第3回 検診スケジュール
●日本とほぼ同じ検診スケジュール
ようやく、妊娠発覚騒動も一段落。まるで、まな板にのったコイのように、検診に通う日々が始まりました。ハワイでの妊婦の検診スケジュールも日本とそう大差なく、以下のように組まれています(ただし、病院や主治医によって多少の違いあり)。
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ちなみに、満10ヶ月で出産と数えるのは日本風。アメリカでは0ヶ月からカウントして満9ヶ月で出産です。ちょっと紛らわしいので、今後は週数でお話しすることにしますね。
●1週間の無事を確認する儀式
さて、悲しいかな、ハイリスクを背負ったわたしには普通のスケジュールはどこへやら。最初から最後まで、毎週ドクターのもとに通い続けることになりました。週1回の黄体ホルモンの注射と、体調の変化を緻密にモニターするため… というのがその大義名分ですが、もうこうなると病院通いは1週間を無事に過ごしたことを確認する「儀式」のようなもの。相変わらずス〜ッと登場するコササ先生に、いつものように「ハワユ〜?」と聞かれ「OK!」と答えるわずか1分間が、なんとも言えない安心感をもたらしてくれます。でも、よ〜く考えてみると、OKじゃなかった時も長い話はなく、「テイク・イット・イージー!(お大事に)」のシメで、1分間で終わったような気がする… けっこうイイカゲン? でも、診察料を毎回取られた訳でもないので(注射代のみの請求)、まあいっか?!
●気になる体重増加
あと、検診といえば、妊婦が毎回必ず計られる「体重」。日本の育児雑誌やママ友達の体験記によると、日本のドクターは体重増加にとても厳しいようです。「適正な体重増加=理想的な妊婦」という図式は見事に徹底されていて、7〜8キロの体重増加が理想的とされているとか… もちろんハワイでも体重の増えすぎはチェックされ、度を過ぎればキツ〜イ「おしかり」が入りますが、標準的な体重増加は25パウンド(約11キロ)前後。血圧上昇などの問題がない限り、人によっても異なりますが40パウンド(約18キロ)までは大丈夫とされてるみたい。この違いは一体なんなの?? 日本の厳しさは、ひと昔前までは「妊婦は太るもの」とされ、とにかく食べることを奨励しすぎていた常識を覆すためでしょうかねぇ…? 思わず「良かったよ〜、ハワイで妊婦になって… 」とつぶやいてしまいました。だって最初の頃は悪阻(つわり)で、ろくなものを食べてないのに太ったし、いくら妊婦とはいえ体重のことで責められるのは、やっぱり精神的にツライものがあります…
●担げる縁起は全て担ぐ?!最後に、病院通いが始まった頃、院内のギフトショップで見つけたと〜ってもオメデタイ植物をご披露します。このちっちゃなバンブー(竹)、水栽培だけでいつまでも葉の部分が育つという中国の縁起物。鉢のなかには小石が敷き詰められているだけ。それだけじゃ終わらないのが、さすが病院のギフトアイテム! これでもか〜と紅白の水引が飾られ、その上を折り紙の銀色の鶴が飛び立っているモチーフには、思わずあまりのメデタサに肩が震えました(笑)… なんか日中合体、オメデタづくしって感じ? あまりのインパクトに思わず縁起をかついでゲットしたこのバンブーは、その後のドラマをじっと我が家の片隅で見守ってくれたのでした。お陰様で無事出産できました。ゲンのいいバンブーにシェイシェイ(謝謝)!!
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