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Myハワイ編集部おすすめ!2泊3日カウアイ島の旅(初心者編)

投稿者: Izumi 更新日:2018年07月31日

Sample Schedule for Kauai'i Island Trip for Beginners

オアフ島にはもう慣れてきたという方、次はネイバーアイランドに足をのばしてみませんか。Myハワイでは、ハワイ諸島の最北端に位置する自然豊かな島、カウアイ島へのおすすめ旅行プラン(初心者編)を作成しました。大自然を感じる絶景スポットやノスタルジックな雰囲気が漂う可愛い街並みなど、見どころいっぱいです! ぜひ次回のハワイ旅行の参考にしてくださいね。

カウアイ島

カウアイ島

カウアイ島

カウアイ島はハワイ諸島中でも最も古く、他の島々と同様に火山活動によって形成された島です。島の大きさはオアフ島とほぼ同じ。別名「ガーデン・アイランド(庭園の島)」とも呼ばれ、何百万年もの時間をかけて、噴火と侵食により出来たワイメア・キャニオンやナパリ・コーストなど、壮大な手付かずの自然が残る美しい島です。

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1日目:ポイプ周辺で街散策とビーチへ

カウアイ島

カウアイ島へはオアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)から直行便で約40分。早朝はなんと5時台からありますが、今回Myハワイが作成したプランはオアフ島を午前8時台に出発し、午前9時頃にカウアイ島のリフエ空港に到着すると想定しています。カウアイ島には見どころがたくさんあるので、せっかくですから早い便で行って存分に楽しみましょう!

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リフエ空港に到着したら、まずレンタカーを借ります。リフエ空港からレンタカーの営業所まで無料のシャトルバスが運行しているので、それに乗って営業所へ移動。

カウアイ島にもバスはありますがオアフ島ほど頻繁に走っていないため、移動にはレンタカーが必須。カウアイ島のハイウェイはほぼ真っ直ぐの1本道で、周りのドライバーも優しくそこまでスピードを出していないので、比較的運転しやすいですよ。

カウアイ島

レンタカーは空港の到着時刻に合わせて事前に予約をしておくのがおすすめです。アラモレンタカーなら日本語で予約可能な上、レンタルの際は日本語のGPSのカーナビが付いているので、初めて借りる場合でも安心ですね

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カウアイ島地図

到着した1日目は空港のあるリフエから、宿泊先「シェラトン・カウアイ・リゾート(Sheraton Kauai Resort)」のあるリゾート地、ポイプ方面を目指しながら、観光名所を巡ります。それではレッツ・ゴー!

まずは、リフエ空港から真っ直ぐ続くアフキニ・ロード(Ahukini Road)を左折してクヒオ・ハイウェイを南西に進みます。リフエの街を過ぎてしばらくすると、右手側に「Kilohana キロハナ)」と書いた看板と広大な敷地が見えてきます。

コロア・ラム・カンパニー・ストア&テイスティング・ルーム(Koloa Rum Company Store & Tasting Room、以下コロア・ラム)」はキロハナの敷地内にあり、空港からは約10分程度で到着します。

かつてハワイ諸島の各地で栽培が盛んだったサトウキビは、もともとポリネシアからの移民と共にハワイに運び込まれ、ハワイ文化の一部となっていったものです。1835年にカウアイ島コロアでハワイ諸島初のサトウキビ・プランテーションが開墾され、次第に島の基幹産業となっていきます。残念ながら、現在は全てのプランテーションが閉鎖されています。

かつてサトウキビプランテーション経営で成功を収めたゲイロード・ウィルコックス(Gaylord Wilcox)氏の旧邸宅キロハナ・プランテーションが1986年から一般公開され、当時の生活の様子を垣間見ることが出来ます。

また、敷地内を走る列車ツアーに参加することも可能です。ツアーは毎日定時に開催されています(有料)。

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コロア・ラムはキロハナの広大な敷地の一角にあります。2009年に創業された同社では、カウアイ島の熱帯雨林とワイアレアレ山から湧き出る水と、カウアイを含むハワイ州内で栽培されたサトウキビを使用したラム酒を製造・販売しています。世界に通用するラム酒造りにこだわり、すでに様々なイベントで賞を獲得していて、味はお墨付きです!

