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Akiko
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第67回 高木ブーさん

投稿者: Akiko 更新日:2013年11月21日

Special Interview: Takagi Boo-san

オーラあふれる素敵な人々をじっくりインタビューするこのコーナー。今回はウクレレの第一人者といえばこの方、ハワイを訪問中の高木ブーさんを直撃、いろいろなお話を聞かせていただきました。

ハワイで直撃インタビュー 第66回 高木ブーさん

先日うつみ宮土理さんと古賀義弥さんのインタビューをさせていただいたのですが、その記事を読んだある方からメッセージをいただきました。なんと、高木ブーさんのお嬢さん、高木かおるさんからだったのです。実はかおるさん、幼少のころにロンパールームでうつみ宮土理さんの生徒さんだったんだそうです。そのご縁で、高木ブーさんにもインタビューさせていただくことになりました。実は私、ドリフの大ファンでして、憧れのブーさんに会えるとあって、前日は興奮のため眠れませんでした。初めてお会いしたブーさんは、印象どおりのとても穏やかで優しい雰囲気の方でした。和やかムードの中、楽しいお話をたくさん聞かせていただきましたよ♪

ハワイを訪問中の高木ブーさん

Myハワイ(ハワイ歩き方)編集部(以下編集部):今日は時間を作ってくださってどうもありがとうございます。まずは、ハワイアン音楽やウクレレとの出会いについて教えてください。

高木ブーさん(以下ブーさん)最初の出会いは15のときですね。僕は6人兄弟の1番下なんですが、上の兄貴が灰田兄弟(日系2世のハワイアン歌手、灰田勝彦さんと晴彦さん)のファンでして、3月8日の僕の誕生日にウクレレをプレゼントをくれたんです。後で聞いてみたら僕にウクレレをやって欲しい、ということだったみたいなんですがね(笑)。誕生日に買ってもらっていなかったら今頃弾いていないよ。

編集部:それでハワイアン音楽ファンになられたのですね。ずっとハワイアン一筋だったんですか?

ブーさん15のときに始まって、高校、大学と。プロになってからハワイアンバンドをやっていましたね。でも途中で変わりましたけどね。ドリフターズにはいっちゃったからね(笑)。ドリフターズのころはハワイアンよりオールディーズが流行していましたからね。どちらかというとロカビリーやカントリーでしたね。ドリフとしての活動がなくなった後に、「それぞれ好きなことやっていいよ」と言われてからまたハワイアン音楽を始めました。

編集部:ドリフをやられたことで、その後の音楽に影響がありましたか?

ブーさんそのころにやっていたのはギターでしたからね、ジャンルは別として、方向は同じ。そんなに音楽というのには違いはない。もともとドリフターズというのは音楽コントだったんですよ。アース・ウィンド&ファイヤーとか演奏してね。ビートルズ来日のときは前座でのっぽのサリーを演奏したりして、それで途中でこけてね(笑)。

ウクレレの第一人者、高木ブーさん

編集部:私たちの子どもの頃は、皆ドリフが大好きでした。ドリフでは何年活動されましたか?

ブーさん全員集合で16年でしょ。大爆笑を入れると30年~40年くらいだね。1977年に始まって、加入してからばらばらになるまでは49年でした。ほとんど50年だね。

編集部:ブーさんの愛用のウクレレについて教えてください。

ブーさん色々持っていますね。何本かわからないくらい。今は、ダブルネックもトリプルもあります。カジメロはダブルギターを持っているので、それを真似して、4弦と8弦のウクレレを持っていますよ。好きなメーカーは日本のメーカーで、シモギターというところ。欲しいのを作ってもらっています。ウクレレにはまったきっかけはカマカなんですけどね。でも、人が持っているようなものを持つのが嫌いなんですよ。僕ははったり屋さんなもんでね(笑)。

元ドリフターズ、高木ブーさん

編集部ウクレレの魅力は?

ブーさんやはり音色でしょうね。癒しのポロンという音。ギターは弦が鉄線で出来ていますからね、生でやってもきつい音なんですけどね。ウクレレのポロンというあの優しい音がいちばんですね。

編集部どうすればウクレレが上手になるんでしょうか?

ブーさん僕だってまだ完璧じゃないからね。ウクレレのスタイルっていうか、僕らは歌が中心だからね。昔のハワイアンは歌いながらウクレレを弾いていたし、僕らの時代は歌えなきゃウクレレを弾かなかったからね。今はウクレレだけ弾く人もいるしね。だから、それぞれの人のスタイル、好きなジャンルを選んで一生懸命練習して欲しいね。

ドリフ、高木ブーさん

編集部ハワイではどのように過ごされますか?

