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第41回 アロハの心を熊本に! Move4Japan代表、竹林篤さん

投稿者: アキラメン 更新日:2016年06月02日

Interview: Move4Japan Founder Atsushi Takebayashi

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2016年4月14日に熊本地震が発生しました。Myハワイ編集部でも、被災地支援を行いたいと思いチャリティガレージセールを実施した結果、皆様の協力のおかげで寄付金を集めることができました。そんな中、東日本大震災発生時から、被災地支援を行い続けているNPO法人Move4Japan代表の竹林篤さんが、先日パロロ本願寺にて、熊本地震の被災地支援チャリティイベントを行いました。(ちなみに私アキラメンもライブパフォーマンスに参加させてもらいました。見に来てくれたみなさん、有難うございました! )

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竹林篤さんは、ハワイで焼きそばを焼くことで、その売上金を寄付したり、被災地で焼きそばを焼いて炊き出しを行ったりするなど、独自の方法でチャリティ活動を行っています。

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被災地の復興のために頑張り続ける竹林篤さんの活動をもっとみんなに知ってほしいと思い、竹林篤さんにインタビューをお願いしました。

Myハワイ編集部(以下アキラメン): パロロ本願寺でのチャリティイベントを行ったきっかけを教えてください。
竹林篤さん(以下篤さん): 震災のニュースを聞いて、熊本にいるプロゴルファーの知り合いや、東北のボランティア仲間が気になって連絡を入れました。現場に支援物資を持っていくことも考えたけれど、今はいろんな難しい問題があることが分かりました。そこで、まずは現金を用意して被災地に届けようと思いました。それも団体などに託すのではなく、自分の目で被災地を見て、本当に必要としている場所に早く届けたいという思いで、チャリティイベントを自分たちでやろうと決心しました。

アキラメン:パロロ本願寺でチャリティイベントを行うのは初めてですか?
篤さん:いいえ。2011年の東北震災時に、初めてチャリティイベントを開いたのがパロロ本願寺でした。今回のイベントと同じようにライブやバザーを行いましたよ。

アキラメン: 今回のイベントの感想を教えてください。
篤さん: もう本当に凄かったです。あんなに盛り上がると思っていませんでした。当日は、トライアスロンなどの様々な行事と重なっていて、人が集まるか不安でしたが、アキラメンも卒業式が終わってから駆けつけてくれてチャリティライブに参加してくれたよね(笑)。みんなの温かい気持ちが集まったおかげで、貯まった金額もすごかったです。

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アキラメン: 合計金額はどれぐらいになりましたか?
篤さん: $3,179です。日本円にして34万円ぐらいかな。カーウォッシュだけで、$635になりましたよ。

アキラメン: 素晴らしいですね! だいたい何台ぐらい洗車されたんですか?
篤さん: 担当のボランティアスタッフに聞いたら大体80台ぐらいだそうです。そういえば、カーウォッシュは$8だったのに、$100もくれた人がいました。ほかに$50くれた人もいましたよ! やっぱり、ハワイはチャリティへの関心、気持ちが強いですね。

アキラメン: 東北支援で行ってきた活動のことを教えてください。
篤さん:この5年間で、東北は約120ヶ所の地に訪れました。そして、焼いた焼きそばは2万7,500食ぐらいです。それ以外には、ミュージックライブをしたり、ビーチ清掃をしたり、漁師さんのお手伝いをしたりしました。

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福島県の仮設住宅にサンタクロース姿で登場する竹林篤さん

アキラメン: 今回、被災地ではどのような活動をされる予定ですか?
篤さん: 今回は電車で熊本と大分に行って、被災地の方々からまずお話しを伺う予定です。これからどのような形でサポートしていくのがいいかを直接聞いて、それに合わせて活動をしていこうと思っています。まず、5月25日から29日までの5日間、熊本と大分で予定をとっています。そして、6月19日、20日、21日ぐらいに、もう一度訪れる予定です。そのときは東京から車で行って、必要な物資を届け、炊き出しも行います。救援物資に関して言えば、最初の頃って、水とかトイレットペーパーとか生理用品とか必要なものが大体決まっているんです。でも、2ヶ月くらい経つとまた色々変わってくるので、その状況に合わせて、被災地からのリクエストをもとに準備していこうかなと思ってます。

アキラメン: 焼きそばを焼いて被災地を支援しようと思ったきっかけを教えてください。
篤さん: 関西出身なので、自分に何ができるかと考えたら、焼きそば、お好み焼きが出てきました。でもお好み焼きって大勢に配るには時間がかかるでしょ? だから、焼きそばが一番いいなぁと思いました。焼きそばもいろんな具を考えたんだけど、豚ミンチが一番、油があって味も美味しくて、火が通るのも早いので、被災地でどんどん焼くのに適していました。それに、牛は焦げ付きやすいけれど、豚ミンチだと焦げつかないんですよね。

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(上写真)竹林篤さんやアキラメンが定期的に参加しているハワイのビーチ清掃団体「ホノルル海さくら

アキラメン: 最後に、被災地のために何かしたいと考えている人たちにアドバイスはありますか?
篤さん: 人間はみんな優しくて、何かをしてあげたいという気持ちをすでに持っていると思います。支援の仕方には色々ありますよね。たとえば、寄付というお金の形もあれば、自分が現地に行ってみるという方法もあります。ただ、注意しなければいけないことは、焦って「早く被災地に行かなきゃ」、「他の人がボランティアをしているのに自分だけしていない」と遅れをとっているような気持ちに駆られてはいけないということです。それより、「支援をしたい」という気持ちを貯めておくことが大事です。動かなければいけない時は絶対に来ます。そのときに、行動を起してください。チャリティを義務感で行ってはいけません。

アキラメン: 確かに、自分の気持ちで動くことが大切ですよね。
篤さん: それと、お金の寄付や炊き出しなどを行う行動が、周りから「偽善」といわれたりもします。しかし、私は、東北で支援活動を行っていたときに、今でも忘れられない名言を耳にしました。「偽善でも何回も続ければ本物になる」という言葉です。偽善だと周りが言おうが、困っている人たちを助けてあげるために行っている行動だから、気にする必要はないんです。どこまでが偽善かという問題ではなく、現地の人たちのために行っている支援活動は、向こうの人たちにとって必要なものなんです。この言葉が、今でも私の背中を押してくれています。行動を起こすことが恥ずかしいと感じる人もいるかもしれませんが、「自分はやるだけだから」という姿勢を貫くことが大切だと思います。

アキラメンありがとうございました! 日本での活動応援しています!

竹林篤さんの熊本での支援活動は、本人のフェイスブックからご覧になれます。このインタビューを読んで、被災地のために何かしたいと思った方は、その気持ちを大切にして、準備ができたら小さなことでも行動しましょう!

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