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テイスティング・ルーム(試飲室)では、なんと無料でラム酒の試飲と、ラム酒を使用したスイーツが試食できます! 毎日30分おきに実施されていて、日替わりで試飲ができるラム酒の種類が異なります。ただラム酒のアルコール度数はかなり高いので、お酒の弱い方はご注意くださいね。

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テイスティングの後はすぐ隣りのショップでお土産探し! 編集部員の一押しは、コーヒーフレーバーのラム酒です。コーヒーの香ばしさとラム酒の甘い感じが絶妙にマッチ。お酒が苦手な方も、アイスクリームの上に少しかけて食べると、やみつきになりますよ! バラマキみやげに最適な小瓶タイプもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね(※テイスティングやお酒の購入には年齢を確認されますので、年齢証明ができるIDを忘れずに!)。

リフエを出たら、カウアイ島南部に当たるコロアとポイプに向かってドライブ。カウムアリイ・ハイウェイ(リフエを過ぎるとクヒオ・ハイウェイの名称が変わります)を真っ直ぐ西方向へ進みます。

コロアに行くには、カウムアリイ・ハイウェイからマルヒア・ロードで左折。ここは有名な「ツリー・トンネル(Tree Tunnel)」と呼ばれる道で、その後はコロアまで広い牧場を左右に見ながら曲がりくねった道を走って行きます。

そのまま進むと、ハワイのサトウキビプランテーション発祥の地コロアのコロア・ロード(Koloa Road)に出ます。

コロア・ロードで右折し、その後すぐアラ・カラニカウマカ・ストリート(Ala Kalanikaumaka Street)で左折。牧草地を抜けて南下していくと右側、ポイプの入り口付近にプランテーションスタイルの大きなショッピングセンター「ショップス・アット・ククイウラ(The Shops at Kukui’ula)」が見えてきます。ここでランチと買い物を楽しみましょう。

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ククイウラにはハワイをイメージしたインテリア雑貨を取り扱う「ソーハ・リビング(SOHA Living)」、カウアイ島発の「マリエ・オーガニクス(Malie Organics)」などの人気ショップやレストランが多数あります。

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こちらはカウアイ発の人気ハンバーガーレストラン「ババ・バーガーズ(Bubba Burgers)」のポイプ店。牧草で飼育された地元カウアイ島の牛肉だけを使った、こだわりのハンバーガーが味わえます。ランチに最適です!

もしくはシーフードレストラン「ドルフィン・スシ&フィッシュ・マーケット(Dolphin Sushi & Fish Market )」もランチにおすすめです。開放的なテラス席もあり、お寿司や新鮮な魚介類を使った美味しい料理が楽しめますよ。

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シェラトン・カウアイ

ククイウラを満喫した後は、宿泊先のホテルにチェックイン。編集部員がおすすめするホテルはカウアイ島屈指のリゾート、ポイプに佇む「シェラトン・カウアイ・リゾート(Sheraton Kauai Resort)」です。白浜の綺麗なポイプ・ビーチへはホテルのすぐ目の前にあります。

ククイウラ・ビレッジからホテルまでは車で約4分の距離です。ポイプを起点にするとカウアイ島の北や西にも移動しやすく、島の観光に大変便利です。

シェラトン・カウアイ

シェラトン・カウアイ

カウアイ島ではよく雨が降りますが、ポイプは比較的晴れていることが多く、絶好のリゾート地です。シェラトン・カウアイには、すぐ目の前は青い海という開放的なプールが設けられていて、滞在中はここでゆっくりする時間も取りたいですね。さらに夕方には、オレンジ色のグラデーションが素敵なサンセットを心ゆくまで楽しむこともでき、優雅で贅沢な時間が過ごせますよ。

◎シェラトン・カウアイ・リゾート
Sheraton Kauai Resort
電話:(808)742-1661
住所:2440 Hoonani Road Poipu Beach, Koloa, HI 96756
ウェブサイト(日本語):http://www.sheratonkauai.jp/
宿泊&予約(日本語):http://www.sheratonkauai.jp/rr.htm
フェイスブック公式ページ(英語):https://www.facebook.com/SheratonKauai/
インスタグラム公式ページ(英語):https://www.instagram.com/sheratonkauai/

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チェックイン後は早速水着に着替えて、近くの「全米ベストビーチ」でナンバー1にも選ばれたことのある「ポイプ・ビーチ(Poipu Beach)」に行きましょう。

