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Eriko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

MIYAVIにハワイでインタビュー

投稿者: Eriko 更新日:2020年01月31日

Samurai Guitarist: MIYAVI

「サムライギタリスト」の愛称で呼ばれ、ギターはもちろんハリウッドで俳優としても大活躍中のMIYAVIさん(以下MIYAVI)にハワイでインタビューしました。

世界中の有名アーティストがライブを繰り広げるワイキキのプレミアムジャズクラブ「ブルーノート・ハワイ」にて、先日MIYAVIがハワイで初のライブを開催。日本を代表するホットなアーティスト、MIYAVIに音楽活動、次作の映画、ハワイ、海外での活動、将来の夢などについて、じっくりお聞きしました!

◇関連情報/ ブルーノート・ハワイに行ってみよう!

MIYAVIのインタビュー

 

2020年1月29日(水)、ワイキキの中心アウトリガー ワイキキ ビーチ リゾート内にあるライブハウス「ブルーノート・ハワイ」でハワイの現地メディアによる記者会見が開催されました。

下記はライブを控えたギタリストのMIYAVIにインタビューした内容です。動画と併せてご覧ください。

MIYAVI:ハワイには何度か来たことがあるのですが、ハワイで演奏をするのは初めてなのでとても嬉しく思っています。どうぞよろしくお願いします。

ハワイアンロックについてご存知ですか? 

MIYAVI:ジャック・ジョンソンはよく聴いていました。ジェイク・シマブクロ(ウクレレ)は僕の尊敬するミュージシャンですね。ハワイアン音楽のレジェンド、カラパナも好きです。

 

今後ハワイのミュージシャンとのコラボの可能性などは?

MIYAVI:ハワイは日本、アメリカ、ハワイアン、アジアの国々など色々な文化が混ざってハーモニーを奏でている、素晴らしい場所だと思います。ハワイにいるロックバンドに限らずハワイアン、ウクレレなどジャンルを超えて、ジェイクやジャック・ジョンソンともチャンスがあればコラボレーションをしたいですね。

 

映画の次の作品予定は?

MIYAVI:僕はこれまで4本の映画に出演していて、うち2本は女優のアンジェリーナ・ジョリーさんと共演しました。役者としては新しいですし学ぶことがたくさんあります。

僕は悪人を演じるのに魅力を感じるんです。なぜかというと、悪人がどのようにしてなぜそういう風になったのかという人生の過程を考えるととても興味深いんですよね。

次作ですが、今年末または、来年初旬にネットフリックス制作の「ケイト(Kate)」という映画に出演する予定です。ウッディ・ハレルソンさん主演です。とてもバイオレンスな映画で今回も僕は悪役なんですが(笑)。

この作品を通して、アクションシーンも僕は出来るのだということが分かりました。過去の作品でもアクションシーンに挑戦したことはありますが、この作品ほど激しいものはしたことがなく…。今回は本格的でプロについてスタントにも挑戦したのですが、やり遂げました! 僕はスタントも出来る最初のギタリストかも(笑)!?

同時にコンサートツアーもしていて…アクションスターは事故の危険もあるのでミュージシャンと同時進行するのは少し無謀なのかなと思いますが、それでも僕はチャレンジしていきたいですね。

実は2015年ごろハワイに「キングコング:髑髏島の巨神」の撮影で来ていて、俳優サミュエル・L・ジャクソンさんとはじめてお会いして、アクションシーンにも初挑戦したんですが、それがハワイの山の中でドロドロになりながらの撮影だったのですごく大変な思い出です。ハワイを嫌いになるかと思いました(苦笑)。

ギターの弾き方に、三味線の影響を受けているということですが、師匠などはいらっしゃるのですか?

MIYAVI:プロの三味線プレイヤー上妻宏光さんです。師匠で友だちでもある彼とはコラボレーションもしました。津軽三味線で常に新しいことをしている名手です。映画「不屈の男 アンブロークン」の中でアンジェリーナ(ジョリー)が、僕が演じたワタナベが三味線を弾いているシーンを入れたいということで練習しました。三味線のシーンは結局使用されませんでしたが、とてもノスタルジックなシーンで日本の伝統を学ぶことができたのが良かったです。

 

三味線を取り入れた手法をはじめたのはいつですか? 

MIYAVI:19才のときですね。香港で演奏するチャンスが舞い込んできたのですが、当時の僕ときたら英語は全く話せなかった。僕が香港で学んだことは、「まずは英語の勉強をする」。海外で通訳を通さないでコミュニケーションをとるためには英語を学ぶことの必然性を感じました。

同時に、僕のギターを聴きに集まってくれる人たちのためにギターのワールドツアーを行いたいと考えたのですが、僕がエリック・クラプトンやジミー・ヘンドリックの真似をしても彼らが起こす感動は僕には出来ない。そこで僕にしかできない三味線を取り入れたギターの手法(スラップ奏法)を始めました。常にミュージシャンとして観客を感動させられるよう失敗を恐れずにチャレンジしていきたいです。

 

MIYAVIさんは世界で活躍する日本のアーティストの代表だと思うのですが、海外に出てくるタイミングは自然な流れ? 自分でどう決められたのですか?

