Aunty Ayaのハワイでお祭りワッショイ! 第6回 5月のお祭りとは?(後編)
■ハワイに早いお盆がやってきた♪「灯籠流し」
5月の最終月曜日はメモリアル・デイ(戦没者追悼記念日または慰霊の日)。アメリカでは祖先や亡き人を想い、お墓参りをする日。うちの近所のオバマ大統領の家族のお墓などがある「バレイ・オブ・ザ・テンプル」という墓地でも朝早くから大勢の人が集まります。ハワイの献花はやはりトロピカル! トーチジンジャーなど、色彩豊かでダイナミックなお花が供えられます。 この日、アラモアナビーチでは灯籠流しの行事が。休みになるとアラモアナビーチには多くの地元の人が家族や親戚でバーベキューと海遊びを楽しみますが、この日は隙間がないほど、テントで埋め尽くされます。 主催は真如苑。でも、宗教の垣根を超え、色んな方がイベントに参加。灯篭は1時から寄付金と引き換えに配られ、用意した3500個がなくなり次第、打ち切られます。でも、団体受付は直前まで続いているので、個人で購入できなかった場合でも、大丈夫ですよ~。1つの灯篭に20人ほどで寄せ書きをしま~す。 6時から始まるイベントを映し出す大きなスクリーンが、ビーチにいくつも設置され、ピクニックをしながらパフォーマンスが楽しめます。今年も豪華! ライアテア・ヘルムさんとカジメロ・ブラザーズのライブ・コンサートが式典の前後で開催され、迫力のある和太鼓のパフォーマンスもありました。ハワイ島、ヒロの由緒あるハーラウ・オ・ケクヒのカナヘレ・ケクヒとカウマカイヴァのオリとカネオヘのハーラウ・カ・リコ・プア・オ・カラニアーケアのパフォーマンスが続きます。そして、真如苑による祈りがささげられ、ハワイだけでなく、アメリカ本土、日本、そして、他の国からも、自分の愛しい人に捧げる灯篭が海へ流されます。それぞれがユニークにデザインされ、レイがかかっているものもありました。灯篭と一緒に泳ぎ出す人がいるのはハワイらしいですね。 私は主人と自分の祖先と、親しい友人たちへと灯篭を流しました。この1年の間に親しい人があいついで亡くなったのです。悲しいね。と言うと友人が、「なんで悲しむの?彼らは天国に行ったんだよ、きっとハワイより素敵な所だよ! 悲しむのは自分のため。彼らのためには喜んであげなくっちゃ」と言われ妙に納得。 ご主人を亡くした友人も、1カ月半たって、「生きていることに感謝し、幸せって感じても罪じゃないかしら?!」という言葉にも感動。ご主人はきっと彼女の笑顔を望んでいるはず。生前、仲の良いご夫婦だったからこそ、言える言葉でしょうね。数年前に、船の上から、この式典を見たことが。。。ホクレア号(ポリネシア式カヌー)やサーフボートに乗ったサーファー達と並んで見たこのイベントは、それはそれは幻想的なものでした。天国にいる人も、地上にいる人も幸せでいる権利がありますね。 合掌。 ハワイ灯籠流しのHP:www.lanternfloatinghawaii.com (2012年5月取材、6月更新) |
ハワイ在住Aunty AYA(アンティ・アヤ)のプロフィール | |
ハワイと関西育ちのボケ、稀に、つっこみができるオバちゃんで~す。子供の頃からお祭りが大好き! 目指すは完璧なスローライフ。このコオラウ山脈のふもとの家で、衣食住全てを手作りできる日を夢みています。オーガニックな食材などが豊富なファマケ(ファーマーズ・マーケット)も大好き。良く食べるのは主人が釣ってきた新鮮な魚。でも、本音をばらすと大都会の刺激的な生活も好き。趣味はゆるゆる~と、フラ、タヒチアン、ボディーボード、SUP(スタンドアップ・サーフィン)時々ヨット。
ブログはこちらhttp://auntyaya.hapagirlpikake.com/ アンティ・アヤへのファンレターはこちらへどうぞ。editor@hawaii-arukikata.com |
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