白い砂浜と青い海、その美しい景色を眺めているだけで心が癒されます。このビーチには野生のウミガメやモンクシール(アザラシ)にほぼ毎日遭遇出来ます。

ビーチの後は、ディナーまでまだ時間がありそうなので「スパウティング・ホーン(Spouting Horn、潮吹き穴)」を見に行きましょう。海沿いの道、ラワイ・ロード(Lawai Road)を真っ直ぐ進んで行くと左側にあります。

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スパウティング・ホーンでは、溶岩でできた岩の穴から波で押し出された海水が勢いよく潮を噴く瞬間を見ることが出来ます。こちらの潮吹き穴は他と違い、潮を噴き上げる際にゴォーッという轟音もします。見ている方も思わず「おぉーっ」と言わずにはいられません(笑)。

言い伝えによると、時折聞こえるこの不気味な音は魔物モオのうめき声だとか…。昔ここを訪れる人間を襲っていたため、岩に閉じこめられたそうです。うめき声だと思うとちょっと怖いですが(苦笑)、見事な光景が楽しめますのでぜひ行ってみてくださいね。

ザ・ビーチ・ハウス・レストラン

さて、お待ちかねのディナーはオーシャンフロントに佇み、店内からでも180度海が見渡せるリゾート感満載の「ザ・ビーチ・ハウス・レストラン(The Beach House Restaurant)」で!

ハワイのグルメ賞「ハレアイナ賞」で、毎年のようにカウアイ島のベスト・レストラン部門を受賞している大注目のレストランです。目の前はサーフィンスポットにもなっており、日が沈むまではサーファー達の波乗りを見ながら楽しめます。

レストランへは先ほどの来た道、ラワイ・ロードを戻り、スパウティング・ホーンから約4分ほどで到着します。

レストランは事前予約をし、さらに外側のテーブルをリクエストすることをおすすめします。外側と言っても店内ですが、オープンエアのため開放的で気持ちよく、何と言っても目の前に広がるビーチの景色が思う存分楽しめます! 開店と同時ぐらいに入れば、日が沈むまで、サンセット、沈んだ後と、移り変わりゆく景色がレストランから見られますので、お食事と一緒に楽しんでくださいね。

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ザビーチハウスレストラン

ザビーチハウスレストラン

アヒを使ったシーザーサラダやカウアイ島のエビが入ったシーフード・リングイネ、ハワイ近海で獲れた鮮魚にマカダミアナッツ入りの衣フライなど、地元食材をふんだんに使用したパシフィック・キュイジーヌ料理が堪能できます。食材そのものの味が活かされ、味付けは濃くなく日本人好みの味に仕上がっていますよ。また、お酒のおつまみとして最適なメニューも多数揃っていますので、お酒を片手にゆっくり楽しんでください。

ザビーチハウスレストラン

どうですか、このサンセット! 刻々とオレンジ色が増すサンセットはこの上なく美しく、あたり一帯はロマンチックな雰囲気に…。プロポーズをしているカップルもいましたよ! 「カウアイ島にまた来たいな〜」と1日目にして思えるほど、素敵な場所です。

以上、1日目はここまで。サンセットの余韻に浸りながらホテルに戻り、明日に備えて早めに休みましょう!

2日目:マウンテン・チューブのあとはノースショアへ!

カウアイ島地図

2日目は朝からアクティブに行動し、午後からはノースショアへ向かいましょう。

まずはホテルから車で約25分、リフエ空港の近くにある「カウアイ・バックカウントリー・アドベンチャー(Kauai Backcountry Adventures)」へレッツ・ゴー! 日系移民などが手作業で掘った旧用水路を、浮き輪(チューブ)でぷかぷか浮きながら流れていくマウンテン・チューブのツアーに参加します。

カウアイ・バックカウントリー・アドベンチャーはリフエ空港のすぐ近くにあります。初日に空港から来た道を戻るように、カウムアリイ・ハイウェイを通り、クヒオ・ハイウェイへ。そのまま道なりに沿って北上を続けると、左手に見えてきます。シェラトン・カウアイからは約30分の距離です。

浮き輪に乗って森の中の美しい自然を満喫したり、ヘッドランプをつけて真っ暗なトンネルの中を通ったり、所々流れの速いところでスリルを感じたり、新感覚の遊びが楽しめます。基本的には浮き輪にぷかぷか浮いている穏やかなアクティビティなので、子どもからご年配の方までどなたでも楽しめますよ。

