第8回 ホリデーシーズン
●あけましておめでとうございます それにしても(机をドンッ!)、月日の経つのは何て早いんでしょうか。2006年ですよ、2006年! 戌年ですよ、戌年っ! って、驚きまくっているのは、多分私がハワイという季節感のない、かつ年齢的なしばりのない土地に住んでいるからかも知れませんね。ハワイにいると、何故だか年齢を意識しない、万年青年的な気持ちになってしまいがちなんですけど、実のところ日々はカチカチと音を立てながら前進しているわけで。 皆様にとって2005年はどんな年でしたか? そして2006年の抱負は何ですか? 私にとって昨年は、云わば「転機」の年でした。大学院に入って、今までにないような「スーパーハード」な研究生活を強いられ、毎日狂ったように勉強しているだけで日々が過ぎていく、という充実しているけど、幅の狭い、寄り道のない日々でした(あ、でも大食いは健在ですよ)。今年は大学院も2年目に入るので、卒業後の進路のことも考えつつ、ちょっとずつ生活の場、選択の幅を広げて生きたいと考えています。 皆様にとっても、私にとっても(ここ強調)、今年が素晴らしい年でありますように、ハワイからお祈りしています。 |
●ホリデームードもお正月で終わり サンクスギビングが終わると、街ではクリスマスツリーが売られ始め、車の屋根にツリーをくくりつけた車が目に付きはじめます。私は今、とてもコンパクトなstudio(ワンルーム)に住んでいるので、今年はツリーをあきらめて、ご近所さんと共同で、チカチカ光るカラフルな豆電球で壁と屋根を飾るだけにしました。 頂いたプレゼントは、ツリーがないので、パパさんチェア(ハワイでは一般的な、パラボラアンテナ型の椅子ね)の上にまとめておいたのですが、25日を待てず、少しずつ開けてしまいました。しかしローカルの友人たちによると「25日以前にプレゼントを開封するなんて、もってのほか!」らしく、ちょっと自分の欲深さを反省しました。 25日を過ぎると、何だか街も人も倦怠ムード。あとは大晦日の花火とお正月を残すのみです。こちらのお正月は日本に比べて、それほど大イベントという感じでもなく、坦々とした感じです。お正月が過ぎたら、「あーホリデーシーズンも終わったな〜」といった感じで、あとは気持ちを日常に戻すのみ。なんだか一抹の寂しさがありますね。 |
●出雲大社のお正月 最初の数年はずうずうしくも巫女装束に着替えて、フェイク巫女さんとしてお手伝いしていたんですが、さすがに申し訳なく、ここ数年は出雲大社のたすきをかけて、お守りを販売したり(というか、お授けしたり)、お神酒やキャンディーを配ったりしています。 毎年、大晦日の11時半頃から、沢山の人々が集まり始め、階段の下に並びます。参道の両側にお守り、おふだ類をセットし、入り口近くにお神酒とキャンディーを並べたら、神主さん巫女さん、ボランティアもスタンバイして新年を待ち構えます。日付が変わる瞬間に、太鼓がなりひびき、一斉に「ハッピーニューイヤー」と挨拶を交わします。何処からともなく(実はテープなんだけど)雅楽が流れ、おめでた気分が盛り上がります。初詣客は殆どがローカルの人々ですが、たまに在住の日本人や旅行者の方々も見かけます。まずは手洗い場で手を洗うのですが、ペーパータオルがセットしてあるのはさすがアメリカ。手を洗ったら参道の階段を上がり、お参りします。ペットを連れてお参りしている人もとても多いんですよ。殆どが犬か猫ですが、たまに爬虫類系や珍獣、もしくはその辺で捕まえたのではなかろうかと思われるハトやマイナバード(九官鳥の一種)を連れてくる人も。ペットも大切な家族の一員、家族揃っての初詣はとても微笑ましく心和む光景ですよね。 |
●参拝の後は、お守りも調達 |
●ハワイならではの気さくなご挨拶で新年を 出雲大社のボランティアで、何といっても嬉しいのが食事。婦人会の方々が、私たちの為に、「本格おせち料理」を用意してくださるんですが、これが本当にトラディショナルな懐かしの味なんですよ。でもフライドチキンやPOKE、ドーナツなんかも用意されているのは、ハワイならでは。あれこれ食べてすっかり満腹したら、また仕事に戻ります。ハワイにあとどれだけ居られるのかはわかりませんが、ハワイに居る間はできるだけお手伝いしたいと思っています。 というわけで、パーティー三昧のあとは、ボランティア、と、今年も充実したホリデーシーズンを満喫することができました。もうすぐ新学期、そろそろ気持ちを切り替えないと。といいつつ、まだまだ正月モードです。 |
|
コメントを残す