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ハワイの物価を徹底調査! 1ヵ月の生活費はいくら必要?

投稿者: Myハワイ編集部 更新日:2022年03月11日

How Much Does it Cost to Live in Hawaii?

ハワイ、特にオアフ島ホノルルはアメリカ国内でも最も物価の高い場所として有名ですが、実際どの程度高いのでしょうか? そしてハワイで暮らすためにはいったいどのくらいのお金がかかるのでしょうか?  最近の物価はどんな感じでしょうか? この記事では、ハワイの物価と生活費についての最新調査をご紹介します。 (2022年3月調査)

 

 

ハワイの物価を徹底調査!1ヵ月の生活費はいくら必要?

【目次】
1.ハワイで暮らす月間・年間費用は?
2.ハワイの食品・日用品価格
3.ハワイの住宅価格・家賃
4.日本よりハワイで安く買えるアイテム

 

1.ハワイで暮らす月間・年間費用は?

ハワイの生活費と物価について

大自然に抱かれ、一年中暖かく素晴らしい気候に恵まれているハワイに住みたいと願う人は世界中にいます。しかし、小さな島々で構成されているハワイ、特に人口が密集しているオアフ島は土地や資源が限られています。

米金融情報サイト『キプリンガー(https:///www.kiplinger.com)』によると、ハワイ州ホノルルは、全米大都市の生活費ランキングで1位のマンハッタン(ニューヨーク州)についで、第2位に生活費が高い都市としてランクインしています。

タンタラスの丘から眺めるホノルル市

 

また、ハワイ州当局が発表したハワイ州の収入に関する最新調査報告書によりますと、夫婦と子ども2人の4人家族の場合、ハワイで1年間に必要な生活費は$85,372(約982万円)。これは贅沢をせずに普通の暮らしをした場合を条件に算出されています。

そしてオアフ島だけの場合、必要な生活費は年間$87,731(約1,009万円)となっています。単純計算するとホノルルでは4人家族の場合、毎月約7,115ドル(約82万円)の収入が必要、ということになります。

2年前に実施された同調査では、4人家族がオアフ島で暮らすのに必要な生活費は年間$83,046(約955万円)と報告されていました。この2年間で$4,685(約54万円)増えたことがわかります。

なお同じ最新調査で、1人暮らしの場合に必要な1年間の生活費は$37,646(約433万円)と算出されています。

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2.ハワイの食品・日用品価格

では、実際ハワイの物価はどの程度なのでしょうか? まずは食品・日用品から調査してみましょう。

ホノルルのスーパー

 

食品

ハワイで食品を買う際、「日本に比べて高い」と思った方は多いと思います。

それもそのはず、ハワイ・ニュースナウの報道によりますと、投資顧問会社「スマートアセット」が米労働省の2016−17年度の報告書を基に実施した調査では、ホノルルの年間の平均食費は$10,036ドル(約115万円)という結果が出されています。単純計算で1ヵ月約$836(約9万6,000円)となります。

またUSAトゥデイの報道によると、ハワイは全米で最も食費がかかる州として、ワシントンD.C.に次いで、第2位にランクインしています。

◇関連記事/【2019年版】ハワイのホールフーズで絶対欲しいアイテム70選

 

前述の調査金額は平均値ですので、家族の人数や買い物の量、嗜好により上下します。セールアイテムを購入する、メニューを工夫するなどすれば食費の節約はもちろん可能。

ちなみに、編集部員は食品を主にホールフーズ・マーケットとドン・キホーテ、コストコ、ファーマーズ・マーケットで購入しています。編集部員が定期的に購入する基本的な食品の価格を例に挙げてみましょう($1=115円換算)。

 

◎牛乳:$5.29 (約608円)、約1.89リットル(1/2ガロン) 

◎卵:$3.69(約424円)、12個入り

◎キャベツ:$0.99(約114円)/パウンド、(一玉約1.5キログラムで約$2.50のイメージ)

◎豆腐:$1.99(約229円)、1パック

◎もやし:$1.99(約229円)、1パック(283グラム)

◎食パン:$4.49(約516円)薄切り、17枚入り

◎豚肉薄切り:$4.99(約516円)/パウンド

◎パスタ:$1.79(約206円)、454グラム

上記の額は一例で、購入する店や品物の種類により価格は異なります。

コストコ

 

編集部員は、野菜やフルーツなどはファーマーズマーケットで買うことが多いです。スーパーで買うよりも新鮮で、価格も安いことが多く、また消費税分を別途徴収されることもないのでお得です。

