていましたが、もう遅かったのでホテル内の自動販売機で調達した飲み物と機内でもらったマカデミアナッツチョコレートを食べてこの日は就寝。

翌朝5時半出発の空港専用シャトルに乗りホテルから再び羽田空港へ行き、8時過ぎのJAL国内線で最終目的地の福岡へ向かいました。

羽田空港に着いたら即朝ごはんを調達!

今回は福岡空港に家族が迎えにきてくれる予定だったので、羽田空港到着後すぐ家族に連絡を入れ予定変更。家族はすでに空港に向かっていましたがUターンすることになり、翌日私は福岡空港から実家のある長崎までは高速バスで帰りました。

今回は予想外の展開でしたが、旅にハプニングはつきものなので日程はフレキシブルに多少余裕をもって動けるようにしていた方が良いと思いました。筆者のように乗り継ぎ便を利用する方は特に注意が必要かと思います。

今回ハワイから日本へ数年ぶりに渡航してみて、日本入国手続きががデジタル化され、簡素化されたと感じました。その結果、日本入国のプロセスがスムーズになったと思います。慣れずに戸惑った箇所もありましたが、係員が教えてくれたので特に問題はなかったです。

一昨年、昨年に帰国した同僚のときと比べると今回はコロナの検疫検査はほとんどなくなり、こちらもスムーズでした。ハワイ旅行を考えておられる方も、Visit Japan Webから帰国の際の入国手続きを済ませればあとは心配ありませんよ。

以下は、2020年~2022年とこの時期に日本へ渡航した同僚の感想です:

2021年と2022年の渡航時は、日本にフライトが到着してから空港を出られるまで数時間かかったり、空港からホテルに直行して7日間自己隔離をしていたのが、2022年12月の里帰りでは拍子抜けするくらい短時間で空港を出ることができ、空港から公共交通機関を利用して帰れたり、空港到着ロビーで多くの外国人客を見かけるなど、この2年間のコロナ禍での旅行の移り変わりをしみじみ実感しました。

パンデミック以降は、システムも状況に合わせて更新されるようなので、渡航の際には最新情報を確認することをおすすめします。

ここで編集部員えりこのハワイからの渡航記は終わりとしますが、まだコロナの影響が完全になくなったわけではなく、100%安心して旅行できるとはいいがたいですが、ここ数年と比べて海外旅行がしやすくなったのは確かですね。

皆様が2023年こそは楽しいハワイ旅行をされることを願っています!

(2023年1月更新)

 

この記事が属するカテゴリー: 出入国・到着ガイド, 基礎知識, 特集

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