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ハワイ歩き方事務局
人気連載「憧れのハワイウェディング」

第02回 挙式の場所

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2006年01月23日

第2回 挙式の場所


教会選びのキーワードは「紅い絨毯のバージンロード」と「清潔感」

譲れない条件
ウェディングをするとなったら、まず決めなければいけないのが「挙式の場所」。「たくさんある中から、どう選ぶか」が、まず問題ですよね。「あっちもいい、こっちも素敵…」と迷ったら、「これだけは譲れない!」という条件を考えるのが良い方法だと思います。ハワイでの海外ウェディングを計画している人だったら、「海の見える教会」あたりがポピュラーな条件になりそうかな…

私の条件は「紅い絨毯(じゅうたん)のバージンロード」と「清潔感」でした。教会も使わず、ただ「ビーチで」というのにも憧れていたのですが、トッド君に「もし雨が降ったらどうするの?」と諭され、却下。以前、ロコのお友だちがアラモアナの先にあるカカアコ・ビーチパークに牧師さんに来て頂き、青空の下で結婚式をしたのです。「ハワイらしくて、いいなぁ…」と私は密かに思っていたのですが、雨の確率は少ないにせよ、余計な心配はしたくない… ここは彼の意思を尊重して、私もすんなり了解したのでした。

次は、トッド君の条件。「挙式場所からレセプション会場まで、車で移動しないで済むこと」、「ホノルル市内」、「ホテル以外」、「100人は収容できる広さ」、それに「駐車場があること」。ハワイでの結婚式に何度も出席している彼は、私よりこだわりがあるようです。


ダイヤモンドヘッドを背景に佇むグロリア・ガーデン・チャペル

●グロリア・ガーデン・チャペル
ダイヤモンドヘッドの麓にある「グロリア・ガーデン・チャペル」はカピオラニ公園の近く、モンサラット通りの住宅地の中にひっそりと佇んでいます。実は、私が以前住んでいた家のすぐ側なのです! しかし、周りはヤシの木やよく手入れされた樹木に囲まれていて、車で通り過ぎるだけだと大きなゲストハウスがチラっと見える程度。私は長い間、「この豪邸には、どんな人が住んでいるのだろう…」と思っていたくらいでした。

週末に教会巡りをしていた私たち。それ以外にも、今までお友だちの結婚式に出席してきたことを考えると、相当な数を見てきました。その中でも、二人の条件に合ったのがこのチャペルだったので、アポを入れて、中を見学させてもらいました。ちなみに外から見るだけなら、「アポイント」はいりません。このときにトッド君の気持ちは、「探していたのはここだった!」と固まったそうです。


敷地内のゲストハウスで参列者にも心配り

私たちが特に気に入ったのは、「ゲストハウスが敷地内にあること」でした。ロコの結婚式に出席する場合、挙式がホテルでなければ、教会からレセプション会場まで自力で移動するのです。「自力」と言っても歩いて行けるような場所ではなく、もちろん車で移動します。これは当たり前なのですが、いくら車を持っているロコでも「ちょっと面倒くさい」と思うそうです。自分たちが主役の結婚式でも、トッド君は「自分のときには、ゲストにこんな思いをさせたくない」と思っていたそうです。私も同様に、車を持っていないハワイのお友達や日本から来てくれる親戚、友人たちに不便をかけたくなかったので、これは好都合でした。教会でこのようにゲストハウスを持つところは少ないようです。


「ケーキカットはここで…」と夢が膨らむロマンチックなガゼボ

グロリア・チャペルのゲストハウスは宮殿風。中にはレセプションルームが何部屋もあり、広々としています。またガーデンにはガゼボもあり、レセプションやパーティもできます。見学に1時間近く費やした私たち。チャペルの設備を確認したり、レセプションルームを一つひとつ見て回ったり。慎重派のトッド君は、お手洗いまで点検していました。私はチャペルの手前にあるガゼボで、「ここでケーキカットでしょ…」なんて考えたり、気分はすっかり結婚式に舞い上がっていたのでした。 あれ、私って「結婚式はしなくてもいい」って言ってなかったっけ?


