ザ・毛虫ストーリー
1月20日〜23日
日本語学校のピックアップタイム、よしがプラスチックカップを持って帰ってくる。中には小さな小さな毛虫がいた(正確にいうとあげは蝶の幼虫)。「あ、毛虫がいるー! 小さーい!」。何も考えず喜んでいたアホな私。連絡用フォルダーの中にプリントと地図が入っている。「2週間ほどでさなぎになります。それまではよく食べるのでクラウンフラワーの葉を絶やさないようにしてください」。初めて気づいた。私はこいつも育てなきゃいけないのか。よしが持って帰ってきたのは葉っぱ1枚ぽっちで、それはもう干からび始めている。この毛虫ちゃん、クラウンフラワーの葉しか食べないんだって… 早速、新しい葉っぱとってこなきゃ。
小さい毛虫、見てーっ!
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ところが、そう思っていながら毎日忘れて帰ってきてしまう。そして3日目。そろそろ葉っぱも限界、ボロボロで美味しくなさそうだ。今日こそ新しい葉っぱを食べさせてあげなきゃ餓死しちゃうかも…。夕方、地図にそって葉っぱ探しドライブへ行く。地図によるとハワイカイ・ドライブ周辺と、ワイアラエ・カントリークラブ周辺にあるとなっている。2時間ほどぐるぐる探し回るが、…どこにもないよぉっ! 仕方ないので似ている葉っぱをとって帰る。だってもう真っ暗になってしまったのだ。
やっぱり「似ている葉っぱ」は「似ている葉っぱ」にすぎなかったらしい。毛虫ちゃんはどうもハッピーじゃなさそうなのだ。やっとクラスメートのママ友達と連絡が付き、クラウンフラワーの木がある場所を教えてもらう。…もっと早く聞けばよかった。幼稚園児のママは楽じゃない。ところで、質問! 日本の幼稚園でも毛虫の葉っぱ探し、やらなきゃいけないんですかね?
1月24日(水) 会社でお仕事
…というわけでめでたく今朝やっとクラウンフラワーの葉をゲット。毛虫ちゃん、お腹いっぱいお食べ。
今週の登場人物
よし– 5歳の息子。カハラにある幼稚園に通う。最近「ウォレス&グロミット」のビデオに懲りだした。一人でげらげら笑いながら見ている。
「ウォレス&グロミット」
イギリス生まれのクレイメーション(アニメーションじゃなくて粘土でできたキャラクターが動く)。コミカルなストーリーが愉快だけど、言葉がわからなくてもげらげら笑えちゃうんです。子供向けなようで、実は大人も楽しめちゃうのが不思議。杉原先生も大ファンのこのビデオ、家族そろって見てみてくださいね。
●「ウォレス&グロミット」ホームページ:
http://rummelplatz.unimannheim.de/~mfeld/wallace&gromit.html
子連れママのプロフィール | ||||
日本で短大を卒業後、航空会社勤務。1997年8月三十路になった年、1歳11ヶ月になる子供の手を引いてハワイへやってきた。それ以来ハワイ大学の学生として、学期中(8月〜12月、1月〜5月)は主婦業をお休み(旦那は東京在住)、ママ業は手抜きで学業に励む毎日。全くのメカオンチであったがICS101という初めのコースをとってコンピューターに目覚め、それ以来ICS(インフォメーション・アンド・コンピューター・サイエンス)の学生としてプログラミングとグラフィック・デザインを学ぶ。将来は妻として母としてを優先しながらもプロフェッショナル・ワーキング・マザーでいたいと年甲斐もなく待望を抱いている。 | ||||
毎週、思い出のスナップを紹介しています。こちらは結婚式恒例の寿アナウンスの様子。こちらは大宴会だったのでみんなちょっと緊張。 | ||||
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