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    ■ハワイアンカルチャー■







    第6回 ビショップ博物館のホ・イケ・イケ・ツアー



    日本人ガイドが効率よく説明してくれるのも魅力
    ●日本人ガイド付きの参加型カルチャー・プログラム
    ビショップ博物館と言えば、ポリネシア文化の展示・研究で世界的に知られています。毎年、世界中から多くの観光客が訪れる、ハワイの人気施設の一つでもあります。いわば、ハワイアン・カルチャーの殿堂とも言える機関ですが、同博物館が初心者を対象に、半日の参加型カルチャー・ツアーを実施しているのをご存知でしょうか? 今回は、その「ホ・イケ・イケ・ツアー」をじっくりご紹介します。

    ホ・イケ・イケ・ツアーは4年前、過去の遺物を見学するだけでなく、実際にアクティビティに参加し、ハワイアン・カルチャーを多角的に学べるように、との目的からスタート。ガイド付きで主な展示物を見学した後、ハワイアン・ホールでフラのパフォーマンスを鑑賞。豪華なランチを楽しみ、午後はレイ・メイキングと、フラまたはウクレレのレッスンを受講するという、盛りだくさんな内容なのです。日本人ガイドが必ず同行し、各アクティビティの場で通訳を務めてくれるので、言葉の心配もなく、楽しめるのが嬉しいですね。スタート以来、連日平均15人が参加する、人気のツアーとなっています。


    ローカル風ランチも楽しみで、ハワイアン・フードにも挑戦してみましょう
    ●豪華なローカル風ランチも楽しみ
    このツアーは、ワイキキからの送迎サービス付き(別料金)の場合、午前9時30分にワイキキを出発。博物館到着後の10時30分から30分、日本人ガイドの説明を受けながら、ハワイの遺物を展示するハワイアン・ホール、続いてカヒリ・ルームを見学します。ティキ像やフラの楽器、木彫りのボール、ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニなどの展示コーナーにつき、ポイントを抑えた興味深い解説をしてくれるので、短時間で効率よく、展示の目玉を見て回ることができるのです。その後、同11時からは30分間、地元の実力派ハラウ(フラ・スクール)による、迫力のあるフラ・パフォーマンスを見学します。

    同11時半からは、ローカル色豊かなランチ。異民族で構成されるハワイらしく、ハワイアン・フードはもちろん、日本食なども混じった内容で、ボリュームもたっぷり。取材時のメニューは、白身のマヒマヒのフライにエビの串焼き、照り焼きチキンなど。そして、サイドディッシュとして、代表的なハワイアンフードであるロミロミ・サーモン(生サケとトマトを和えたもの)、カルア・キャベツ(蒸し焼きのポークとキャベツの炒め物)、それにパイナップルやハウピア(ココナッツミルクを主体にしたプリン状のデザート)など。冷たいグリーンティーまで付いて、まさに至れり尽くせり、といった内容です。思いがけず豪華なランチに、参加者にとっても嬉しい驚きでした。


    レイ・メイキングの講師はスペシャリストのノエラニさん
    ●スペシャリストが手ほどき
    ランチ後は午後零時15分から、いよいよレイ・メイキングのレッスン。ティーリーフ・レイ作りに挑戦します。この日講師を務めたのは、同博物館教育部のカルチャー教育スペシャリスト、ノエラニ・カプアアクニ・タシャラさん。緑の葉ティーリーフを示しながら、ティーリーフがハワイでは神聖な植物であり、フラ・ダンサーにとっても大切な植物であることなど、ティーリーフのハワイでの意義について詳しく解説してくれます。


    展示物の鑑賞の合間にはフラ・グループのフラも見学します
    その後、レイスタンドを使いながら、ティーリーフをツイストしながら編んでいく、ヴィリ・スタイルのレイ・メイキングについて学びます。ノエラニ先生は各テーブルを回りながら、要所要所について指導してくれますが、もちろん日本語通訳付きなので安心。最後に、オーキッドの花をレイに追加して、30分の時間内に全員がレイを完成することができました。

