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ハワイ歩き方事務局
人気連載「今夜も玉突き」

第02回 万次郎師匠と共に!

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2004年10月21日

第2回 万次郎師匠と共に


師匠直伝「万次郎フォーム!?」、様になってる?

本職はプログラマー
初めてのゲームに勝って以来、その余韻に浸り、しばらく世界を制した気分でいたものの、実はビリヤードのことをな〜んにも知らないことにはたと気づきました(当たり前じゃ!?)。そこで、友人の知り合いに、ベルベットというビリヤード場で、フリーレッスンをしてくれる人がいるというので、その人の門を叩くことに。紹介してもらったその人の名は「ジョン」。思わず「万次郎」と叫びたくなってしまう、その若き青年「ジョン」は、日本人のお母さんを持つ日系人で、昼間はプログラマーとして働いています。そして、夜はビリヤードの腕を買われて、ベルベットのマネージャーをしているらしいのです。実は、ハワイでは「2ジョブ、3ジョブ」と言って、彼のように2つ、3つの仕事を掛け持ちしている人や夫婦共働きという人が少なくありません。ハワイはワイキキに代表される世界有数のリゾート地だけに、「全米トップクラスという家賃や物価の高さから、生活のため」という人も多いのですが、ジョンのように、趣味を活かしてという人も結構いるようですね。以前、取材先のディナーショーでお会いしたマジシャンも、昼間は歯医者さんでしたが、ジョンと同じく「趣味が高じて」という状況を思いっきり楽しんでいるように見えました。

そのジョンが、今回「ビリヤードを本格的に習いたい」という私の話を聞いて、「比較的暇な日になら、教えてあげられるからおいでよ」と、有り難いオファーをしてくれたんですよ。もちろん、図々しくも甘えることにしました。友人の話によると、このジョンがまたとんでもない凄腕で、「以前、友人とゲームをした時、ハンデと言って片手でプレーしたにも関わらず、1回もミスすることなくあっさり勝ってしまった」んですって。恐るべし、万次郎 いや、万次郎師匠 「今日から、あなたについて行きます!!


自慢のマイスティック これでハスラー間違いなし?

●「まずは形から」は父譲り!?
実は、万次郎師匠に弟子入りすることになった前夜、こんなことがありました。「明日は、いよいよレッスンだー!!」と密かに一人で興奮していた私の携帯が鳴り、電話に出ると、友人が「これからそっちに行くから」と言うのです。「一体、何の用だろう?」と思っているところへ、細長い筒状の包みを持ってきて、「天体望遠鏡だよ」と笑いながら私に差し出しました。「天体望遠鏡って? 私、欲しいって言ったことないよなぁ。こいつは突然、一体何を言ってるんだ?」なんて思いながら、包みを開けると、何とそこには真新しいプールスティックが 私のビリヤード熱が冷めないことを知り、内緒でスティックを調達してくれてたんです。「何て、スイートなことをしてくれるのっ」。何を始めるにしても、まず形から入る私の性格は父親譲り。今回も「マイスティック欲しいなぁ」なんて、人知れず思っていた矢先でした。でも、素人の私がそんなことを言ったら「10年早〜い!!」なんて言われそうだし、それに何より、プールスティックもピンからキリまであるものの、そんなに安いものではないんですよね。貧乏インターンの私には、ちょっと贅沢な代物。そんなこんなで、「うまくなってからにしよう」と今回ばかりは諦めていたんです。なので、友人からの思わぬプレゼントは、涙が出るほど嬉しかったですね。そして、このプレゼントのお陰で、いつものごとく「形から」入ることになったのでした。