アクティビティの後は、マイナスイオンたっぷりの森の中でサンドイッチやスナックなどの軽食が取れます。カウアイ島の自然の恵みを体いっぱい感じてくださいね。

お申し込みには、海外現地ツアーの予約が簡単にできるベルトラがおすすめ! 詳細はこちらをどうぞ。

アクティビティを満喫したあとは、観光スポットを寄り道しながらノースショアを目指しましょう! まず始めに寄る場所は、ノスタルジックな雰囲気が溢れるカウアイ島のオールド・タウン「カパア・タウン(Kapaa Town)」 です。リフエ空港付近からは約15分程度で到着します。

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端から端まで歩いてもすぐという小さな街ですが、レトロで鮮やかな色のお店が立ち並んでいて、その場にいるだけでわくわく楽しくなります。アートギャラリ、雑貨屋、カフェ、レストランなどいろいろありますよ。インスタスポットとしても人気のようで、写真撮影を楽しんでいる観光客をよく目にします。

カパアからさらに車でクヒオ・ハイウェイを北上。25分程度でアナホラ(Anahola)という小さな町を通過します。

カラレア・ジュース・ハレ

ここに、編集部員おすすめの美味しいフレッシュ・ジュースとアサイーボウルが楽しめる「カラレア・ジュース・ハレ(Kalalea Juice Hale)」があります。緑に映えるオレンジ色の店が目印。キングコングとしても有名なカラレア山の向かい側にあり、景色も最高です! 

カラレア・ジュース・ハレ

地産のバナナや、ココナッツフレークとナッツが混じったグラノーラがたっぷりのったアサイボウルは、自然の甘みが楽しめる絶品。ドライブのお供に色鮮やかなフレッシュジュースもお忘れなく!

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アナホラを出たら、そのままクヒオ・ハイウェイを北上し、キラウエアにある歴史的なキラウエア灯台(Kilauea Light House)へ向かいましょう。

この灯台は1913年に完成し、以後62年間、カウアイ島周辺を行き交う船やボートを安全に導いていました。今はその役目を終え、米国政府が管理する有名な観光スポットとなっています。入場料は大人$5、子ども15才以下は無料。入場ゲートの先は国定の野生動物保護区ともなっていて、ハワイの風を感じ美しい海の上を気持ちよさそうに飛ぶ無数の海鳥を見ることができます。

クヒオ・ハイウェイからはコロ・ロード(Kolo Road)を右折。すぐに左折してキラウエア・ロード(Kilauea Road)へ。そのままひたすら直進すると到着します。

キラウエア・ライトハウス

向かいの山におびただしい数の白い点が!? 天気が良い日は、太陽の光に照らされきらきらしています。「あれは一体何?」と目を凝らして見てみると、なんと鳥、鳥、鳥! 圧巻の光景です(写真でお伝えできないのが、残念…)。

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ここではハワイ州の州鳥ネネ(Nene)の姿を見ることもできます。雁の仲間だそうですよ。オアフ島では見ることが出来ませんが、カウアイ島ではごく普通に道端を歩いていたりもしますので、ぜひ探してみてくださいね。

時期によっては、入場ゲートから灯台までの道沿いの茂みや崖に海鳥の巣があることもあり、卵を守る母鳥の姿を見ることができます。あまり近づきすぎないように、優しく見てあげてくださいね。

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来た道を戻ってクヒオ・ハイウェイへ。そのまま北上を続けると、すぐ右側にプリンスヴィル・リゾートが見えてきます。ここにはホテルやコンドミニアム、ショッピングセンター、ゴルフコース、スパなどがあります。

ハナレイ・バレー

プリンスヴィルには、タロイモ畑が眼下に広がる「ハナレイ・バレー展望台(Hanalei Valley Lookout)」もあります。伝統的なハワイアンフードに欠かせないタロイモは現在もカウアイ島で盛んに生産されていて、ハワイで流通しているタロイモの60%はカウアイ島産とも言われています。のどかな田園風景にまた癒されます!

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展望台からさらに北へ進むと、小さなハナレイ橋が見えてきます。ここは一方通行で信号がないので必ず止まり、反対方向から来る車と合図し合いながら順番に渡ります。

さらにクヒオ・ハイウェイを車で約7分走ると、昔懐かしい雰囲気が漂う小さな町「ハナレイ・タウン(Hanalei Town)」に到着します。

車を停めて、レストランやショップが立ち並ぶ街散策に繰り出しましょう。ここでしか手に入らないハンドメイドの珍しいローカル・アイテムもありますよ!

