ニューイヤー恒例のイベントである「ハレアイナ・アワード」が、今年も同賞を主催するホノルルマガジン誌1月号において発表されました。名実ともにトップクラス、ハワイのグルメシーンを代表するダイニングに贈られるハレアイナ・アワードは、批評家による選考ではなくハワイの人々の投票で決まります。今回で21回目を数える権威あるアワード。ロコが選んだベストダイニングを早速ご紹介しましょう。
2005年 第21回ハレアイナ・アワード発表
ハワイグルメ界の頂点である「レストラン・オブ・ザ・イヤー」に輝いたのは、日本の方々にもお馴染みのあの「アラン・ウォンズ」。またしても… と書きたいところですが、実は「レストラン・オブ・ザ・イヤー」の栄冠は3年連続受賞の快挙を達成した2001年以来4年ぶり。もちろんその間もハレアイナ金賞には選出されていましたが、ここ3年間はトップの座を、ロイズ(2002&2004年)とホクズ(2003年)に譲っていたのです。とはいえ、レストラン・オブ・ザ・イヤーの称号はこれで通算6度目と他の追随を許しません。やはり圧倒的な人気と実力を誇るナンバー1ダイニングと言えるでしょう。ワインスペクテイターやグルメマガジンといった全米規模のマガジンでも数々のアワードを受賞し、アメリカ最高のシェフ・アワード、ジェームス・ベアード・アワードで「ベストシェフ・パシフィック・ノースウエスト」にも輝いているアラン・ウォン氏ですが、今回の受賞に当たり次のように喜びを語っています。「僕の店に足を運んでくれるお客様は圧倒的に地元の方々。だから、ハレアイナを受賞することは僕にとって格別にうれしいことなんです。この栄冠はハワイの皆様の投票によってもたらされたものですからね。」ますます多様化し洗練を求めるゲストのリクエストに応えるべく、自らも更なる進化を遂げたいと力強く語るカリスマ・シェフ、アラン・ウォン。ハワイのグルメシーンはこれからも大いに期待が持てそうです。
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通算6度目の「レストラン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したアラン・ウォンズのアントレ |
今回のハレアイナ・アワードには内容に多少の変更があり、幾つかのアワードが新設されています。そのひとつが「リトルレストラン・ユー・ラブ」。これはご近所の気軽に行けるダイニングといった感じでしょうか。「馴染みの店」的な親しみのあるレストラン、皆さんの地元にもそんな行き付けの店があるかもしれませんが、ハワイの人が選んだリトルレストランも、チャンスがあったらぜひ訪れてみてくださいね。また「ホエアー・ユー・イート・モスト・フリークェントリー」(もっとも頻繁に訪れるレストラン)というアワードもお目見えしていますが、これは前述のリトルレストランのように愛着があって通う店というよりは予算的、場所的に都合が良く、しばしば利用する店といった感じのようです。このほか特定の店の特定のメニューを選ぶというとてもユニークなアワード、「ベストデザート」&「ベストアペタイザー」の2つも新たに仲間入りしています。
*各受賞レストランはリストをご参照ください。
最後になりましたが、今回の「ベスト・ニューレストラン」は「ブルウォーター・グリル」&「チーズケーキ・ファクトリー」に決定しました。前者はハワイカイのウォーターフロントにあるおしゃれなダイニング。ホームメードにこだわった独創的なパシフィックリム・キュイジーヌが楽しめます。後者はもう訪れた方も多いと思いますが、ワイキキの真ん中にオープンした全米チェーンのカジュアルレストランです。メニューはなんと200種類以上、もちろんチーズケーキもバラエティ豊かに揃っています。大勢の人々と一緒に店の外で待つ覚悟でお出かけください。
ハレアイナ賞2005受賞レストラン
トップ・レストラン
※リンクがあるところは、グルメ情報ですでに取り上げたレストランです。
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