●ドキドキ 初レッスン
ということで、万次郎師匠のレッスンの準備は万全 マイスティックを持ち、いざ師匠のもとへ。待っている間、周りを見渡すと、ほとんどの人がマイスティックを持っています。たとえ、どんなに下手でも。そう、ここはアメリカ、日本みたいに「初心者のくせに」とか、「まだ早いよ」と言う人は皆無なんです。それよりも、「自分が欲しいから持つ」、「ビリヤードが好きだから買った」というスタンスの人が多く、周りもまた人のことをとやかく言わないように見受けられます。実際、師匠も私のスティックを見て、馬鹿にした様子はこれっぽっちもなく、「これは良い玉が打てるぞー 頑張ろうな」と言ってくれました。「自分は自分。他人は他人」、いわゆる良い意味での個人主義なんですね。そのお陰で、堂々とマイスティックを披露することができました。これで、もし半笑いで何か言われようものなら、たちまちのうちにモチベーションが下がり、「もう使わないもん」といじけて、マイスティックが物干しになってしまっていたかもしれません。


たかがストレート、されどストレート。基本が一番難しい…

さて、憧れの万次郎師匠との対面を果たし、「どんなショットを練習するのかなぁ?」なんて、ワクワクしている私に、師匠が下した指示は「玉を真っ直ぐに打つこと」のみ。「へっ?」と、拍子抜けして思わず聞き返しちゃいました。「だって、ビリヤードってポケットに玉を入れてナンボじゃないの?」。そんな私の心の叫びを知ってか知らずか、偉大なる万次郎師匠は、「真っ直ぐに打てないと、どんなショットも入れることはできない」と一言。やはり、何をするにも基本は大事。それはビリヤードにも言えることで、この「真っ直ぐに打つ」という基本ができないと、それより前に進めないそうです。「なるほどね〜」と、有り難き師匠のお言葉を胸に、早速テーブルの向こう側を狙って、真っ直ぐに打つ練習を始めました。「真っ直ぐ、真っ直ぐ」と呪文のように唱えながら一振り。「ヨッ」。「あっれー、おかしいなぁ? もう一度、ふんっ!!」。ところが、「う〜ん、なんでだろう? やっぱり、真っ直ぐにいかない」。「基本が一番難しい」とは誰が言ったか、本当にその通り。真っ直ぐに打つことが、どんなに難しいか。自分では真っ直ぐに打ってるつもりなのに、右の方へと転がっていくんです。何度やっても同じで、師匠に泣き付いてみると、とにかく自分の体を真っ直ぐにしてストロークの練習をするのみだそう。そして、その時に重要なポイントは「肩」と「肘」の位置。この肩と肘の位置はストロークの間一定でなければならず、絶対動かしてはだめで、肘から下を振り子のように振るのがストロークのポイント。こればかりは、自分の体で覚えるしかないんですよね。師匠曰く、「鏡を見て練習すると、自分がどんな風に打っているかが分かる」とのこと。これは毎日、自主練習しかないぞ


チップには、満遍なくチョークを

初レッスンの時に、教わった新しいことの一つが、「チョーク」。スティックの先の「チップ」と呼ばれる部分につけるもので、滑り止めの役割を果たします。これをつけることによって、キューボールに回転を加えることができるんですね。残念ながら、私にはそんな小技はまだ使えないので、違いが良く分かりませんが。でも、「玉を突くときには、絶対に塗りなさい」と、塗るのを忘れるたびに言われたので、このチョーク、かなり重要だと思われます。ちなみに、うまい人はチョークの塗り方も上手ですね。目はテーブルの上の狙う玉を見定めながらも、手はチップにチョークを塗る。これ、まさにハスラーへの第一歩 やっぱり形から入る私は、早速真似してます。とりあえず、玉を入れられないなら、格好だけでも良くしておかなきゃね。まぁ、その後、玉が入らなくても軽く首を傾げて、「今日は調子悪いな〜」的雰囲気をかもし出せば、即席「似非ハスラー」の出来上がりです。これもある意味ワンポイントレッスンですよ。下手は下手なりに、相手を心理的に追い詰めることも戦術のうち。でも、こんなことばっかりやってるので、上手くならないのかも!?