MIYAVI:ギタリストとして新しいことを世界規模で作っていくことが僕のミッションです。僕が海外に出ようと思った要因は二つあります。

一つは時代。僕が音楽をはじめた頃は日本の音楽業界はすでに何でもあり確立していた。日本国内で誰もが満足しているような状況の中、敢えて海外に出て音楽活動をしようとするミュージシャンもいたので、僕自身もその必要性を感じました。

もう一つはテクノロジー。ブラジルの人たちが僕の曲を聴いてくれている! 地球の裏側に自分の音楽を聴いてくれる人がいることを知りスゴイなと思いました。当時はMySpaceで繋がっていたんですけど、インターネットの発達の影響は大きかったと思います。

海外に進出するには、英語が鍵だと思います。文化の違いを超えてコミュニケーションを取れるのが音楽の良さだと思うのですが、通訳なしで英語を話して(海外の人々と)会話のリズムをつかめたらよいなと思ったんですよね。

英語の勉強は大変で泣きました。自分はギターの練習をしたいのに英語を学ばなければならないというジレンマに陥り辛いこともありましたね。日本の学校では英会話は習わないので、ビジネスチャンスを掴むためには、英語の対話力を身に着けて自信をつけるのは大事だと思いますね。

 

ブルーノート・ハワイで公演されることについてどう思われますか?

MIYAVI:ブルーノートは(大きなコンサートホールと比べて)違うバイブがありますよね。なので今回オファーをもらって嬉しかったです。僕の基本的なスタンスとしてはどこでも演奏できます。英語を勉強していた頃はアメリカ・カリフォルニアで許可をもらって地元の人たちに交じってストリート・パフォーマンスをしたこともありますし、ブルーノート・ハワイのような素晴らしい環境で演奏できるのは嬉しいと思いますね。

 

ハワイで好きな場所などありますか?

MIYAVI:今滞在しているところがカハラという場所なのですがダイヤモンドヘッドやココヘッドや海が近くにありとても素敵な場所なんです。ハワイは山と海のパワーをすごく感じるので、僕は特に好きな場所はないですが、ハワイに来たら良い気や食べ物も全部含めて出来るだけ自然に触れていたいですね。

エッグスンシングスへは行ってきました、はじめて(笑)。まだツーリストなので、ワイキキを通るのもけっこうワクワクしますね。

今後の夢は?

MIYAVI:大枠でいうと教育(エジュケーション)と農業ですね。音楽は人々にメッセージを伝える教育だと思います。

人の話は聞かない人でも音楽だと聴いてくれることがありますよね。お説教など頭ごなしでなく、(聴くことで)自然と受け止められるのが音楽の強みだと思います。僕にも娘が2人いますし、子どもたちに音楽を教えてあげるのが僕の夢ですね。

僕はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使を務めているのですが、現在世界中に7,000万人以上の難民の人たちがいることは問題だと思います。僕らはいなくなってしまっても子どもたちのためにも常に未来のことを考えて行動していきたいと思いますね。自分がボランティアをすることで若い人たちがこれをカッコいいことだと思って、フォローして同じように行動してくれたらよいなと。

音楽活動、俳優、教育、マネージメントなど、なんでも未来のために僕が出来ることをやっていけたら良いなと思います。

 

MIYAVIについて

大阪出身の日本人ロックミュージシャンで俳優、モデルをこなす世界的なスーパースター。

MIYAVIはこれまでアジア、ヨーロッパ、北アメリカなど世界30ヵ国でツアーを行い、一躍国際的な人気ミュージシャンの座を獲得。日本の伝統的な三味線にインスパイアされたピックを使わずに演奏するスラップ奏法という独特な演奏法のパフォーマンスで知られるギターリストである。

また、「不屈の男 アンブロークン」、「マレフィセント2」、「キング・コング」、「ブリーチ」などの映画に出演し、国際的俳優、モデルとしても大活躍。女優のアンジェリーナ・ジョリーをはじめとする世界中で多くのファンを魅了し続ける。

2017年より日本人として初めてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使も務める。

MIYAVIのインタビューを終えて

流暢な英語と日本語でインタビューに答えているMIYAVIさんを拝見して、彼の素晴らしい英語力と今に至るまでの努力や行動力、何でも真剣に取り組む純粋さにインスパイアされました。日本を代表するアーティストとして、フットワークの軽い国際人として、今後の活躍を楽しみにしています。またハワイに来てください。

◎MIYAVIの公式ウェブサイト(日本語):http://myv382tokyo.com/

ブルーノート・ハワイについて

ブルーノート・ハワイは、ワイキキの中心、アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾートの2階にあるニューヨーク発のプレミアムジャズクラブです。ライブハウスではさまざまなジャンルの音楽を聴きながら食事やドリンクを楽しめます。落ち着いた雰囲気の中、世界でも名だたる一流アーティストによるライブエンターテイメントを楽しむことができます。観客席とアーティストの距離が本当に近く、有名なアーティストを間近に感じることができるのもブルーノートの醍醐味です。

ブルーノート・ハワイで「ハワイ旅行が当たる豪華懸賞」開催中!

ブルーノート・ハワイではオープン4周年を記念して、「ブル ーノート・ハワイへのツアーが当たる2020年アニバーサリー懸賞」キャンペーンを実施中! またとない豪華ハワイ旅行が当たるチャンスです。今すぐブルーノート・ハワイの日本語公式サイトをチェックして応募してくださいね! 詳細はこちらの記事をご覧ください。

◎ブルーノート・ハワイ 
Blue Note Hawaii
電話(808)777-4890
ウェブサイト(日本語):https://jp.bluenotehawaii.com/

◎アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート
Outrigger Waikiki Beach Resort
場所:2335 Kalakaua Ave., Honolulu, HI 96815
電話:(808)921-9711
ウェブサイト(日本語):https://jp.outrigger.com/hotels-resorts/hawaii/oahu/outrigger-waikiki-beach-resort

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