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ハワイ歩き方事務局
人気連載「子連れママの留学生活」

2000-11-08 ザ・子連れ留学ストーリー1 「出願」

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2000年11月08日

ザ・子連れ留学ストーリー

11月8日 (木)
子連れ留学生が、遊びのことばかり書いてちゃいかん。子連れ留学なんだから少しそのことを書かないと…。最近読者の方から「留学」に関する質問のメールを頂くことが続いたのでちょっと考えなおした。そこで今は昔、3年前に三十路のママがどうやってハワイ留学生活を始めるに至ったのかを思い起こして…。

第1章 「出願」

こーんなママ生活をしながら夜な夜な留学手続き…!

もともと短大も英語科卒、就職もエアラインだったからやっぱり海外や英語に対する興味は人一倍強く持っていたと思う。エアライン勤務三年目の仕事にすっかり慣れて来た頃、英検準一級に合格。今思うと、そのことが「やれば出来るじゃん! もっと何かを勉強しよう」という新たな目標を持つことにつながったと思う。そして結婚。それから2年後、退職。「ハロー通訳アカデミー」という東京・中野の通訳ガイド試験の予備校に通い始める。思えばこの頃の私は手当たり次第に英語の資格試験を受けまくっていた。ちなみに、結果の方は…(恥ずかしいけど参考まで)、TOEFL 550, TOEIC 810、通訳ガイド不合格(なはは)、英検一級不合格(きゃははは)。よしを出産する前にもしガイド免許と英検一級を取得していたら、私が子連れ留学なんてものに走ることはなかったかもしれない。(だって仕事があるもんね)。

その後よしを出産。いつの頃からか私の気持ちの中に疑問が生まれてきた。朝から晩までこうやってひたすら子供の世話をして私は年をとっていくのか。子育てに夢中で数年を過ごして気づいてみると、もう新たに何か始めるには遅すぎる状態になっているのではないか。そんな焦りの気持ちが私の中でもやもやと広がっていた。旦那は朝出ていったら夜中まで帰って来ない。どうやってもたまっていく子育てのストレスとそんな不安の解消法が、「留学を夢見ること」になっていったんだと思う。怖い、怖い。子育て中の奥様をお持ちの旦那様たちへ。奥様の心のケアをお忘れなく!

ベビーカーを押して公園へ通う帰り道に本屋さんに立ち寄り、留学情報誌を買い集める。出願書類を取り寄せてみようかな…。その頃はインターネット・Eメールなんてものとは違う世界で生きてた私には、「お手紙」という手段しかなかった。「英文レターの書き方」という本を片手に、手書きのレターを書く(本当はタイプしなきゃいけなかったんだろうけど頑固に手書き。でも大丈夫だったみたい)。で、なんで「ハワイ大学」を選んだのか。「ハワイがいいよ」とのんきなことを言っている旦那が約1名いたこと。治安や医療を中心とした環境が一番いいと思われるハワイじゃなきゃ、無理だろうとも思った。あとは留学費用の面。ハワイはアメリカ東海岸の半分以下、西海岸の約半分だと思う。なんったって出費は最低に抑えなきゃ…。本当は私の教育をしてる場合じゃないからね。

やっとの思いで手紙を1通送って数週間後、学校案内と出願書類が届く。見て愕然とする。げげ! これ全部必要なの? 高校、短大それぞれの卒業証明書と成績表(もちろんすべて英文)。10年も前だよぉ。そんな記録あんのかね(実はある)。短大時代に履修した科目のコース案内(編入単位の認定のため。10年前のそんなもんはなーいっ!と思いきやそれに近いものはあった)。出願書類。なにを勉強したいかのエッセイ。 TOEFL スコア。健康診断書(レントゲン結果と予防注射の証明を含む)。そして銀行残高証明書。書いてるだけで疲れる。怖じ気づいた私は、思わず「留学手続き代行業」ってもんに駆け込む。でもそこで言われたのは、「一人でも留学生活は大変なのに子連れでは無理と思う。また、仮に合格したとしても(20万円も頂いて)その状況でビザを取得するのはほとんど無理だろう。お受けしない方があなたのため」。べーだ! ちゃーんと全部自分でやったもんねー。子連れだって留学できるもんねー!

今週の登場人物

よし– 5歳の息子。
体格●日本人の子にしてはちょっと大きめ。
性格●うさぎタイプ(?)。パパそっくり。(私はいのししタイプ? )
言葉●年のわりに幼稚だが、一応バイリンガル。最近急に英語が強くなってきた。
将来●たぶん風来坊。母がこんなだからね。

子連れママのプロフィール
日本で短大を卒業後、航空会社勤務。1997年8月三十路になった年、1歳11ヶ月になる子供の手を引いてハワイへやってきた。それ以来ハワイ大学の学生として、学期中(8月〜12月、1月〜5月)は主婦業をお休み(旦那は東京在住)、ママ業は手抜きで学業に励む毎日。全くのメカオンチであったがICS101という初めのコースをとってコンピューターに目覚め、それ以来ICS(インフォメーション・アンド・コンピューター・サイエンス)の学生としてプログラミングとグラフィック・デザインを学ぶ。将来は妻として母としてを優先しながらもプロフェッショナル・ワーキング・マザーでいたいと年甲斐もなく待望を抱いている。
毎週、思い出のスナップを紹介しています。こちらは、ニューヨーク・セントラルパークにてちょっとおすまし。

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