家族の人数が多い場合は、コストコやサムズクラブなどの大型ホールセール店でまとめ買いしてメニューを工夫するなどで食費が抑えられます。

◇関連記事:【2021年最新版】ハワイのカカアコファーマーズマーケット全解剖【グルメ&お土産アイテム】
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カカアコ・ファーマーズマーケット

 

ホールセール店を利用しなくても、各スーパーの会員カードをうまく使うことで食費はかなり節約できます。ホールフーズ(アマゾンプライム)、フードランド、セーフウェイなどは会員登録すると価格がかなりお得になります。

では一般の家庭では毎月の食費にいくら使っているのでしょうか? 編集部員の周りで聞いてみると、2~3人家族の場合は月$400~$500(約4万6,000円~5万7,500円)、4人家族の場合は月$500~$600(約5万7,500円~6万9,000円)という答えが多く返ってきました(※外食除く)。皆食費節約のために工夫しているので、一般家庭ではあまり日本と大差はないのかもしれません。

 

日用品

日用品も食品と同様、大抵の商品はアメリカ本土から輸送されているため割高になります。しかし、ウォルマートやターゲット、ホールフーズ・マーケットなど、大型店の自社ブランドは他社ブランドよりお得な場合が多くねらい目です。編集部員は、日用品を主にコストコやターゲットで購入しています。良く購入する日用品の価格を例に挙げてみましょう。

 

◎トイレットペーパー:$21.99(約2,529円)30個入り

◎ペーパータオル:$23.99(約2,759 円)12個入り

◎シャンプー&コンディショナー:各$8.99(約1,034円)各1リットル

◎ボディソープ:$16.79(約1,930 円)3本(各700ミリリットル)

◎歯磨き粉:$3.99(約459円) 136グラム

◎洗濯用洗剤:$16.69(約1,919円)、粉末3.27キログラム

◎皿洗い用洗剤:$1.19(約137 円)192ミリリットル

◎スポンジ:$1.15(約 132円)1個

◎ハンドサニタイザー(消毒ジェル):$2.99(約344 円)236ミリリットル

(写真差し替え)

家族の人数にもよりますが、洗濯用・皿洗い用洗剤はコストコで特大ボトルを購入すると数ヵ月程度は持ちます。

 

ガソリン

 

世界中で高騰しているガソリン価格ですが、KHON2の報道によると、2022年2月10日時点のハワイ州全体における平均ガソリン価格は1ガロンあたり$4.44でした。これは、アメリカ全体の平均価格$3.48よりもおよそ$1高い結果となっています。

さらにハワイ州の島ごとに価格の違いを見てみると、ハワイ島ヒロ周辺の平均価格は$4.44、マウイ島は$4.58、カウアイ島は$4.74、オアフ島は$4.33。ハワイ州で人口が一番少ないラナイ島においては、1ガロンあたり$7近くを記録する日もあったと報道されています。

日本のように公共交通機関が発達しておらず、また自転車や徒歩での移動習慣があまりないハワイではほとんどの人が車を移動手段としているため、ガソリン価格の高騰は日本以上にハワイの人々の生活費に大きな影響を与えています。

世界情勢の影響で、ガソリン価格は今後さらに上昇すると予想されています。詳細は下の記事をご覧ください。

◇関連記事/ホノルルのガソリン価格、過去最高を記録

 

3.ハワイの住宅価格・家賃

 

「ハワイに家を買いたい」と思ったことのある人、また留学や仕事でハワイに来て賃貸物件を探したことのある人で、ハワイの住宅価格や家賃の高さにビックリしたことのある人は多いのではないでしょうか? それもそのはず、ハワイ、特にオアフ島ホノルルは全米でも最も住宅価格と家賃が高い場所なのです。

ハワイの住宅価格

2022年1月のハワイ・ニュース・ナウ(Hawaii News Now)の報道によると、2021年12月におけるオアフ島の一戸建て住宅の中間価格は100万ドル以上(約1億1,500万円)で、2020年に記録した中間価格87万500ドル(約1億10万円)を20%上回っています。

またコンドミニアムについても、2020年の48万5,000ドル(約5,578万円)より15%を超える上昇となっています。 前年同月と比較すると、一戸建ては18%増、コンドミニアムは53%の上昇となっています。

◇関連記事/オアフ島の住宅価格、過去最高を更新

なお、中間価格は平均価格と異なり、販売された物件の最低額から最高額までを並べ、その真ん中にある価格を意味します。例えば、売れた物件が25万ドル、50万ドル、75万ドルの場合、50万ドルが中間価格となります。

