ダンサー間の年齢差&東海岸公演旅行日誌その3
私達ハラウの特徴の一つにダンサー間の年齢差が挙げられます。大会に出場するダンサーにも同じことが言えます。つまり、参加可能な最年少の14歳の子もいれば、経験を積んでいる44歳の女性もいるのです。親子ほど年齢の異なる人たちが、息を合わせて同じ振り付けを踊るのは、体力的にも精神的にも協力と忍耐が必要です。また、親や祖父母として家庭でも重要な役割を担っている人達と、学業以外にも大切な課外活動がある学生達とでは、時間的にも経済的にも許容範囲が異なります。
他のハラウの中には「大会に出場するダンサーはこの年齢からこの年齢まで」と決めているところもあるそうです。私は「学生プラス主婦」と「会社員プラス主婦」の両方を体験したので、立場の違う人たちがお互いを尊重しあって協調する難しさを実感しました。それでも、ハラウという大家族の中で若者達の間に年長者を敬う心が、また年長者達の間に若者達を育む余裕が生まれることを期待して、クムはあえて年齢差のあるグループを作ります。
●カメハメハ大会番外編
今回私の所属するハラウから大会に参加した日本人は6人、日本でフラを習っていた人も、ハワイの他のハラウから移って来た人も、はたまた私と同じようにこのハラウで初めてフラを習い始めた人もいます。その中の4人に意見を聞きましたので要約してご紹介します。異なる文化背景を持っていても、練習やキャンプを通してフラの本質を学び、アロハスピリットを実感できたようで、私も自分のことのように嬉しくなりました。
(問)何故、大会に参加しようと思いましたか?
(答)練習に参加したかったから。ハラウの15周年だから。自分を試したかったから。
(問)練習の中で何に困難を感じ、どのように克服しましたか?
(答)言葉(英語)の壁。練習の厳しさ。クムの要求すべてに答えられていないこと。辛い思いをするのは仲間も同じと悟った。練習あるのみ。周囲の人々に助けられた。
(問)フラを通して何を学びましたか?どのように生かしますか?
(答)自然や神に対しての考えかた。踊りだけでなく、ハワイの自然、言葉、歴史。人間の魂。人の強さ、優しさ、忍耐力。人に対しておだやかに、優しくなりたい。
(Kawailani)
東海岸公演旅行日誌その3
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団体旅行にはつきものですが、部屋割りは必ずといってよいほど苦情が出るものです。出発前、会計役の私はフラシスター達からの質問攻めに遭いましたが、「知らない、聞いてない」の一点張りで白を切ることにしました。家族が同行していない若者達は各々大人のいる部屋に入りました。クムの狙いとしては、私達大人がルームメートの保護者となりお目付け役となるわけです。ですから、私達のニューヨークでの部屋は、30代が二人、20代が一人、そして10代が一人という組み合わせになりました。母親役に睨まれているせいか、ティーンのルームメートは規律を守るよい子になりました。
●第5日目(ニューヨーク) 午前9時45分 午前10時 午後1時半 午後4時半 午後9時 午後11時半 深夜1時 深夜2時 ●第6日目(ニューヨーク) 午前8時半 午前10時 午後1時 午後5時 午後7時半
午後8時 午後11時
午後11時半 深夜0時 |
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