ブーさん今は小さな子どもたちもハワイに来てますけど、うちの孫のようにね、でも僕がいちばん最初にハワイに来たときはドリフに入った30才のころでしたね。で、僕は誰よりもハワイ好きになりました。ハワイ滞在中は、計画を立てて行くところもあるし、また来て何もしないこともあるよね。かみさんと来ていたころは、ハワイにおじさん、おばさんがいたもんですから、訪ねたりしていました。ハワイでは決めてかかんないですね。今は孫中心で動いてますけどね(笑)。実は昨日、アラン・アカカさんのスチールギターのコンサートに飛び入りして弾きました。娘の結婚式でもアランさんが演奏してくれたんですよ。ウクレレフェスティバルにも毎年出ているね。来年の7月20日のウクレレフェスティバルにも出ますよ!

編集部ドリフターズのメンバーと来られたこともありますか?

ブーさん昔はね、家族でね。メンバーのファミリーと一緒に来てたよね。加藤(茶さん)も仲本(工事さん)も当時は独身だったから皆で旅行してたけど、今は自分のカミサンとのほうがいいんじゃないなかな(笑)。ドリフで映画も2、3本撮ってますよ。

ドリフ、高木ブーさん

編集部ハワイで1番好きな場所はどこですか?

ブーさんラニカイですね。ラニカイは全然違いますね。

編集部コンサートを12月にされるそうですね。そのことについて教えてください。

ブーさん年に一度大きなコンサートをするんですが、今年はクリスマスに近い12月18日にします。場所は浅草に新しくできたシアターでやることになりました。ハワイアンの曲を日本語とハワイ語の両方で。最近日本もフラダンサーの人口も増えましたよね。僕らのころはなかなかいなくてね、男ばっかりでぞろぞろでしたね。NHKの通信講座を始めてめちゃくちゃハワイアンのフラが流行りだしましたね。

編集部最後にウクレレファン、ハワイファンの方にメッセージをいただけますか?

ブーさん音楽の楽器というのはたくさんありますが、いちばん易しいのは、ウクレレかハーモニカ。4弦しか弦がないけど、4弦あれば完璧な音楽が出来るんだよ。音もギターより優しいし、練習すれば誰でも弾けるようになる。そして奥が深い。だから大勢の方々にやっていただいて、そしてそれからですよね。後は自分の努力次第ですね。いちばん易しい、いちばん良い音色のある楽器ですよ、と。ですからまずはやってみてください(笑)。

シェラトン・ワイキキ内のウクレレ屋さん(ウクレレぷあぷあ)で練習用のウクレレを借りて、楽しそうに演奏されていたブーさん。優しいお人柄同様の、とっても素敵な音色でしたよ。今年80才になられたブーさん。いつまでもお元気でご活躍してください。大好きなドリフのお話ができてとても嬉しかったです(編集長明子)

(2013年11月更新)

この記事が属するカテゴリー: 特集, 芸能・有名人特別取材
関連キーワード: 直撃インタビュー, 高木ブー,

4 responses to 第67回 高木ブーさん

  1. 匿名さま、コメントありがとうございます。そうですよね、私もドリフターズ世代なのでわかります。もしよろしければこちらの最新記事もお読みください。コロナの感染拡大の前に取材しました。https://www.hawaii-arukikata.com/news/2020_0219_ukuleleminiconcert.html

  2. 高木ブーさんのハワイアンバンドで、ハワイの音楽が流れ、ウクレレを鳴らしながら歌うんです。僕は高木ブーさんのファンです。8時だヨ!全員集合、ドリフ大爆笑、加トちゃんケンちゃんごきげんテレビを見ました。荒井注さん、いかりや長介さん、志村けんが天国へ旅立ち、仲本工事さん、高木ブーさん、加藤茶さんは、ザ・ドリフターズの3人です。彼らのザ・ドリフターズは永久的に不滅です。以前僕は、神戸ポートピアアイランドホテルで、高木ブーさんのハワイアンコンサートを見ました。物凄く高木ブーさんのハワイアンバンドで、ウクレレをならしながら歌うんです。高木ブーさんのCD持ってます。ハワイアンの流れる曲が物凄いです。又、高木ブーさんのコンサートを見に行きたいです。高木ブーさんへ、仲本工事さん、加藤茶さんを暖かく見守って下さい、宜しくお願い致します。又、お逢いしましょう。

  3. みなさんブーさんとよく撮れていますね。お母様に見せると喜ぶかも?子供達に見せてもわからない人かも。自分の小学生の時にドリフをみに言った時はドキドキしていたけど今はブーさんもかわちゃったし会っても

  4. とっても優しかったブーさん。ますますファンになりました。現在はこぶ茶バンドというバンドを仲本工事さん、加藤茶さんと一緒にされているそうですよ!

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