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第88回 広末涼子ハワイで「はなちゃんのみそ汁」への思いを語る

投稿者: Eriko 更新日:2016年01月08日

昨年11月に開催されたハワイ国際映画祭で女優の広末涼子(以下広末さん)が日本人の女優として始めてキャリア功労賞を受賞しました。映画祭では、広末さん主演の「はなちゃんのみそ汁」(日本では2016年1月9日に一般公開予定)のワールドプレミア上映が行われ、ホノルルの映画館、リーガル・シアター・ドール・キャナリー18の試写会場に広末さんも登場。Q&Aでは、国際映画祭のディレクターのロバート・ラムベス(以下ロバートさん)そして観客からの質問に答えました。広末さんが「はなちゃんのみそ汁」にかける思いをじっくり語ってくれました。

HIFF、ハワイ国際映画祭で広末涼子が受賞、ハワイ

 

ロバートさん: この映画は実話に基づいたストーリーですが、役のオファーが来る前からこの話はご存知でしたか?千恵さんについてどう思いましたか?
広末さん: 映画化の千恵さんの役を頂いたときには、私もドキュメンタリーで彼女の話を観て知っていました。なのでぜひ演じたいという風にお話をしたんです。でも、実は映画の台本が出来上がってきたときに、読んで、すごく辛すぎて、悲しくて苦しいから…。やっぱりたくさんの女性に観ていただきたいのに、すごく矛盾しているんですけど、「もっと明るくできませんか?」って脚本家の方にちょっと無理なお願いをして、4回も5回も脚本を書き直していただいて。先ほど、(上映会を)こっそり一緒にみせていただいたんですけど、そしたら会場からたくさんの笑いが起こっていたのでほっとしました。千恵さん自信が笑いや笑顔を大事にしていた方だったので、それを受け取ってもらえたなら嬉しいなと思います。

 

ロバートさん:脚本を変えようとするなんてすごいですね?
広末さん: そんなことは全くなくて、どうして(脚本を変えてもらった)かと言うと、映画というのは、私の中で小さい頃から夢の世界で、女優さんになりたくてそれが実現して、映画を観るのも映画で演じるのも大好きです。(この話は)やっぱり実際のお話ではありますが、ドキュメンタリーでもなくて映画でできる「はなちゃんのみそ汁」にしたいと思ったのが私の一番の希望で。そこで、「皆にハッピーを、元気を、次の日に何かの原動力になるものを受け取って帰ってもらいたい」という私の願いを、関係者の皆さん、スタッフさんたちも受け取ってくださって、この映画が実現したんです。 本当にこの作品を通じて、今もきっと空から見てくださっている千恵さんに感謝をしたいです。それと同時に、実際この映画を通じてはなちゃんや信吾さんとも出会えて繫がりができたことが私にとって、とってもハッピーです。

この撮影の途中の今年、はなちゃんは中学生になりました。実際は、千恵さんが亡くなった当初は、信吾さんはとっても痩せてしまって、ずっと千恵さんの写真の前で泣いてばかりで、お酒も飲んでタバコも吸っていた毎日だったそうです。その背中を見て、はなちゃんはいつもちゃんとおみそ汁を作っていたそうです。そんなはなちゃんが中学生になって、実は日本ではレシピ本も間もなく出版されます(「はなちゃん12歳の台所」は現在発売中)。この作品を通じて、観てくださった皆さんだけでなく、はなちゃんや信吾さんもたくさんの人たちに囲まれて、今はタバコもお酒にも溺れることはなく、たくさんのゲストがお家に来てはなちゃんのお料理で明るい食卓を囲んでいることが多いそうです。それも私が本当にこの映画に出られてよかったことだな、と思います。

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HIFF、ハワイ国際映画祭で広末涼子が受賞、ハワイ

 

HIFF、ハワイ国際映画祭で広末涼子が受賞、ハワイ

 

ロバートさん: この役を演じたことによって自分のレシピを子どもに教えたりなど食生活で変えたことはありますか? 
広末さん: 私もご飯の時にはいつもお味噌汁を家族に作るんですけど、実は私は今までは鰹節からはお出汁をとっていませんでした。「ほんだし」でした()。十分美味しいんです。でも、この作品を経て、自分も子どもが一人増えたことで、離乳食からしっかりお出汁を取って、キューブで冷凍しておくようになりました。毎朝煮干や鰹節やら干し椎茸でお出汁をとることは大変なので。お味噌汁だけじゃなくていろんな料理に代用できるお出汁を作って冷凍しておくようになりました。それが大きな変化です。

 

ロバートさん: 日本でもハリウッドでもどこでもよいのですが、一番どんな役を演じてみたいですか?
広末さん: 私は脚本家でもディレクターでもないので、「こういう役がやりたい」と一度もアプローチしたことはなくて、頂いた本で私に何を演じさせたいと思ってくださるかというオーダーに応えるスタイルでそのままずっと演じさせてもらって今もこれからもそのスタイルのままだと思います。

 

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HIFF、ハワイ国際映画祭で広末涼子が受賞、ハワイ

観客:今まで演じた役で一番気に入っている役は?
広末さん『鉄道員』(ぽっぽや)の雪子。高倉健さんとご一緒させていただいた、まだ私が10代の時の作品はとっても思い出深いです。それから、初めて海外で撮影させてもらった「WASABI」は監督がイメージして日本とフランスの架け橋をとらえてくれたのでその役もとても大好きです。そしてこの千恵さんは本当に心から大好きです。

 

 

 

<はなちゃんのみそ汁>実在の人物、安武千恵さん(2008年33歳で死去)が乳がんを患い死にいたるまでの闘病生活を描く。夫の信吾さん、娘のはなちゃんとの家族の触れ合い、特に母から娘への愛情が描かれている。脚本・監督 は阿久根知昭。

 

広末涼子プロフィール: 日本の女優。1980年生まれ、高知県高知市出身。1994年にCMコンテストでグランプリを獲得しデビュー。映画デビュー作「20世紀ノスタルジア(97年)」では日本アカデミー賞をはじめ新人賞を総なめに。海外主演作品はリュック・ベッソン監督の「Wasabi(2001年)」でジャン・レノと共演。広末主演作の「おくりびと(2008)」は米アカデミー賞の海外優秀作品賞を受賞、自身も日本アカデミー賞の主演女優賞を取得している。2015年ハワイ国際映画祭で日本の女優では初のキャリア功労賞を受賞。

 

ハワイ・インターナショナル・フィルムフェスティバル
会場:リーガル・シアター・ドール・キャナリー18など
電話:(808) 447-0577
ホームページ(英語):www.hiff.org
上映スケジュール&チケット購入(英語):
www.hiff.org/program/schedule

リーガル・シアター・ドール・キャナリー18
住所:735 Iwilei Rd., Ste B, Honolulu, HI 96817(Kマートの近く)
電話:(808)526-3456
アクセス:ワイキキ・トロリーのレッド・ライン、またはワイキキからザ・バス19番または20番を利用

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