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君の夢叶えます 第17回 料理上手の妻の夢を叶えて、ハワイでパスタ対決したい(後編)
●和の素材で作るびっくりカルボナーラ VS イタリアの伝統的なカルボナーラ
●最後の総仕上げ、審査員の料理評論家マシューさん登場、そして… 一方、イタリアンの達人、濱本料理長は余裕の構え。 濱本料理長:数分で一気に作ります。それまでにしておくことといえば、チーズを削っておくこと、飾りの焼きチーズをつくること、麺をゆで始めることだけですね(ニヤリ)。 終了時間間近になって、にわかに厨房があわただしくなりました。目にも留まらぬ速さでパスタを仕上げていく濱本料理長。対する典子さんも負けていません。鮮やかな手つきで、秘密のカルボナーラが着々と出来上がりつつあります。 と、そのとき、レストランの入り口に現れたのがハワイで有名なグルメ評論家で、パスタ・チャレンジの審査員を務めてくれるマシュー・グレー氏。「お、良い香りがしてるね〜」とご満悦です。 |
●緊張の試食タイム! 勝利の女神はどちらに微笑む? マシュー審査員:「さあ、今日はどんなカルボナーラが登場するのかな? イタリアンは僕の得意分野。心して食べさせもらうよ!」 典子さん:できました〜♪ 濱本料理長:こちらも大丈夫です! 今回のパスタ・チャレンジでは、どちらがどのパスタを作ったかは全く明かさずに、審査員のマシューさんに2種類のパスタを食べてもらいます。そして、どちらのパスタが好みか決めてもらいます。
典子さんが用意したのは、和風のビックリ食材が使われた「秘密のカルボナーラ」。何と、ビックリ食材とは、典子さんの故郷、京都山城の名物「タケノコ」でした〜! しかも和風だしで麺をゆで、青紫蘇、干しエビがトッピングされています。 一方、イタリアンの達人が用意したのは、伝統的なカルボナーラ。隠し味には白トリュフを漬け込んだオリーブオイルが。卵に生クリーム、チーズとパンチェッタの風味が複雑に絡まり、それに焼きチーズが飾られた美しいもの。
さっそく、それぞれのパスタを食べ始めたマシューさん。麺を口に含み、香りを吸い込んで、ありとあらゆる角度から審査します。味以外に盛り付けもチェック。その姿を固唾を呑んで見守る挑戦者と達人。 まずは典子さんの秘密のカルボナーラの講評から。 マシュー審査員:「う〜ん、これは美味しいね! 珍しい素材が使われていて、工夫に満ちているよ。独創性があるね。全体的にあっさりとしていてヘルシーだね。もう少し塩を効かせてもいいかな? でも、本当に美味しいよ」と、ご満悦。 続いて、イタリアンの達人、濱本料理長のカルボナーラ。 マシュー審査員:「お、トリュフだね(嬉しそうに)。良い香りだ〜。麺もアルデンテで最高に良い状態でサーブされたね。これは、まさにイタリア本場の味だね。うーん、最高! 素晴らしい一皿をありがとう!」 美味しい2皿を口にして幸せそうな料理評論家のマシューさん。さっそくお気に入りの1皿を決めていただきましょう。 マシュー審査員:「どちらも本当に美味しくて、選べないくらいだよ。困ったな、本当に。どちらもカルボナーラなんだけど、全く違った切り口の2皿だね。伝統的なものと独創的なもの。そうだな〜、どうしてもどちらかを選べというなら、今日の僕は工夫に満ちた、たけのこ入りのカルボナーラを選ぶよ。初めて食べた味で、感動したよ。盛り付けも美しくって良いしね。これを作ったのはどちら?」 「はい、私です!」 「典子さんに、アランチーノからプレゼントがあります」 アランチーノのオーナーである稲村さんから典子さんに、キャップと賞状がプレゼントされました。なんと、キャップの後ろには「シェフ」の文字が! ハワイで大人気のイタリアン・レストラン、アランチーノから「シェフ」の認定を受けた典子さん。おめでとうございます! というわけで、今回も大、大、大成功! (おしまい)
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(2008年9月更新)
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