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ハワイ歩き方事務局
人気連載「憧れのハワイウェディング」

第11回 ついにゴールイン! Part2

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2006年10月23日

第11回 ついにゴールイン Part2


2人で入念に計画したレセプションの顛末は?!

挙式後、パーティーが始まるまで
フラワーシャワーの後は、ゲストと記念撮影。参列してくれたお互いの家族や友人と、たくさん写真を撮りました。トッド君はロコだけあって、多くの親戚が来てくれました。が、トッド君の親戚一同と写真を撮るとき、なぜか妹さんが見あたらず、「あれれ、どこに行ったのかな?」と探してみると、すでにパーティー会場のガーデンでビールを飲んでいたのでした(笑)。「う〜ん、ハワイっぽい」。挙式が終了してからパーティーが始まるまで30分ほど時間があったので、先にオープンバーを開いていたのです。オープンバーとはバーテンダーが会場の一角でビールやワイン、その他のドリンクなどを無料で用意してくれるサービスのことなのです。


ズラリと並ぶシャンパングラスもロマンチック

このときからDJにも入ってもらい、バック・グランド・ミュージックも始まりました。DJは司会者のマイクを用意したり、音楽をコーディネートしたりと、音響関係を担当します。実はこのバック・グランド・ミュージック、トッド君と私で全ての曲を選んだのです。約3時間分の音楽を考える作業はとても大変でしたが、「よく頑張ったなぁ」と、終わった今ではいい思い出です。

ゲストは、パーティーが始まる前に受付を済ませます。受付ではゲストブックに名前や住所を記入し、ウェディング・ギフトを渡します。受付からは、テーブル名の書かれたカードを各ゲストに手渡します。テーブル名は番号ではなく、プルメリア、ハイビスカス、ピカケ、イリマなど、ハワイのお花の名前をつけました。ちょっとした私のこだわりです。


ちょっとリッチに敷地を貸し切り

●会場設定
パーティー会場は、チャペル横のガーデン。ゲストが多いので、ちょっとリッチに敷地を貸し切りにしました。前日の雨などすっかり忘れてしまうくらい爽やかな空の下、緑と花に囲まれた美しいガーデンでパーティーができることに感謝しました。トッド君と私の席は噴水の横で、後ろにはかわいい花をたくさんつけたプルメリアの木。噴水の端の前に司会のテッドさん。その前に広がる芝のガーデンエリアとゲストハウス1階ガーデン側の一室に丸テーブルを置き、ゲスト用の席にしました。

受付はゲストハウスの入り口、入ってすぐのところに配置しました。入り口に一番近いところにウェルカムボード、そして受付があり、その先のテーブルにエンゲージメント・フォトアルバムを置き、ゲストが見られるようにしました。このアルバムがとても好評で、自分たちの記念に撮ったものだったけれど、持ってきて大成功でした。


テッドさんの巧みな進行で盛り上がるレセプション

●ゲット・ザ・パーティー・スターティッド
拍手に包まれて、私たち新郎新婦が入場するとパーティーの始まりです。まず、テッドさんがハウスキーピング・ルールズを説明しました。これは、お手洗いや喫煙場所などをゲストに知らせるためのものです。小さな子供を連れたゲストも多かったので、ケイキ・ルーム(子供部屋)も用意したので、その説明もありました。続いて、トッド君と私の家族の紹介。それが終わると、サーバーの皆さんがシャンパンの入ったグラスをゲストに配り、テッドさんの音頭で最初の乾杯。トッド君と私のシャンパングラスの持ち手には、小さなお花とリボンのデコレーションが付いていて、さり気ないことだけど、スタッフの心遣いをうれしく感じました。

通常、ハワイの結婚パーティーでは、このあとフリータイムになります。私たちもパーティーが始まって10分程度で食事、歓談の時間にしました。日本の結婚披露宴では、食事の前に長いスピーチがあったりしますよね。ハワイでは、何より食べるのが先です お腹がいっぱいになってから、ようやくプログラムの開始となります。


懸命にケーキを頬張る新郎のトッド君

●プログラム
私たちのプログラムの設定時間は1時間。まず、ブライズメイドのスピーチ。次に、ハワイでは恒例の「アウト・オブ・タウン・ゲスト」の紹介。海外やメインランド、ネイバー・アイランドからはるばる来てくださったゲストに感謝を込めて、レイを贈るのが習慣です。次もロコ恒例の「バンザイ・トースト(乾杯)」。これはトッド君のグランパ(おじいちゃん)にお願いしました。

