ハワイで直撃インタビュー第35回　ウクレレハレ主宰、ジョディ・カミサトさん(後編)

ハワイを代表する楽器といえば、やはりウクレレ。グループ「ハート＆ソウル」のミュージシャンで、自らが主宰するウクレレ教室「ウクレレ･ハレ」で、子どもたちもウクレレを教えるほか、ボランティア活動にも熱心な心優しきミュージシャン、ジョディ･カミサトさんにインタビューしました。サイン入りCDのプレゼントもありますよ。

ハワイで直撃インタビュー　第35回　ウクレレハレ主宰、ジョディ･カミサトさん(後編)

ホノルル市内カイムキにある、とあるビルの2階で、ウクレレ教室「ウクレレハレ(ウクレレの家という意味)」を主宰するのが、ミュージシャンのジョディ･カミサトさん。ウクレレを通じたボランティア活動にもとても熱心なジョディさんとの優しさあふれるインタビューをお楽しみください。

編集部：(前回からのつづき) ジョディさんは、ウクレレを通じた色々なボランティア活動をされているんですね。

ジョディ･カミサト（以下ジョディ）：そうなんだ。僕の夢はウクレレを教え続けること。そしてウクレレに対する熱い思いを世界の人々と共有したいんだ。その足がかりとして「ユークス･オン･ザ･ルース」っていうボランティア活動を始めたんだよ。僕の目標は年間5ヵ所でこの活動をすることだったんだけど、なんと今年は13ヵ所で活動しているんだ。どんな活動かというと、これは僕たちが学校へ出向いて、放課後のプログラムでウクレレを教えるというものなんだ。ラッキーなことに、僕はNPO団体の「ビッグブラザーズ･ビッグシスターズ」とパートナーを組むことができたから、それにウクレレを取り入れたんだよ。本来は高校生が小学生とペアを組んで、小学生のお手本になるといったプログラムなんだけどね。交流を通じてウクレレを学ぶこともできるというわけ。ゆくゆくは、ユークス･オン･ザ･ルークをハワイ中に広げて、学校の授業でウクレレが取り入れられるようになればいいな。これが僕の夢ですね。

編集部：すてきですね～。優しいジョディさんの夢が叶うことを心から祈っています。ところで、ビッグ･ブラザーズ･ビッグ･シスターズについてもう少し教えてください。ジョディさんは、ビッグ･ブラザーズ･ビッグ･シスターズの最優秀メンバーに選ばれたそうですね。

ジョディ：ビッグ・ブラザーズ･ビッグ・シスターズ・オブ・ホノルルの一員になれてとても恵まれているなと思います。これはNPOのプログラムで 3年前に僕は小学生の「弟」とペアになったんだ。彼の名前はスカイラーっていうんだけど、当時は6才で、父親がいなかったんだ。僕の役目は男として彼を指導することで、最初は少し戸惑ったよ。でも、1ヵ月もすると、スカイラーのことがわかってきて、とても近い存在になったんだ。週に一回、毎週日曜日に会って、一緒に楽しい事をするんだ。釣りをしたり、ビーチに行ったり、映画を観に行ったり、一緒に話をするんだ。彼との出会いはまさに僕の人生で最も素晴らしい出来事の一つだね。ボランティアをして地域に貢献することが好きなんだ。この教室でもやってるようにね。

編集部：じ～ん。良いお話をありがとうございます。次は、ジョディさんのお気に入りについて教えてくださいね。ジョディさんがハワイでお気に入りの場所は？

ジョディ：ラニカイだね。とても美しいビーチだと思うよ。穏やかだし、水はキレイだし、混んでないしね。ストレスから解放してくれる場所なんだ。

編集部：うんうん。ラニカイって良いですよね～。じゃあ、ジョディさんのお気に入りのローカル･フードは？

ジョディ：スクール･ストリートにある「ミツケン」のガーリック･チキン！　美味しいよ～♪　あと、ハンバーガーも好きだね。

編集部：うんうん、ミツケン美味しいですよね。ジョディさんは日本へよく行かれるんですよね。日本でお気に入りの場所はありますか？

ジョディ：東京が好きだよ。エネルギッシュなところがね。ハワイとはまったく違う時間の流れが好きだよ。でも短期間だけでいいかな。九州も好きだよ。僕の祖父の家族の出身地だから、熊本へ行くのが好きなんだ。なんとなくハワイに似ているんだよね。食べ物も美味しいし、みんな親切だし♪　それから沖縄も美しいよね。沖縄にも親戚がいるんだよ。

編集部：日本ではどんなことをするのが好き？

ジョディ：まさに「食べること」(笑)。日本の食べ物が大好きで、特に築地に行くのが好きなんだ。東京に行くときは必ず築地の魚市場に寄るようにしているんだ。朝とても早く起きて行くんだ。前日の夜がどれだけ遅くなっても、必ず築地に行って新鮮なお寿司とかを食べるんだけど、これが美味しいんだ！　食べ物とサービスは日本が「一番」だね！

編集部：日本では3月11日に東日本大震災が起きて、たくさんの人々が被災しました。たくさんの人が家族や家を失いました。被災地の人々にメッセージをいただけますでしょうか。

ジョディ：僕たちは皆さんのために祈っています。ハワイだけではなく、全世界が皆さんに「アロハ」を、そして愛を送っています。本当に心配しています。どうぞ心を強く持って、自分の人生を精一杯生き、どうか幸せになってください。大変な時だとは思いますが、私たちが皆さんのことを心配しているということを忘れないでください。早く皆さんにお会いできる日が来ることを楽しみにしています。音楽は癒しのギフトです。もしも機会があるなら、音楽を聴いてください。ウクレレの音楽を聴いてください。きっと癒されるはずです。どうかお元気で。LIVE ALOHA!

編集部：ジョディさん、本当にありがとうございました！　これからもがんばって下さいね！

とても優しくてあたたかくて、爽やかなジョディさん。きっと、ウクレレを通じて世界の人々に笑顔を分け与え続けてくれることでしょう。これからも、ずっと応援しますよ～♪

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