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Akiko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第41回 ハワイの名司会者 キモ・カホアノさん

投稿者: Akiko 更新日:2012年06月09日

オーラあふれる素敵な人々をじっくりインタビューするこのコーナー。今回のゲストはハワイの「お茶の間の顔」とでも言うべき名司会者で、今年のナ・ホク・ハノハノ賞で「ライフタイム・アチーブメント賞(功労賞)」も受賞したキモ・カホアノさんです。

ハワイで直撃インタビュー 第41回 ハワイの名司会者 キモ・カホアノさん

 

ハワイの名司会者、キモ・カホアノさん

今回は、ハワイの地元の人は誰もが知っているこの人、恒例のフラの祭典「メリー・モナーク・フェスティバル」や、ハワイの長寿番組「ハワイ・スターズ」などの司会に加え、Hawaii Five-0など数々のドラマにも出演し俳優としても名高い、キモ・カホアノさんにインタビューしました。実はキモさん、かなりの親日家でもあるんです。

編集部明子(以下明子): キモさん、はじめまして。今日はどうぞよろしくお願いします。

キモ・カホアノさん(以下キモ):(満面の笑顔で)アロハ! 実は僕は日本にすごく縁があるんだよ。カメハメハ校(ハワイアンの血を引く生徒のみ入学できるハワイの名門校)の高校生だった1966年頃、当時僕はポリネシアン・ダンサーをしていたんだけど、先生から日本に行ってパフォーマンスすることを薦められたんだ。大阪と神戸の間、芦屋の奥池公園で、10週間にわたってパフォーマンスをして、色々と学んだよ。それ以来日本は大好きなんだ。

明子:今でも日本によく行かれていますよね。そんな昔から日本で活躍されていたとは知りませんでした。ところで、このたびは、ナ・ホク・ハノハノ賞の功労賞受賞おめでとうございます。キモさんといえば、ハワイのエンターテイメント界の顔ですよね。

キモ:先ほど話した、日本での経験の後、ハワイに戻ってプロとしてパフォーマンスをはじめたんだよ。まずは、カハラ・ヒルトンでダニー・カレイキニと共に公演。ロイヤル・ハワイアン・ホテルのモナーク・ルームにも出演したし、デューク・カハナモクや初代Hawaii Five-0(ハワイ・ファイブ・オー)の俳優Zulu(Kono Kalakaua 役の俳優 )、アル・ハリントンやジム・ネイバーズとも共演したよ。1975年からラジオの仕事を始めて、たくさんのハワイアン・アーティストと交流し、様々な音楽が生まれる場面にも立ち会ったよ。このラジオで知り合った、クラッシュ・ケアロハ、ジャクリーン・スカイラーク・ロセッティと一緒に、1978年にナ・ホク・ハノハノ賞を立ち上げたんだ。

明子:この歴史ある賞を作られたのがキモさんだったとは! キモさんはメリー・モナーク・フェスティバルの司会もなさっていますよね。

キモ:メリー・モナークの司会は、1981年から続けているよ。来年、メリー・モナーク・フェスティバルは50周年を迎えるんだけど、僕にとっては33回目のメリー・モナークなんだよ。

明子:テレビのお仕事もたくさんなさっていますよね。

キモ:メリー・モナークをはじめてから、他にもたくさんテレビの仕事をしてきたよ。コミュニティーに貢献するためにMDAテレソンの仕事もしたし、キャロル・カイと一緒にはじめたハワイのカラオケ番組「ハワイ・スターズ」は、もう16年続いているよ。司会の仕事を通じて、ハワイについて学び、フェスティバルやミュージック、フラなどを様々な視点から見ることができるのは、とても楽しいですね!

明子:今や世界中で大人気のドラマ「ハワイ・ファイブ・オー」にも出演なさっていますよね。

キモ:そうなんだ! オリジナルのファイブ・オーにも出て、そこでは様々な役を演じました。今放映されている新しいファイブ・オーにも知事の最高警備責任者としてでましたよ! この番組のスタッフと仕事をするのは最高だね。素晴らしい俳優さんたちがたくさんいて、皆とても一生懸命働いているんだ。世界中の人がハワイと聞いただけでハワイ・ファイブ・オーを連想して、「ハワイに行くぞ!」と思ってくれたら嬉しいね。

明子:キモさんは、メリー・モナークのハラウと共に、専属MCとして日本へ行かれたり、と、日本のフラ・シーンでも活躍しておられますよね。

ハワイの名司会者、キモ・カホアノさん

キモ:初めて日本へ行ったのは1959年、まだ子どものころだったよ。そのあと、高校卒業間近に、冒頭に述べた通り、日本でパフォーマンスをして、1981年にもダンスで日本を訪ねたんだ。何度も日本に行くうちに、日本のフラ界がどんどん盛んになっていくのを目の当たりにしてきたよ。現在では東京で行われている「ナ・ヒヴァヒヴァ・フェスティバル」に関わっているんだ。東京ドームで、3日間でそれぞれ2つずつコンサートが行われるんだけど、3日間フラざんまいのイベントなんだよ。東京以外にも日本中から人々が集まって、メリー・モナークの優勝ハラウのフラなどを鑑賞するんだ。本当に素晴らしいイベントで、司会という役割を通じて、ハワイの文化やフラの心を会場の人々と共有することができるのが嬉しいね。大阪では大阪城でフラ・ピクニックというイベントをやってるよ。何千人ものフラ・ダンサーが一緒にフラを踊るんだ。素晴らしい光景! 皆さんちゃんと学ばれていて、動きが素晴らしいんだよ。

明子:日本のフラ界は素晴らしいですよね。キモさん、日本の人々がハワイに来てエンターテイメントを楽しみたいときに、オススメの場所はありますか?

キモ:ハワイには色々なフェスティバルがあるから、フェスティバルの時期にハワイに来ると、素敵なフラやエンターテイメントが楽しめるよ。あと、音楽を聴きながらくつろいで、興が乗ってきたらちょっとフラを踊って…みたいな雰囲気なら、ハレクラニ・ホテルの「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」や、アウトリガー・リーフ・ホテルの「カニカピラ・グリル」もいいよ!

明子:雰囲気いいですよね~。それじゃ、次にキモさんのお気に入りのレストランを教えていただけますか?

ハワイの名司会者、キモ・カホアノさん

キモ:お気に入りのレストランは本当にいっぱいあるよ。ハワイのシェフたちとは良い友人なんだ。そうだねー、あ、すごく良い場所が会ったよ。マーケット・シティの「カフェ・カイラ」だね。オーナー・シェフのカイラさんは本当に素晴らしい心の持ち主なんだ。最高の朝ごはんが食べられるよ。あとは、カパフルの「グッド・トゥー・グリル」もいいねえ。キアヴェ・グリルのバーベキューがすごく美味しいよ。

明子:それじゃあ、最後に、キモさんの人生のモットーを教えていただけますか?

キモ:このたびナ・ホク・ハノハノ功労賞をいただいて、「全ての瞬間に感謝したい」、「いつも優しくありたい」、「皆に幸せでいて欲しい」という思いをさらに強くしたんだ。歌をうたうにも司会をするにも、何をするにも全てを素晴らしいものにし、すべてに感謝したいです。ハワイで私の声を使って働けることに感謝し、日本の人々がハワイに来てくれることに感謝します。

明子:素晴らしいですね。全ての瞬間に感謝する…なんてポジティブで素敵なモットーなのでしょう。感動です。キモさん、今日は朝早くから本当にありがとうございました。これからも健康に気をつけて素晴らしいキモさんの姿を私達に見せてくださいね。

(2012年6月更新)

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