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ハワイ歩き方事務局
人気連載「今夜も玉突き」

第04回 1に練習、2に練習…

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2004年10月21日

第4回 1に練習、2に練習…


ハワイ最大のビリヤード場、ハワイアン・ブライアン

やっぱり練習って必要
スポーツバーでチキン・ガイズとの対戦で涙を呑んでからというもの、ストレート恐怖症を患い、真っ直ぐに玉を打つことができなくなったのです。ポケットに向かって真っ直ぐ打つだけの簡単なショットが、全くできなくなったんです。「また、入らないかも… 」と、前回の悪夢がフラッシュバック。これを払拭するには、やっぱり練習しかないという結論に達しました。もっと早く気づくべきだったんですけどね。いや、正確に言うと気づいてはいたんですが、甘く考えていました。「練習なんてしなくても、上手くなる」と強く信じていたのです。その根拠のない自信がもろくも崩れ去った今、「もう練習しかないな」とあらためて悟った訳です。そこで、私が通ったのは、カピオラニ通り沿いにある「ハワイアン・ブライアン」。ここは24時間オープンで、テーブルが約50台ある、ハワイで一番大きなビリヤード場です。いつも友達数人でビリヤードをしにくるロコ達や、モクモクと1人で練習しているハスラーたちで賑わっています。朝早い時間だと1人1時間$2.25くらいでプレーできるので、かなりオトク とにかく、たくさん練習がしたい私は、迷わずここに毎朝、通うことにしました。

早朝にもかかわわらず、私のように練習しているハスラーたちが、チラホラ見受けられます。私も、テーブル1台を独占し、早速、練習開始 万次郎師匠に習ったように、テーブルの向こう側に対峙し、キューボールを打つ練習をします。真っ直ぐ打てるときは、テーブルの向こう側に当たって跳ね返ったキューボールは自分のキューに当たるのですが、そうでないときは、キューをかすりもしません。なかなか、うまくできない自分にイライラしていると、そこへ、ハワイアン・ブライアンのオーナーだという人がやってきました。「君、練習してるの?」。「そうだ」と答えると、「こういう練習をしたらいいよ」と、いくつかドリルを教えてくれました。さすが、ビリヤード場のオーナーだけあって、教え方も上手でした


赤い玉は手前のポケットに、キューボールは向こう側のポケットに入れるドロー・ショット練習中

まず、彼が教えてくれたのは、サイドポケットと言われる左右の真ん中にある2つのポケットを使うドリル。サイドポケットの2つを結んだ直線上にキューボールと、もう1つ玉を置いて、その玉をサイドポケットに入れるといういたってシンプルな練習。これだと、長い距離を打たなくていいので、楽に練習することができます。長い距離を打つのと違って、入る確率がグ〜ンと増えるので、その分イライラしなくて済みますしね。

このドリルでウォーミングアップをした後は、今度は応用編。狙った玉を向こう側のサイドポケットに入れるのは変わらないのですが、それと同時に、今度はキューボールも手前にあるポケットに入れるというスグレ技。要は、ドロー・ショットをする訳です。ドロー・ショットとは、打った後のキューボールが、自分の方に戻ってくるように打つショットのことです。このドロー・ショットをするには、キューボールの下方を打ちます。そうすると、縦方向にスピンがかかり、キューボールが戻ってくるという仕組み。その戻ってきたキューボールが自分の方にあるサイドポケットに入れば、真っ直ぐに打てているという証拠になるのです。「でも、これがなかなか難しい」。やっぱり、私は狙い方が悪いのか、微妙にずれているようなんです。真っ直ぐに構えているつもりでも、完全に真っ直ぐじゃないんですね。このドリルを試してみると良く分かります。絶対、キューボールが真っ直ぐに戻ってこないんです。

どうやら意図してはいないものの、少しだけ左を狙うクセがあるらしく、そのせいでキューボールが右の方に返ってきちゃうんです。オーナーの説明によると、これは、私の右目が利き目だということが原因のようです。利き目である右目を使ってラインを読もうとしているせいで、真っ直ぐに見ているつもりでも、実は真っ直ぐに見れていないんですって。知らないうちに変なクセが付いていたんですね。「う〜ん、うまくなる日は来るのだろうか…」