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ハナレイ・タウン

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ハナレイ・タウンでは開放的なテラスで手軽に食べられるフード・トラックが大人気! 気になるいくつかのお店から少しずつ購入し、友達や家族とシェアしながらいろいろ試すのがおすすめ。 

フレッシュ・バイト・オブ・カウアイ

編集部員の一押しは、「フレッシュ・バイト・オブ・カウアイ(Fresh Bite Of Kauai)」。新鮮な地産食材を使用した美味しいサラダやラップ・サンド、オプションでお肉が追加できるボリュームたっぷりのバーガー・サンド(上写真)など、メニューが豊富です。写真のバーガー・サンドが美味しく、編集部員はぺろりとたいらげてしまいました(※火・水曜は定休日ですのでご注意を)。

お腹も満たされたところでハナレイを出て、クヒオ・ハイウェイの最北にある「ケエ・ビーチ(Ke’e Beach)」を目指します。海岸線を走るドライブはとても風光明媚で、途中一方通行の可愛い橋がいくつかあります。橋を渡る前に必ず一時停止して順番に渡ることをお忘れなく!

ケエ・ビーチは、白い砂浜に、彫刻のように切り立ったナパリコーストの山が背後にそびえ立ち、カウアイ島の中でも特に美しいビーチとして有名です。波が穏やかなときはシュノーケルにも最適です。

さらに、地元ではハワイの火神ペレの妹ヒイアカとロヒアウが波乱万丈の末、この地で幸せに暮らしたと語り継がれる恋物語から、恋愛を引き寄せてくれる場所としても有名です。

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ビーチの反対側にはナパリ・コーストの険しい崖を歩く長いトレイル「カララウ・トレイル(Kalalau Trail)」の入り口があります。少し登ると、ケエ・ビーチと美しい青い海が見下ろせますよ。トレッキング予定の方は朝ここに到着するのがおすすめ。またシューズと帽子、水などを持参することもお忘れなく!

ケエ・ビーチ

ハナレイからケエ・ビーチの間には、このようなケーブ(洞窟)や滝もいくつか見ることができます。

名残惜しいですが、夕方前にケエ・ビーチを出発。リフエまで戻りましょう(交通状況により1時間半~2時間程度かかります)。

ディナーには、作りたての地産ビールが味わえる「カウアイ・ビア・カンパニー(Kauai Beer Company)」がおすすめ。ニワトリの看板が目印ですよ。

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ちなみに、カウアイ島では人間の数よりニワトリの数の方が多いのではないかと思うほど、ありとあらゆる場所にニワトリをよく見かけます(笑)。

カウアイ・ビア・カンパニーはリフエ空港のすぐ近く、ライス・ストリート(Rice Street)上にあります。お店専用の駐車場はないため、ストリートパーキングとなります。

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このお店の魅力はなんといっても、お店で作っている作りたてのビールが飲めること! ビール好きにはたまらないお店です。店の別室にビールタンクがあり、窓越しに工房の様子が見れます。

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苦味からアルコール度数の違うもの、さまざまな種類の地ビールが堪能できます。いろいろ味わいたい方は、サンプルで少しずつ飲めるセットがおすすめ。ドライバーやお酒は苦手という方でも、楽しめる手作りのノンアルコールビールもありますよ。

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ビールだけでなく、料理も本格的! ビールが進むおつまみ的なものから、しっかりとお腹を満たしてくれるものまでフードメニューも豊富。残念ながら、車の運転手はお酒を飲んではいけません(笑)。

ここでしか買えないお店オリジナルのTシャツや帽子などもお洒落なので、ぜひチェックしてみてくださいね(編集部員も、Tシャツを購入しました)。

さて、明日3日目はいよいよ旅のクライマックス、ワイメア・キャニオンに行きます!

3日目:ワイメア・キャニオンへ

カウアイ島地図

最終日の3日目は、太平洋のグランド・キャニオンとも称される「ワイメア・キャニオン(Waimea Canyon)」を目指します。カウアイ島に行って、これを見逃すわけにはいきません!

