4月2日 「バナ(ウニ)にはご用心」の巻
まいろ〜は!!(おぼえてるかな?)
あいさつはさておき、みなさんお元気ですか? 先週からページのデザインも一新し、気分も新たに読んでいただければなぁなんて思ってます。
今週は、昨日海で日本から来ていたビジターサーファーを見ていて気が付いた事を書いてみようと思います。海のなかでの習慣って恐ろしいもので、ハワイに来てからも学生時代に過ごしたカリフォルニアのビーチブレイクの時の癖でついつい波に乗り終わったあとに足を底についてしまう癖が知らない間についてしまっていました。このせいで何度痛い目にあったことかしれません。みんなだれしもそうだろうと思いますが自分が本当に痛い目に会わないと行動パターンなんてなかなか変えることが出来ないのかもしれません。
その日、タウンのいつものポイントで入っていると2人の若い日本人サーファーの男の子達がアウトに出てきました。サイズは2フィートぐらい、風も軽いオフショアでまあまあ楽しめる波でした。彼らもそれほどガツガツとせず、ドロップインなどもしないでローカル達とセッションを楽しんでいるようでした。
そこまでは良かったのですが、一人の男の子がインサイドのちょうど一番浅いところでドロップアウトしてしまい、逃げ方が分からないらしく、いきなり浅いリーフの上を歩き出してしまいました。アウトからボクは「あちゃ〜、歩くのだけはやめといたほうがええんちゃうの」と見ていましが、いきなり、その男の子はリーフの上で「イタッ」という叫び声と共に崩れてしまいました。「いわんこっちゃないがな」と独り言をつぶやきながら、あわててサーフボードにしがみつきアウトに戻ってくる男の子をよく見ていると、足の裏から黒くて細い針のようなものが何本も見えるではありませんか。さらにボクは一言「やってもうたか」。
もちろん、それはバナ(ウニ)です。ボクも何度もやられました。これが深く刺さるとその個所だけパンパンに腫れ上がってしまいいたくてかゆくてしかたがなくなってしまうんです。応急処置としては、おしっこをかけたり、お酢につけたりとアンモニア系が良いらしいのですが、あんまりこれといった効き目はありません。強いて言えばお医者さんからの抗生物質などでばい菌を散らすほかありません。あとは時間が解決してくれるだけです(しばらくするとふやけた黒い針が自然に出てきます)。
ちょっと蒼ざめた顔でアウトに戻ってきた男の子に応急処置の方法を教えてあげると、今までの楽しいセッションは忘れてしまったかのように、すぐ海から上がって行きました。たぶん、急いでトイレに行って片足立ちで狙いを定め(女の子には厳しい!?)おしっこ治療を施したんでしょう。無事に治るといいんですが…リーフの浅瀬にはホント要注意です。
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