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ハワイ歩き方事務局
人気連載「素敵なハワイ在住者」

第16回 ハワイアン宮廷フラの流れを汲むクムフラ、カイポ・パークさん

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2009年07月19日

ハワイの歩き方編集部が、素敵なハワイ在住者にインタビュー。おすすめスポットや、休日の過ごし方、ハワイに住むようになった経緯や人生のモットーなど、ハワイに住む人々の日常に迫ります。

第16回 素敵なハワイ在住者 ハワイアンの伝統的な「宮廷フラ」の流れを汲むクムフラ、カイポ・パークさん

素敵なハワイ在住者
素敵なハワイ在住者
Marian Ka’iponohea Park
さん

クム・フラ
「ハラウ・ホオカマホロ」主宰
www.healinghula.com

先日、ハワイアンの伝統継承者であるカイミロア・ダハンさ んから「私はこのフラ・ハラウに通っているのよ」と聞いて、クム・カイポ・パークのフラのクラスを見学させてもらうことになりました。ハワイアンの聖地の 取材を通じて、ハワイの文化についてもっと学びたくなったので、ちょうどフラ教室を探していたところだったのです。聖地に行くときは、レイを作ったり、ホ オクプ(捧げもの)をするのですが、フラを奉納できるようになればいいなあ、と思いました。でも、フラハラウは練習も厳しいと聞くし、いろいろ掟があるそ うなので、ハラウに所属するのは無理とあきらめていました。それに、ある著名なフラマスターのクラスを見学していたときに、こともあろうか私は思わず目を 瞑って踊りよりも音楽に聞き惚れてしまったのです。しかも、スローな動きを見ていて、なんだかイライラしてしまう始末。自分にはフラは無理かもしれない、 と思っていた矢先のことです。クム・カイポ・パークが大地に捧げるためフラを教えていると聞いて、「これだ!」と思いました。実際にクラスを受けてみる と、確かに一見して普通のフラ教室とあまり変わりません。でも、踊っている目的が明らかに違うと、終わったときの感動が違います。クムは、ハラウの生徒た ちと一緒にハワイのいろいろな場所にいってフラをハワイの大地への捧げているのだそう。そうすると、マナを失ってしまった場所が少しずつ生命力を取り戻し ていくのだそう。彼女からフラを教えてもらったところ、初めてのクラスでまだ何も分からないはずなのに、なぜか涙が溢れてきました。ひたすらアロハを愛を 与えるハワイアンの教えを体で感じると、自然に「ありがたい」という気持ちになり、心の中にあるアロハをシェアしたくなります。涙が込み上げてくるのは、 フラを通じて本物のアロハを自分の中で自然に体験しているからなのでしょう。

(ハワイの歩き方編集長 彩子)

素敵なハワイ在住者

名前 カイポ・パーク
職業 クムフラ(ハラウ・ホオカマホロ主宰)
フラ歴 2才くらいからフラを踊っています。1973年から1985年にかけて最高峰のフラ大会、メリー・モナークに出場
家系 クムフラであった母は、オアフの王族カワナナコア家の宮廷フラダンサーとして活躍したケイティ・ナカウラに師事しました
師事したフラマスターたち アイネズ・アキ・カルア(母)、現在活躍中の数多くのクムを指導したフラマスターであるヘンリー・パー、パラニ・カハラ
宮廷フラダンサーとは? 私がフラマスターである母から習ったのは、ハワイの王族のための伝統的な宮廷フラ。その昔、王族というのは、神様のような存在だったの。だから、王族に捧げるフラは民族の繁栄にとって、とても重要な役割を果たしていました
フラマスター、ヘンリー・パーとの思い出 フラマスターである母に幼い頃から師事していましたが、十代の頃に「ヘンリー・パーに習いたい!」と思って彼を訪ねたの。でも、「まだ準備ができていない」と最初の2回は断られました(笑)。何年か経って3回目にアプローチしたときにやっとハラウに入れてもらいました
クムフラ歴 30年以上フラを教えています。生徒は幼児から81才までいて、職業もさまざまですね
その他に教えたことがあるのは バレエ、日本舞踊(花柳流の名取)
ハラウ・ホオカマホロのフラとは?

「ハラウ・ホオカマホロ」のフラでは、魂レベルでフラダンサーが心から喜びのエネルギーを感じるように振り付けされています。イプ(ひょうたんの楽器)のリズムが作り出す音やチャント、ストーリーの展開によってエネルギーの渦を作っていきます

フラ・ハラウのモットー 皆が1つになって踊ること。それと同時にひとりひとりが皆と一緒に踊ること
自分にとって、フラとは? チャント(祝詞)とともに踊るフラは、私の魂と肉体、そして精神を豊かにしてくれるものです
「ハラウ・ホオカマホロ」を作ったきっかけ しばらくフラを休んでいた時期に心の中に何かが足りない気がして、フラ・スタジオを探したのですが、ピンとくるところがありませんでした。気軽に楽しめ て、身体を鍛えるものだけれど、重荷にならないようなフラをしたかった。そして、何より魂の叫びを満たすようなものがしたかったのです。それが「ハラウ・ ホオカマホロ」の誕生につながりました
フラを教えていて感じること

今までの人生で経験してきたことを、フラを通じて人と分かち合うことで、魂と心と身体がより充実していくのを感じます。人生は本当に素晴らしい、と思いますね

人生のモットーは? よりよいところへ進化していく

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