まずは、ホテルがあるポイプからコロアタウンに戻り、コロア・ロードを山側に進んでカウムアリイ・ハイウェイに出ます。そこから左折して西へ進み、カラへオという小さな町にあるカフェ「カラへオ・カフェ&コーヒー・カンパニー(Kalaheo Cafe and Coffee Company)」で朝食をとりましょう。

1日の始まりにはコーヒーという方も多いはず。こちらのカフェは店名にコーヒー・カンパニーと入っているだけあって、カウアイコーヒーやコナコーヒーなど、ハワイ産から厳選した本格的な一杯を味わうことができます。

カラへオ・カフェ・コーヒー・カンパニー

カラへオ・カフェ・コーヒー・カンパニー

店内は、コーヒーと共に朝食を楽しみに来るローカルや旅行者でいつも賑わっています。朝食の定番であるオムレツやサンドイッチ、フレンチトースト、パンケーキなどメニューの種類もたくさん!

朝食を満喫した後はいよいよワイメア・キャニオンへ! カフェからカウムアリイ・ハイウェイをさらに西へ約30分走るとワイメアの町にたどり着きます。

町を過ぎてすぐワイメア・キャニオン・ドライブ(Waimea Canyon Drive)で右折し、そのまま曲がりくねった風光明媚な山道を上がっていきましょう。

ワイメア・キャニオン

ワイメア・キャニオンは約500万年前に噴火により隆起したといわれ、その後数百万年もの年月をかけて世界一降雨量の多いワイアレアレ山に降る雨や、谷を流れるワイメア川がゆっくりとそれを侵食して、今のような壮麗な地形に形成されたそうです。谷底との高低差はなんと最大1,000メートルにも及ぶそう。驚異的な自然の力を感じずにはいられません。

ワイメア・キャニオン

展望台は全部で5つあり、まずはワイメア・キャニオンの代表的な景色が楽しめる「ワイメア・キャニオン展望台(Waimea Canyon Lookout)」。さらに、車で奥地に進むにつれ「プウ・カ・ペレ展望台(Puu Ka Pele Lookout)」、「プウ・ヒナヒナ展望台(Puu Hinahina Lookout)」などの展望台があります。

展望台によってその都度違う角度からワイメア・キャニオンの渓谷の美しさが楽しめます。

ワイメア・キャニオン

さらに上に進んでいくと広い平地になり、「コケエ州立公園(Koke’e State Park、上写真)」に到着します。ここにはお土産が買えるショップや博物館、カフェがありますので、運転の休憩も兼ねて立ち寄ってみてくださいね。

コケエ州立公園の先にもいくつか展望台があるので、さらに上へ進んで行きましょう。「カララウ展望台(Kalalau Lookout)」と「プウ・オ・キラ展望台(Pu`u O Kila Lookout)」があり、プウ・オ・キラ展望台からはこのような絶景が望めます。

ワイメア・キャニオン

この展望台からは映画「ジュラシック・パーク」のロケ地ともなった秘境の海岸「ナパリ・コースト(Napali Coast)」の景観を山側から見渡すことができます。青く透き通る海と山肌に茂る緑のコントラストが息を呑むほどの美しさ!

ただし、この展望台には柵がありません。一寸先は険しい崖なので、お子様連れの際は絶対目を離さないでくださいね。自撮りをする場合は足元に十分注意を!

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プウ・オ・キラ展望台の横には、ワイメアの渓谷を歩く「ピヘア・トレイル(Pihea Trail)」もあります。

ワイメア・キャニオン

ワイメア・キャニオン

ワイメアとはハワイ語で「赤い水」を意味し、その名の通りワイメア・キャニオンは赤土で構成されています。カウアイ島の人気のお土産、レッドダートシャツ(赤土のシャツ)もこの赤土を使って染められているそうですよ。

さてワイメア・キャニオン観光を満喫した後は、来た道を下り、ワイメアの町へ戻りましょう。山を下る際の景観も圧巻ものなので、お見逃しなく!

カウムアリイ・ハイウェイに戻ったら、カウアイ島で人気のシェイブアイス屋さん「ジョジョズ・シェイブアイス(Jojo’s Shave Ice)」へ!

ワイメア・キャニオン・ドライブを南下し、カウムアリイ・ハイウェイとの交差点で左折。少し進むと右手側に、ポップでカラフルな店構えのジョジョズ・シェイブアイスが見えてきます。

ジョジョズ・シェイブアイス

1992年創業の元祖ワイメア店では、定番のものからマイタイ(!?)やピスタチオなど珍しいものまで含めて、60種類以上のフレーバーがあります。シロップは全てオリジナルの手作り。フルーツそのものの味を楽しめるようにと、砂糖を使用せず、甘味が必要な場合はサトウキビを使用。暑いワイメア・キャニオンを観光した後には、最適なデザートです!

