ハラウの2002年
クリスマス休暇が明け、ハラウの2002年が始まりました。最初のクラスには、1年か1年半ぶりに復活した人たちを含めて懐かしい顔ぶれが揃いました。普段通りの基礎練習の後、クムから今年の行事について説明がありました。
今年はワヒネとカネはメリーモナークやカメハメハなどの大会には出場せず、クプナがハワイ島で開かれる大会に出場。そして、ケイキがどこかの大会に出場すること、また新しいプロジェクトとしてカヒコの衣装を作り、プリンスロットフェスティバルに参加することになりました。プリンスロットは99年以来の参加になります。したがって、昨年のプロジェクトだったレイフルの完成品を来週のクラスに持ち寄り、各自クムの検査を受けることになりました。因みにクムの今年のプロジェクトとしては新しいCDを完成させることだそうです。
例年大会の練習に使う時間は、2月から始まるハワイ語のクラスに充てられることになりました。ハワイ語のクラスは週1回で全クラス合同です。今まで数回アラカイが主催するハワイ語のクラスがありましたが、各々仕事を持っている上にハラウでも重要な役割を担うアラカイ達にとっては負担が多すぎるというので、今回は外部から講師を呼ぶそうです。クラスは希望者だけですが、クムは私たちのクラスに参加するように強く勧めました。チャントを理解する上でハワイ語を学ぶのは必須だからです。
7月のプリンスロットの後には、8月に恒例のラオハナがあり、11月にはマウイ島でのコンサートがあります。昨年のコンサートが好評だったので今年も再演が期待されているようですが、今回は演目を替えてダンサーの数も少なく小規模になる予定です。ファンドレイジングの活動も変更されました。毎年、アロハスタジアムでマンパワーを提供していたステートフェアには参加せず、その分、5月のファミリーフェアをより大きなものにして、昨年好評だったハロウィーンパーティを再び開催することになりました。もちろんイベントはこれだけではないのですが、こんなに多くのことが年の初めに決まっているのは珍しいことです。
大会嫌いの私としては、楽しみな1年です。97年はまったく大会に参加しなかった年で、雑事に追われないせいか基礎と普段の練習に集中でき、とても楽しい充実した1年でした。今年もそんな年にしたいと思っています。余談ですが、1年だけだと思っていたハラウのニュースレター委員を、今年も継続することになりました。大して役に立たなかった罰ということでしょうか? 来週にはファミリーフェアのミーティングもあります。おそらく、またファイナンスを担当することになるのでしょう。
ホオパが使うイプヘケまたはイプの打ち方を習いました。カヒコの拍子は3種類です。言い換えれば、この3種類かまたはこの3種類を組み合わせた音以外はカヒコの拍子ではないそうです。音を文章で説明するのは困難ですので、ステップで説明します。1つ目の音はパーです。パーはカオやレレに使われます。2つ目はカヘラです。カヘラはカラーカウアやカヴェルに使われます。3つ目はクークーです。文字通りクークーやオニウに使われます。
組み合わせた拍子の代表格はイントロダクションです。ホイやカイなど入場、退場の際のオリにパーとカヘラを組み合わせた拍子が使われます。左手でイプヘケまたはイプを持って、右手でたたきます。打つ場所は側面です。但し、イプを持って踊るときは振り付けにより、底を打つときもあります。聞きなれたチャントでもハラウによって振り付けが異なります。基本の音を把握していれば、たとえ振り付けを知らなくてもホオパができるそうです。実際に、クムがグアムのワークショップに行って地元のハラウで教えた際、ダンサーのステップに合わせてイプヘケをたたいたそうです。
クムの掛け声に合わせて3種類の拍子を次々にたたいていく練習をしました。頭の中に音が入っていないと混乱してしまいます。ステップに合わせて打てるようになるには時間が必要です。カヒコの拍子はクムのCDでも、ウェブページ:www.sonnyching.comでも聞くことができます
(Kawailani)
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