    レイ・メイキングの後は、通常は30分のフラ・レッスンになりますが、水、金曜日のみ、フラ、ウクレレのどちらかを選ぶことが可能です。フラの場合、フラ・カヒコ(古代フラ)なら「カヴィカ」、フラ・アウアナ(現代フラ)なら「アレコキ」に挑戦。双方ともハワイではごくポピュラーな曲ですが、ステップも手の動きもごくベーシックなので、初心者向きの曲と言えるでしょう。


    ティリーフを使ってのレイ・メイキングにチャレンジ
    ウクレレ・レッスンの場合は、ウクレレも博物館で用意されています。まずは5つのコードを10分ほど、パネルを見ながら練習。次いで、「ユー・アー・マイ・サンシャイン」、「アレコキ」の練習に入り、日本語、英語の歌詞も記したコード表を前に、参加者は歌詞も口ずさみながらコードを追っていきます。この日の講師ヒイラニ・シバタ先生は、声高らかにアレコキを唄いつつ「G7を2回」「Cを4回」「G7を4回」と、通訳を交えながら自身も簡単な日本語を含めてコードを説明してくれるので、先生についていくのも問題ない様子。参加者全体の音色が、しっかり美しいメロディを醸し出していました。最後に3曲目の「カイマナ・ヒラ」に挑戦し、笑顔の溢れる楽しい雰囲気の中、ウクレレ・レッスンが終了しました。


    30分ほどのウクレレ・レッスン中、今回は「アレコキ」など3曲にチャレンジ
    スケジュール終了後は、(送迎付きの場合)約30分の自由時間があり、午後2時にワイキキに向け送迎車が出発。送迎なしの場合は、その後も自由に博物館の見学を楽んでくださいね。

    以上のように、豪華なランチやガイド付きツアーにカルチャー・レッスンがついた、贅沢な内容のホ・イケ・イケ・ツアー。「文化は生きたものなので、ただ過去の遺物を鑑賞し、フラなどを見て終わり、というのではなく、実際に自らも体験するツアーを企画しました。そこに日頃ハワイの人々が食べているローカル風ランチを組み合わせて、ハワイのことをもっと知ってもらおうというのが私達の狙いです。ハワイの文化をもっと皆さんに披露し、シェアしたいと考えていますので、どうぞ参加してみてくださいね」と同博物館教育スペシャリストのケアロハさん。この言葉どおり、ハワイアン・カルチャーを身をもって体験したい方にはピッタリのこのプログラム。どうぞ、出かけてみてくださいね。


    参加者のコメント
    秋山寛香さん(東京在住)

    大学でホスピタリティ・マネージメントを専攻しており、ハワイにはその研修旅行でやってきました。今日は初めてお会いするハワイ在住の親戚に連れられて、このツアーに参加しました。ツアーに誘われた時、ビショップ博物館は名前程度しか知らなかったのですが、レイ作りやハワイアン・ホール、フラの見学など、考えていたより楽しかったです。ハワイの歴史をもっと知りたくなりました。初めて挑戦したウクレレも、すごく面白かった あまり楽しかったので、小さなウクレレを日本に買って帰ろうかと思案中です
    マイラ・ルックさん(ホノルル在住)

    寛香さんのハワイ滞在は3回目で、ビーチなどはもうたくさん行っただろうと思い、ハワイの歴史・文化をもっと知ってもらおうとこのツアーに誘いました。フラを見たり実際にレイ作りなどのアクティビティに参加したり、ハワイらしいランチを食べたり、とてもいいツアーだと思います。私自身楽しかったですよ。日本語通訳も付きますから、この料金を出す価値は十分あったと思います

    Bishop Museum
    ビショップ博物館
    住所:1525 Bernice St., Honolulu, HI 96817
    アクセス:ワイキキのクヒオ通りから、ザ・バスの2番School-Middle St.行きまたはRoute B City ExpressのSchool-Middleに乗車。約30分
    電話:(808)847-8291(日本語)
    ホームページ(日本語):www.bishopmuseum.jp
    開館時間:9:00〜17:00 
    ツアー・スケジュール:毎日9:30〜14:00(2人から実施)
    ツアー料金:$49.50(4歳〜12歳は$38。3歳以下は無料)。送迎つきの場合は$65(4歳〜12歳は$55。3歳以下無料)
    予約:前日まで
    休日:12月25日

    ■アクティビティ / ビショップ・ミュージアム

    (森出じゅん)