●アメリカン・パーティー
自主練習を始めたのと時期を同じくして、友人のスティーブンのバースデー・パーティーに出かけました。改装中のスポーツバーでのポットラックパーティー。このポットラックパーティーは参加者が料理を持ち寄るので、主催者の準備が比較的楽で、負担もかからないので、パーティー好きのアメリカ人は気軽によくやります。会場がスポーツバーと聞き、友人のバースデー・パーティーという大義名分の下、「ビリヤードできるかも!?」などと、ちゃっかりマイ・スティックを持参したのでした。当日、友人数人と中華プレートを持って会場に着くと、既に100人くらい集まっていました。「さすが、人気者のスティーブン 多くの友人らがお祝いしてくれているのね」。一緒に行った友達らは、「ハッピー・バースデー」というや否や、会場にいた他のお友達と話しに花を咲かせています。まだ、ハワイに来て間もない私は、他にしゃべる相手も居らず、一人ポツン。こういう状態を「パーティー・ウィドウ」というのだそうです。つまり、パーティーで1人だけ取り残されている状況が、まるで未亡人のようだからなのでしょうね。誕生日、結婚記念日など、何かにつけパーティーが良く行われるアメリカならではの表現です。さて、自分の意志とは関係なく、パーティー・ウィドウになってしまった私。主役のスティーブンもみんなに挨拶して回るのに忙しそうだし、これはもうビリヤードするしかないでしょう ということで、寂しさを紛らわせるために、涙を拭き拭き? マイ・スティックと共にプールテーブルへ移動。ゲームをしている人たちの中に混ぜてもらうことにしました。


パーティーでもビリヤード

そのテーブルでゲームをしていたトニーが、キャリア15年ほどの強者(つわもの)で、ものすごく上手いんです。あの、万次郎師匠並みに。で、胸を借りるつもりでゲームをしてみました。上手い人とビリヤードすると、「こういうショットは、こうやってやるといいんだぁ」とか「こうしたら、次に相手が打ちにくくなるんだ」など、学ぶべきことがたくさんあって、身になる実践練習なのです。1人でやる孤独な練習とは違って、楽しく練習できます。しかも、ビリヤードを通じて仲良くなれ、まさに一石二鳥。トニーとゲームをしながら、いろいろな話をしました。でも、私が「今日のパーティーの主役スティーブンとは、どうやって知り合ったのか」と聞くと、「スティーブンって誰?」と言うのです。「スティーブンって、彼だよ」と指差しながら、「今日はスティーブンのバースデー・パーティーでしょ?」というと、「えっ、そうなの? 知らなかった」。周りにいた数人に同じ質問をすると、みんな一同に「今日って、バースデー・パーティーなんだ」。「おいおい(苦笑)」。どうやら、みんなの話から推測するに、パーティーに呼ばれたスティーブンの友達がその友達を呼び、さらにその友達を呼ぶといった図式で、ここまで人数が膨れ上がったようです。

でも、アメリカのパーティーでは良くあること。「いや、待てよ、ということは… スティーブン、人気者じゃないじゃん」。それは冗談にしても、「楽しければ、なんでもOK」的な国民性のせいでしょうね。「My nose knows」と言って、文字通り、鼻で楽しそうなニオイを嗅ぎ分けて、知らない人のパーティーにまで参加するんですから、さすがです。ゲームの方はと言うと、もちろん、トニーには完敗でした。でも、私が、「密かに練習していて、実はハスラーになりたいんだ」ということを熱く語ると、「君がまた上手くなったら、挑戦しに来てよ」と、1ゲーム分のクォーターコイン4枚を手渡してくれたのです。もっと練習して、絶対今度こそ勝ってやるぞ!!

●ハワイアン・ブライアン
住所:1680 Kapiolani Blvd., Honolulu, HI 96814
電話:(808)946-1343
ホームページ(英語):www.hawaiianbrians.com/index.php
料金:$2.25〜12.50/1時間 

ノリコのワンポイント・レッスン
◎ショットの種類
1、ドロー・ショット:今回ドリルで習った、キューボールの下の方を打つと、狙った玉に当たった後、手前に戻ってくるショット。
2、フォロー・ショット:キューボールの上の方を打つと、狙った玉に当たった後、止まらずにテーブルを回るように転がっていくショット。
3、ストップ・ショット:キューボールの真ん中を打つと、狙った玉に当たった後、そこに停止するショット。

1,2,3のいずれのショットも、次に打つ玉のある位置を考えながら、使い分ける必要があります。このショットを使い分けることができるようになると、ゲームの流れがスムーズになり、「こいつ、できるな」と、一目置かれる存在に

ドロー・ショット。キューボールの下撞き、できるだけテーブルと平行になるようにします。 フォロー・ショット。キューボールの上の部分を撞きます。 ストップ・ショット。キューボールの真ん中を撞きます。

プロフィール
ノリコ: 中学2年の時、アメリカで1ヶ月ホームステイ・プログラムに参加。全てが日本と正反対のアメリカに魅了され、「将来、ここに住むぞ」と心に誓う。高校で英語科に進むも、なぜか大学ではロシア語を専攻。大学卒業後は、なぜか某銀行のシステム会社で3年間勤務。現在、ハワイの歩き方編集部でインターン研修中。「人生に酒と笑いあり」がモットーの薩摩おごじょ。

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