大きな窓から緑がのぞく、開放的なチャペル内

●チャペルも決まって一安心
グロリア・ガーデン・チャペルは敷地の中にチャペル、ゲストハウス、ガゼボ、芝生のガーデン、ゴージャスな滝のプール、駐車場などが揃っています。周りはヤシの木やトロピカルなお花に囲まれていて、とても明るい雰囲気。普通の教会とは違って、結婚式専用のチャペルなので、設備はバッチリです。造られてまだ8年ということで、とっても綺麗だし、スタッフは全員が日本人。もちろん、英語も話せるのでトッド君も大満足です。

実は、グロリア・チャペルの方から、シーライフ・パークの隣りにある「セント・カタリナ・チャペルもオススメ!」と言われていたので、ある日、ドライブがてら見に行きました。こちらはチャペルの目の前がビーチ! まさに、海を見ながらの挙式です。窓も大きく、開放的な雰囲気でした。窓から見えるラビット・アイランドと真っ青な海の美しさ、さらにチャペルの新しさに、かなり心を揺さぶられた私たちでしたが、「最初の判断の方が正しい」ことが多いし、セント・カタリナから帰る車の中でたまたまケンカをしてしまったことなどもあり、グロリア・チャペルに決めたのでした。


頼もしいチャペル・スタッフの存在も忘れてなりません

私たちの条件を、すべて見事に叶えてくれそうなグロリア・チャペル。「ここにしよう」と、実は見学前にほぼ決めていたのですが、案内して頂いたことで、スタッフの優しさにも触れ、ますます気に入ってしまいました。嬉しかったと同時に、ホッとしたのも事実… お互いの条件を満たし、それ以上に気に入った場所を見つけ、そこにお任せすることが決まり、一安心。結婚式までの道のりは、まだまだ長いけど、まずは第1段階突破です。


うやうやしく跪いて… やっぱりプロポーズはこうでなくちゃ

●プロポーズ
アメリカ式のプロポーズがあるのを、ご存知ですか? 日本の男性の場合、友人の話を聞くところによると、普段のシチュエーションの中でサラっと言う、もしくはプロポーズの言葉もないうちに結婚話になっているそうです…

アメリカ人の男性の場合、そうはいきません! 男性はロマンチックなシチュエーションを演出し、パッと片膝をついて、プロポーズの言葉を言ってダイヤのリングを女性に差し出し、女性が「イエス」と返事をするのが一般的なパターン。ダイヤのリングはあらかじめ男性が用意しておきます。

片膝をつくというのがポイントで、これで女の子は「あ、プロポーズされる!」って気がつくそうです。こんなシーンはロマンス映画の中でだけと思っていたけど、本当にそうなんです。なんだか、お姫様みたいな気分になりますよね。ま、実際その瞬間はビックリして、私は何も考えられなかったけれど…

● 幸せになれる言い伝え
結婚式の伝統に、「サムシング・オールド、サムシング・ニュー、サムシング・ボロー、サムシング・ブルー」と呼ばれるものがあります。挙式当日に、「古いもの」「新しいもの」「借りたもの」「青いもの」の4つを身に付けると、花嫁は幸せになれるそうです。

「サムシング・オールド」は代々花嫁の家庭に受け継がれてきたもの。母親や祖母のジュエリーやウェディングドレスなどがこれにあたります。「サムシング・ニュー」は新しいもの。幸運と成功を象徴しています。新しい生活を祝福し、順調にいきますようにという願いを込めて、ウェディング・ドレスや小物、靴などを新調します。「サムシング・ボロー」は隣人愛を表し、幸せな結婚をしている女性から何かを借りることで、その幸せにあやかります。ドレスやドレスに関するもの、もしくはハンカチなど。「サムシング・ブルー」は花嫁の愛、貞節、純潔の象徴です。青のリボンやガーターなどに使われます。

花嫁っていうのは、いろいろ準備するものがあるのです… 「ふぅ」。私、サムシング・ボローだけは、何ヶ月も前からお友だちにベールを借りていたのですが、何とそのお友だち、最近別居したとのこと… この場合、やっぱりそのベールは不可ですよね? あぁ、ガックリ。

次回はウェディングフォト、アルバムのお話です。お楽しみに!

グロリア・ガーデン・チャペル
Gloria Garden Chapel

問い合わせ:銀座クチュール・ナオコ・ハワイ(Ginza Couture Naoco Hawaii)
場所:2222 Kalakaua Avenue Honolulu, HI 96815
電話:808-923-3400
FAX:808-926-1791
ホームページ:www.naoco-wedding.com

プロフィール
彩(あや)
ハワイ在住3年目。某外語大学卒業後、東京都内で笑顔と英会話が武器の受付嬢となる。OL生活4年目に、かねてからの夢だった海外生活を実現するため、ハワイ留学を決行。趣味はテニスとゴルフ、B級グルメ探求。夢はイルカと泳ぐこと。

トッド
ハワイ大学マノア校卒業。現在、某広告会社に勤務。特技はカラオケ、ヨーヨー。趣味はフットボール観戦。ちなみに「サンディエゴ・チャージャース」の大ファン。夢は日本語をペラペラに話せるようになり、可愛い2人の子供のパパになること。



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