第21回 ラウラウ・メーキング4
「オハナ」の回に説明したように、ファンドレイジングは、大会やショーにまつわる諸費用の資金集めが目的ですが、ダンサーにとっても、別のクラスのダンサー達と知り合えるだけでなく、ローカルの人達でも知る機会の少ないラウラウの作り方を覚えられるので、貴重な体験になります。
作り方(つづき) 10. クッキング:いよいよ調理に入ります。最低4時間は蒸しますが、水宴`減と火加減により異なります。一応、インストラクションがあるものの、慣れた人でないととても難しく、常に人がついていないといけません。1つの蒸し器に約100個入りますが、焦がして全部台無しになってしまうこともあります。クムのお父さんを始めごく少数の人にしかできず、私を含めてほとんどの人達は、作業中普段と違う匂いがしてきたら「バーニング!!」と叫ぶことくらいしかできません。1度に幾つもの蒸し器で調理するのでプロパンガスを使います(写真)。 |
余談:先日、ガスタンクから火が出ているのを見つけました。葉を洗っていたので水の傍にいたのですが、ホースで水をかけてよいものやらどうやら、とっさに言葉(英語)が出てこなくて慌てました。結局、濡れタオルで火を消しましたが、まだガスがもれているようなので撤去されました。そう言えば、作業場からは見えなくなったものの、あのガスタンクはその後どこへ行ってしまったのだろう?! |
11. クーリング:蒸し上がったラウラウをラックに移して冷まします(写真)。粗熱を取っただけで冷凍庫に入れてしまうと、冷凍庫の中の温度が上がり、先に入っていたラウラウを痛めることになるので、完全に冷まします。今年から大型扇風機(家の中で使ったら家具まで吹っ飛びそうなもの)を導入したのでずいぶん時間を短縮できるようになりましたが、それでも40分から1時間はかかります。 |
12. パッキング:最後に、冷めたラウラウを袋に詰めます(写真)。冷凍庫で保管し、食べる時に電子レンジで温め直します。
以上でラウラウの全行程が終了です。 先日初めて、作りたてのラウラウを持って帰って食べました。やはり、新鮮というか、蒸し立ての味は格別で感激しました。これだけの労力と格別な味に、1袋3個入りで6ドル50セントでは割りに合わないと思いません? 手間と愛情のぎっしり詰まったOnolicious(オノリシャス)なラウラウをあなたも一度お試しあれ。 |
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