●ビリヤードに王道なし!?
かくして、初レッスンを無事に終えた私、「うまくなりたい」という気持ちとは裏腹に「地道な努力」が苦手なんです。何回やっても真っ直ぐ打てないくせに、師匠に言われた鏡に向かってのストローク練習など一度もしたことなく、さらに、師匠とのレッスン以外に自主練習することもない。ビリヤードする時は、いつもスポーツバーで誰かとゲーム。内心では、「そのうち、上手くなるさー」なんて思っているんです。しかし、その自分の楽観的な甘〜い考えを、ものすごく後悔する出来事が起こってしまったんです。次回は、その出来事についてお話しますね。お楽しみに

ノリコのワンポイント・レッスン
8(エイト)ボールのルール
スポーツバーでプレーするのは、この8ボールが多いですね。ただし、大まかなルールはあるものの、細かいところはプレーヤーによってちょっと違ったりします。今回は私が師匠に教えてもらったルールを簡単にご紹介します。
1、1〜15まである玉のうち8を基準に、8より数が低い単色(ソリッド)のボール(1〜7)と8より数が高いストライプ(9〜15)の2つのグループに分かれます。先に玉を入れることにより、ソリッドか、ストライプのどちらを狙うのかを決めることができます。
2、8ボールを真ん中にして、ピラミッド状にボールを並べます。この時の並べ方は写真の通り。ソリッドと、ストライプのどちらにしても、ブレイクした時にポケットに入る確立を同等にするためです。
3、8ボールの最大の特徴は、「どの玉をどのポケットに入れる」ということをあらかじめコールしておくことです。コールしたポケットに玉が入らなかった場合は、たとえ他の玉が入ったとしても大人しく相手に順番を譲らなければなりません。そこで、「え〜っ、入れたじゃん!!」などと言ってはいけません。
4、コイン(大抵はクォーター)の表裏(ヘッド or テール)でどちらがブレイクをするかを決めます。ただ、スポーツバーでのフレンドリーなゲームの場合、「君、やりなよ」って感じで決めることが多いかな。ブレイクでポケットに入れることに自信がある人は、「俺やるよ」とやたらとブレイクしたがります。
5、ブレイクした人がポケットに玉を入れることができたら、その玉と同じグループ、つまりソリッド、ストライプのどちらかを引き続き狙うことができます。もし、ポケットに玉が入らなかった場合は、「オープン」という状態で、次に打つ人がどちらを狙うかを決めることができます。
6、最後に、自分のグループの玉、ソリッド、またはストライプを全て入れ終わったら、最後に8ボールをポケットに入れます。この時、スクラッチ(白いキューボールをポケットに落とす)するとその時点で負け

万次郎師匠との第1セッションの復習
1、 ストローク:キューを振る動作。肩と肘を固定し、肘から下を振り子のように振るのがポイント
2、キュー:スティックのこと
3、チップ:キュー(スティック)の先の部分
4、チョーク:チップに塗り、滑り止めの役割をする。毎回、ショットの前はチップ全体に満遍なく塗らなければならない。塗り方一つにも美学あり
5、ソリッド:1〜7までの単色の玉で、ソリッドを狙わなければならない場合は「I am solid.」と言う
6、ストライプ:9〜15までのしまの玉で、ソリッドと同様に、「I am stripes.」と言えるので覚えておく。逆に、「どっちだったかなぁ」と言う場合「What am I?」と聞くこと
7、 ラック:ブレイクのためにボールを並べること
8、ブレイク:テーブルに並べたボールをテーブル上に散らばせること。このブレイクが上手くいくと、ボールが均一に散らばって後が狙いやすいです。逆に、全然散らばらないブレイクは「何やってんだよー」と顰蹙をかいますので、自信がない場合は相手に譲る

プロフィール
ノリコ: 中学2年の時、アメリカで1ヶ月ホームステイ・プログラムに参加。全てが日本と正反対のアメリカに魅了され、「将来、ここに住むぞ」と心に誓う。高校で英語科に進むも、なぜか大学ではロシア語を専攻。大学卒業後は、これまたなぜか某銀行のシステム会社で3年間勤務。現在、ハワイでwebプログラマーとしてインターン中。「人生に酒と笑いあり」がモットーの薩摩おごじょ。

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