第25回 「アン先生のハワイアンキルト・レッスン」
 初心者にオススメのフレーム入りのキルト。ハイビスカスとパンの実の2パターンがあります |
●アン先生のキルト・スタジオがワイキキに ハワイアンキルトの愛好家なら、アン藤原こと藤原小百合先生の名前を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? この「ハワイの歩き方」でも、ハワイアンキルトに関する体験記を好評連載していたアン先生。これまで日本&ハワイでキルトレッスンを行い、好評を博してきましたが、このほどワイキキに、常設のスタジオ兼ショップ「アンのハワイアンキルト・スタジオ&ショップ」をオープンしました。同スタジオは便利なワイキキの真ん中にあり、レッスンはすべて日本語。しかも、バラエティ豊かなキルト・グッズも手に入るとあって、オープン以来、大変な人気を集めています。そこで今回は、同スタジオでのキルト・レッスンをご紹介しましょう。 |
 キルトのアン先生こと藤原小百合さんは、キルト本の著者 |
レッスンの詳細を説明する前に、まずアン先生の横顔を紹介すると… アン先生は1989年からハワイに在住し、ハワイアンキルトとの出会いは95年。マウイ島の高級ホテルで素晴らしいキルト作品を目にしたことが、きっかけでした。高校時代を過ごしたオハイオ州で、すでにパッチワーク・キルトを手がけていたアン先生は、その直後からハワイアンキルトの世界に没頭していくことに。ハワイの著名なキルターであるアンティ・レイ・モバド、キャシー・サークさんなど複数の講師に師事し、さらにオアフ島のキルトグループ「マカハ・キルターズ」との交流も通じて、キルターとしての修行を重ねました。 |
プロのキルターとしての道を歩み始めたのは2001年秋。日本で私的なクラスを開いたところ評判になり、3ヶ月ごとに定期レッスンを開催することに。その一方、ハワイでも個人レッスンを開始し、同時にオリジナルのキルト・パターンの作成・販売もスタートしました。2004年には「のんびりチクチク ハワイアンキルト」(SSコミュニケーションズ)も出版し、若手キルターとして脚光を浴びることになったわけです。
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 少人数制なのでアン先生が一人一人、丁寧に指導してくれるのが魅力 |
●少人数制の日本語レッスンが人気 以上のような経緯から、2006年4月24日に「アンのハワイアンキルト・スタジオ&ショップ」をオープン。同スタジオでは毎週火曜から土曜の10:00-18:00まで、2時間ごとのキルト・レッスンを開催しており、人気を呼んでいます。レッスンのレベルは初級・中級・上級の3段階で、レッスンでは全てアン先生のオリジナル・パターンを使用。最大参加人数は8人とあくまでも少人数制のクラスで、自分のレベルとスピードに合わせ、日本語で細やかな指導が受けられるのが魅力です。 |
レッスンの内容ですが、初級ではフレーム、ポット・ホルダー、ポーチなどを作成。布地や糸、コットンなど、必要な材料が全てセットになったキットを利用するので、参加者は手ぶらで参加OKです(針やハサミなどはスタジオに揃っています)。もちろん、全くの初心者も大歓迎。中でも初心者が挑戦しやすいのがフレーム作りとか。すでにハイビスカスまたはウル(パンの実)のパターンがベースの布にしつけされているので、早い人では2時間以内に終了できるとのことでした。 |
 スタジオはショップも兼ね、キルトに必要な材料が購入できます |
またレッスン中に完成できない人も、終了までに必要な手順を全て2時間で学べるうえ、ある程度の形は時間内に作成できるので、「その段階で木のフレームに入れ、できあがりの感じをつかんでいただくようにしています。未完のままで十分飾れるほど美しいので、皆さん日本に帰ってから必ず完成してくださるようです」とアン先生。
ただ、フレームやポット・ホルダーは完成までの時間は短くとも、サイズが小さいぶん作業も細かくなり、やりにくい部分もあるとか。もし2、3回以上レッスンを受ける時間がある方なら、初めから中級レベルのクッション・カバーに挑戦するのがオススメ、とのことでした。 |
 プロの技を伝授してもらうと、作業が驚くほどスムーズに |
中級、上級のレッスンでは、クッション・カバーに加え、壁掛け、ベビーキルト、ベッド・カバーなどを作成。参加者が複数でも同じものを同時に作るのではなく、それぞれが好きなものを選び、ステップごとにアン先生が日本語で指導してくれるので、手順よく学べるのが利点です。キルト用語で「山」や「谷」と呼ばれる、難易度が高い角の部分を上手く処理する方法など、プロならではのテクニックも伝授。これまで自己流でキルティングに励んでいた人も、一度レッスンを受ければ、ずいぶん作業が楽に進むようになるはずですよ。 |
 初級レベルで作るフレーム、ポーチ、ポットホルダー |
●自分だけのキルト・キットの作成も レッスン料ですが、レベルに関係なく1回2時間で$35(1人から参加可能)。そのほかキットの材料費がかかり、たとえばフレーム、ポーチは$25、ポット・ホルダー$18、クッション・カバー$35など(詳しくは問い合わせを)。申し込みは原則的に1週間前までに、電話&ファックス、Eメールで。場合によっては直前の予約がOKの場合もありますが、対応できない場合もあるとのことでした。加えて1週間前までの予約に限り、キットの色が選べるので、十分な時間をとっての申し込みをオススメします。 |
 スタジオのウェルカムボード。もちろんアン先生の作品です! |
スタジオではレッスン以外に、キルト・キットやオリジナル・パターン、キルト生地や糸など、ハワイアンキルトに必要な全てを購入することができます。扱っているのは、アメリカン・コットン100%のフィエスタ・コットン(全50色)など、アン先生が長年の経験の中で厳選した最上のキルト素材ばかり。同様に、キルト糸の色のバラエティもハワイ随一。生地は作りたい作品に合わせてメーター売りされるので、パターンや色合わせ、作品のサイズも含めてアン先生と相談しながら、自分だけのキットを作ってもらうことも可能です。 |
以上のように、日本語で説明を受けながら、ハワイアンキルトに必要な全てが学べ、材料の購入もできる「アンのハワイアンキルト・スタジオ&ショップ」。キルト歴がある方も、初めて針を持つという人も、一度出かけてみてはいかがでしょうか? |
◎Anne’s Hawaiian Quilt Studio & Shop
アンのハワイアンキルト・スタジオ&ショップ
住所: 307 Lewers St., Suite 808, Honolulu, HI 96815
(1階に牛角があるワツムル・ビル8階) 
電話&FAX: (808) 922-3451
メールアドレス: info@anne-hawaiianquilt.com
営業時間:10:00-18:00 (日・月曜、アメリカの祝祭日)
レッスン・スケジュール:火曜?土曜の10:00、13:00、16:00から
レッスン料:1回2時間$35(材料費別)
ホームページ: anne-hawaiianquilt.com
■関連情報 / アンのハワイアンキルト・スタジオ&ショップがワイキキにオープン
(森出じゅん)
匿名 said on 2015年10月29日
久しぶりというか
覚えてますか?
たんぶです❗
康子ちゃんから おふじの活躍を 聞いて 検索したら ! ヒット?
素晴らしい活躍おめでとう?
京都には いつイベントで こられるんですか?
是非是非 会いたいなぁ?