ワイメアを出た後は「ハナペペ・タウン(Hanapepe Town)」へ。ジョジョズ・シェイブアイスからは来た道であるカウムアリイ・ハイウェイを真っ直ぐ東方向へ戻ると、約15分ほどでハナペペ・タウンに到着します。

ハナペペには第一次世界対戦から1950年代にかけて米軍兵士が通ったバーなどがあり、当時はカウアイ島で最も栄えていた町だったと言われます。今でも昔の面影を残すアンティーク調の建物が立ち並びますが、インテリアをお洒落に改装したショップやカフェが点在しているので、ウインドーショッピングをしながら街歩きが楽しめます。

アートギャラリーもいくつか点在し、芸術家たちが集まるエリアとしても有名です。

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実はハナペペ・タウンは、ディズニー映画「リロ&スティッチ」で描かれた街のモチーフになったことでも有名です。カウアイ島に住む少女リロと宇宙人スティッチとの心温まるストーリーで、スティッチが宇宙から最初に降り立ったのがここハナペペだそうです。

こちらは、多くの観光客が訪れる「ハナペペ・スウィンギング・ブリッジ(Hanapepe Swinging Bridge)」。ハナペペ・タウンと川の向こうにあるハナペペ居住区をつなぐ木の吊り橋です。今では住民のほとんどが車で移動するため、橋を利用する人は減っているようですが、今もなお貴重な橋として大切にされています。

リトル・フィッシュ・コーヒー

町散策の合間に、ハナペペ・タウンの中にある「リトル・フィッシュ・コーヒー(Little Fish Coffee)」でランチにしましょう。店内はアーティスティックにリノベーションされていて、とってもお洒落! パニーニやベーグルを使ったサンドイッチメニューに、新鮮なフルーツやグラノーラ、ヨーグルトが盛られたボウルの数々など美味しそうでヘルシーなメニューが勢揃い。 

リトル・フィッシュ・コーヒー

新鮮な野菜が詰まったサンドイッチはボリュームもしっかり。カウアイ島産のコーヒーはもちろん、他にティーやチャイ、スムージーなども数多く揃っていておすすめです。

ハナペペの街を満喫したあとは、ハワイだけでなく全米一の規模を誇るコーヒー農園「カウアイ・コーヒー・カンパニー(Kauai Coffee Company)」に向かいましょう!

ハナペペ・タウンから再びカウムアリイ・ハイウェイで東へと走り、その後すぐ右斜めに延びるハレウィリ・ロード(Halewili Road)に曲がります。3~4分ほど走ったところで、右手側にカウアイ・コーヒー・カンパニーの看板が見えてきます。

カウアイ・コーヒー・カンパニー

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オアフ島のスーパーでもよく見かける青いパッケージが目印のカウアイ・コーヒーは、何とホワイトハウスに献上されたこともあるそうですよ!

毎日催行される無料のガイド付きツアーでは、会社の歴史や同社が栽培するアラビカコーヒーについて、そしてコーヒー豆の栽培から焙煎までのプロセスを知ることができます。焙煎には、海外から輸入された豆は一切使用せず、ここの農園で育った豆だけを使用して作られています。カウアイ産100%のコーヒーです。

カウムアリイ・ハイウェイをさらにずっと東へ行くと、ハイウェイはクヒオ・ハイウェイに名称が変わります。ハムラサイミンは、リフエに入った後でライス・ストリートを右折し、カレナ・ストリート(Kalena Street)という小道に左折してしばらく行くと左手にあります。食事後はそのまま空港にすぐに行けるので安心です。

ハムラサイミン

サイミンはハワイ発祥の麺料理で、昔ながらのあっさり系ラーメンといった感じです。ハムラサイミンでは麺もスープも手作り。

ハワイの人たちに「カウアイ島に行った」と話すと、「ハムラサイミンに行った?」と聞かれるほど、カウアイ島では絶対行くべき有名店です。カウアイ島での旅を振り返りながら、島が誇る名物店、ハムラのサイミンを最後に味わってくださいね。

以上で、カウアイ島の2泊3日の旅は終了ですが、いかがでしたか? 今回の旅程では周りきれなかったシダの洞窟やビーチ、そして街の風景など、カウアイ島にはまだまだ魅力がいっぱいあります。次回のハワイ旅行ではぜひカウアイ島を検討してみてくださいね!

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