第16回 ワイキキ・コミュニティ・センターのフラ・レッスン
●著名クムフラのレッスンに、飛び込みで参加できる! ナラニさんはホノルル出身。ウクレレの名手として知られる著名シンガー、故モエ・ケアレを父に、クムフラのパトリッシャ・ケアレを母として生まれ、よちよち歩きの頃からフラを踊り始めたそうです。母親をはじめ、ダリル・ルペヌイ、リリア・カワカヒ、チンキー・マホエなど、数々のフラの巨匠からフラを学び、1993年に自らのハラウ(フラスクール)、「カラウカヒ」を設立しました。同ハラウは2000年と2004年、ワイキキで開催される「ワールド・インビテーショナル・フラ・フェスティバル」の女性群舞部門で優勝するなど、目覚しい活躍を見せています。 ナラニさんはまたホノルルでの活動に加え、過去には日本、香港、ヨーロッパでフラのワークショップも開催してきました。現在も日本で定期的にワークショップを開いており、毎月1度、時には2度も日本を訪れているという多忙なクムフラです。 こういった著名クムフラによるフラ・レッスンが、予約なしの飛び入りで体験できるのが、このレッスンの嬉しいところ。しかもレッスン料は、わずか1回$7。シリーズではなく、一度限りの参加でも十分楽しめる密な内容も、人気を集めています。 |
●赤ちゃん連れもOKの気軽なクラス レッスンは短い休憩をはさみ、1時間30分。前半ではフラの基本ステップをみっちり練習。ナラニさんはステージの上でイプ(ひょうたん)を叩いてビートを取ったり、ウクレレを弾きながらハワイアンソングを朗々と歌ったり。その間、参加者の間を巡って動作を直してくれたりも。フラの基本ステップと言っても、全くの初心者には難しいものもあるかもしれませんね。列の前方は、このクラスに長く通うベテラン・ダンサー達が占めているので、初心者はお手本にするのがオススメです。 その他、踊りながらハワイ語で1から10を数えたり、ハワイ語のアルファベットを復唱したりと、軽くハワイ語を教えてくれる点も好評です。 |
●後半はいよいよ曲のレッスンに挑戦 なお参加者の服装は自由ですが、動きやすい格好を心がけ、足元は素足がベター。取材時にもサンドレス、ショーツ、ジーンズ、パウスカート(フラ・スカート)など、皆さん、思い思いの服装で参加していました。レッスン中は意外に汗をかくので、タオル、そして水の用意もあると便利でしょう。 以上のように、飛び入りOKのカジュアルなレッスンながら、みっちりフラの「いろは」が学べるナラニさんのレッスン。「本式のフラのハラウは規律などすごく厳しい部分もあるけれど、このレッスンではまず楽しくフラを学べることを心がけています。かつ、ハワイのフラ・ハラウではどんなことを習うのか、その雰囲気も垣間見られるのがこのクラス。気軽に参加してください」とのナラニさん。フラに興味のある人は、ぜひ一度参加してみませんか? |
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◎Waikiki Community Center
ワイキキ・コミュニティ・センター
住所:310 Paokalani Ave.
電話:923-1802
レッスン・スケジュール:毎週月曜の9時~10時30分
料金:$7
(森出じゅん)
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