そして、ケーキカット アメリカでは、ケーキをお互いに食べさせあいます。トッド君と私はあらかじめ、「ケーキはできるだけ小さく切って、口につかないようにしようね」と約束していました。私は味も分からないくらい小さな一口分を無事、口に入れました。(でも、ゲストのみんなから「ケーキ、おいしかったよ〜」と聞き、ちゃんと食べておけば良かったと少し後悔…)


幸運のブーケを勝ち取ったのは私のいとこでした

一方、トッド君の番がきたその時、彼のお友だちから「そのまま食べさせちゃえ」という声が上がりました。残りのケーキのかけらはまだ大きいまま… どうしようか、と一瞬迷ったけれど、そのままトッド君の口へ押し込みました 周りからがドッと笑いが起きて、楽しいひとときになりました。

次はブーケ・トス。10人程の独身女性の中から、見事ブーケを勝ち取ったのは私のいとこでした。そして、ファーストダンス。二人の思い出の曲「クレイジー」を噴水の前で踊ったのは、「ちょっと、恥ずかしかったなぁ」。最後に、トッド君と私、そしてお互いの家族のスピーチ。次ぎに、フェイバーをゲストに配りました。その間、センターピース(各テーブルに飾っていたお花のアレンジメント)の抽選会(ラッフル)がテッドさんによって同時進行。最初に配ったカードに通し番号を付けていて、当たった人にプレゼントという訳です。

そうそう、一つサプライズな出来事がありました。それは、日本のお友だちが会場にメッセージカードつきのフラワー・アレンジメントを送ってくれたのです 思いもよらなかったので、涙が出るくらい感動しました。結婚式を通して涙が出たのは、このときが最初で最後でした。


出席してくれたゲストの皆さん、ありがとうございました

●パーティーを終えて
最後に思うことはただ一つ、「感謝の気持ちでいっぱいです」。歌手が賞をとったときなど言いそうな台詞(せりふ)ですが、どんな言葉よりも「皆さん、ありがとうございました」の気持ちの方が強い気がします。最後の方は準備の忙しさで大変だったけれど、なんとか乗り切れたのは、コーディネーターはじめ、私たちの結婚式に関わってくれた全ての人の協力があったからこそ。この場をお借りして、深くお礼申し上げます。貴重な時間をさいて私たちのために足を運んでくれたゲストの皆さんにも、心から感謝しています。


心強いコーディネーターのお陰で大成功だったレセプション

これから結婚する人に、一つアドバイス パーティーをするなら、細々したことを手伝ってくれるコーディネーターが必要だということです。私たちは、知り合いのコーディネーターに最後の最後で協力を依頼しました。コーディネーターとは、パーティー全体のまとめ役のような人。プランニング、ベンダーの選択、当日は新郎新婦がやりたくてもできない仕事を引き受けてくれます。挙式当日は各ベンダーから品物を受け取ったり、受付をまとめたり、時間の配分に注意したり、写真を撮るときにドレスをちょっと直してくれたり、レイを配ったり、と大忙し。ロコ風の結婚式をするなら、お世話役がいるにこしたことはありません。ハワイ・イベント・コーディネーターのスタッフはロコの結婚式に詳しい上、英語だけでなく日本語でも相談できるので、私たちのような結婚式をするカップルにはいいですよ。

次回は、結婚式のその後についてお話します。

*今回の掲載写真はラヴィ・ファクトリーにご協力いただきました。

グロリア・ブライダル・サービス
Gloria Bridal Services

(グロリア・ゲストハウスの問い合わせ)
場所:3050 Monsarrat Ave., Honolulu, HI 96815
電話:808-922-1050
FAX:808-922-1055

ハワイ・イベント・コーディネーター
Hawaii Event Coordinators
場所:1400 Kapiolani Blvd., #C4-150, Honolulu, HI 96814
Eメール:hec@hawaii.rr.com

プロフィール
彩(あや)
ハワイ在住3年目。某外語大学卒業後、東京都内で笑顔と英会話が武器の受付嬢となる。OL生活4年目に、かねてからの夢だった海外生活を実現するため、ハワイ留学を決行。趣味はテニスとゴルフ、B級グルメ探求。夢はイルカと泳ぐこと。

トッド
ハワイ大学マノア校卒業。現在、某広告会社に勤務。特技はカラオケ、ヨーヨー。趣味はフットボール観戦。ちなみに「サンディエゴ・チャージャース」の大ファン。夢は日本語をペラペラに話せるようになり、可愛い2人の子供のパパになること。



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