ラニカイ(上写真)やカハラなどにある極端に高額な物件が含まれている場合、平均価格では市場の動向を見極めることが難しくなることから中間価格が指標として使用されています。

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ハワイの家賃

 

不動産賃貸ウェブサイト「Zumper」のまとめでは、ホノルルの2022年1月の平均家賃は1寝室が1,660ドル(約19万円)、2寝室が2,190ドル(約25万円)で、それぞれ前年比13.7%、15.3%のアップとなり、全米ランキングで17位となっています。

◇関連記事/全米実質賃金ランキング、ハワイ州はワースト5
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カポレイ地区

 

また「KHON2ニュース」の取材で、ホノルル不動産協会の前会長シャノン・ヘブン氏は、オアフ島一番の主要都市ホノルルから離れたオアフ島西部もカポレイから中央部もミリラニ一帯を見ても、数年前まで$1,600/月で借りられた2寝室の物件が、最近では$2,000/月以下で見つけるのが非常に難しくなっているとのコメントをしています。

ホノルルだけでなく、オアフ島全体で家賃上昇が発生していると言えそうです。

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4.日本よりハワイで安く買えるアイテム

食品や住宅の価格・家賃は日本よりも高いハワイですが、日本より安く購入できるアイテムももちろんたくさんあります! 下記はその一例です。

 

ハワイ産の食品

ハワイ産の食品はハワイで購入するのが一番! 日本では買えない、または買えても高額になるので、ぜひ滞在中にまとめ買いしておきたいですね。

ビッグアイランド・キャンディーズのヒロ本店

 

 

食品では、ハワイ土産で人気のビッグアイランド・キャンディーズのクッキーや、マカデミアナッツ、ハチミツなどがあります。

 

またハワイ産のコーヒーもチェック! こちらは、インターナショナルマーケットプレイスにある本格派コーヒー店「コナコーヒー・パーベイヤーズ」のコーヒー豆。厳選されたコナコーヒーはお土産にも喜ばれること請け合いです。

ハワイ産の食品は各スーパーマーケットや大型小売店、デパート、ファーマーズマーケット、カフェ、レストラン、各社店舗など、さまざまな場所で購入することができます。

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洋服などファッションアイテム

日本では海外デザイナーブランドの洋服は高額でなかなか手が出ませんよね。アメリカのデザイナーブランドの場合、ハワイでは日本よりもかなり安く購入できます。ハワイ滞在中は、ハワイ発ブランドやアメリカンブランドの洋服や靴、バッグなどファッションアイテムを狙いましょう!

ブルージンジャー

 

日本で入手困難なブランドでおすすめは、ワイキキ・ビーチ・ウォークにあるハワイ発のリゾートウェアブランド「ブルージンジャー」や、インターナショナル・マーケット・プレイスにある、日本人フラダンサーも御用達の「ノア・ノア・ハワイ」です。

インターナショナル・マーケット・プレイス

 

これら以外にも、ワイキキ内でアクセスしやすく、食事も買い物も楽しめるショッピング街、ワイキキ・ビーチ・ウォークインターナショナルマーケットプレイスでは、ハワイらしい雑貨や日本にはないブランド店が多く軒を連ねています!

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「ケイト・スペード」、「トリーバーチ」、「コーチ」、「マイケルコース」などのアメリカンブランドも、ハワイでは日本に比べてかなり割安に購入することが可能です。これらのブランドの店舗はアラモアナセンターにありますので、必ず覗いてみてくださいね。

また、ブランド品が安くで手に入るワイケレ・プレミアム・アウトレットやディスカウントストアが立ち並ぶ西オアフのショッピングセンター、カポレイ・コモンズは、地元の人に人気です。

ハワイ在住者は会員制のコストコやサムズクラブを利用している人も多いですよ。旅行者の皆さんも是非足を延ばしてみてくださいね。

(アラモアナから写真差し替え:ハワイの素敵な景色の写真がいいかなと思います。いかがでしょう?マイハワイのストック写真から選んで頂けますか?)

以上、ハワイの生活費と物価に関する情報をお伝えしましたが、いかがでしょうか? 経済的には厳しいときもありますが、ハワイには美しい自然や心優しい人々、奥の深い文化、様々なレクリエーションの機会、年中温暖な気候など、プラスの部分もたくさんあるので、皆頑張って働きながら暮らしているのですよ!

※記事内のドルから円への換算は、1ドル=115円で計算しています。

(2022年3月更新分)

この記事が属するカテゴリー: 基礎知識

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